(総括)
2月になり第一週の週末と有給を合わせて3日間八方尾根で滑りました。
3日とも前半は大回り、後半は小回りで、それぞれ板を履き替えて練習に明け暮れました。
初日は快晴で、締まったいいバーンで練習できました。
2日目は超早朝営業で、7時前から雪上に立ち、午後天候が雪になる中練習し、またプライズ検定の見学もできました。
最終日は大雪とガスの中、思い湿雪を滑り、午後帰途につきました。
現在のトレーニングは、急斜面対応に入っています。
特に小回りは、自分なりの完成を目指して試行錯誤しながらも、仕上げに近づいています。
3日間、全部雪の状況が異なったので、その日得た何らかのコツが、次の日には必ずしも通用しないことが多く、あらためてスキーとは難しいものだと実感した次第です。
(練習内容)
急斜面では特に正確な操作が必要ですが、いちいち考えている暇も無いので、正しいイメージをトレースする訓練に終始しました。
この3日間で、課題だった小回りはだいぶ見られるものになったのではないかと思います。
イメージ構築に注意したのは次の点です;
・板の前圧を失わない
・しかし過大とならないような前圧の調節
・板全体を横滑りさせるような加重による板のたわみ
・みぞおち下からの長い体軸による側圧の捉え
・懐の深いフォームによる切り替えでの吸収
(技術面)
ターンのどの局面でも、板全体で捉える意識、その中で前圧を失うことの無いように気をつけることがわたしの場合、必要だと感じています。
ただ、前圧に気をとられ、例えば「ターン前半トップから食い込ませ、後半テールで抜けていく」というようなイメージを追うと、エッジが立ちすぎて操作性が落ちるような気がします。
板全体で捉えるための前圧ロス防止、であって、決して前圧過多になってはいけません。後傾でテールだけに加重しているのが良くないのと同じです。
あとフォームは、常に次の瞬間の板に対して対応可能な姿勢にしてやる必要があります。
イメージしやすいように、板の横方向への姿勢と、上下方向への姿勢に分解して考えます。
まず板の横方向へどのような姿勢でいどむかですが、これは急斜面になると、できるだけ体全体で受け止めるように、両肩を結ぶラインの下から全部を一本の軸で傾け、向きは板に正対させるイメージです。
両肩は、ターン前半では板より内向、ターン後半には次のターン内側に向け、板より外向させるイメージです。切り替え後はそのまま次のターンの内向姿勢になります。
板の上下方向の姿勢ですが、ターン前半に捉えるために伸ばす、後半には来る圧に対応するために曲げる、という体軸の使い方をするために、懐の深い姿勢を設定します。
脚だけの伸縮では対応しにくい強い圧を、より多くの関節で受け持つようにし、ひざなどで局所的に受けて板を止めてしまう、などのミスを冒さないようにします。
次の週末もさらに自分なりの完成度を上げるよう、滑り込みをしたいと思い、八方をあとにしました。
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ドライブ | クルマ
Posted at
2017/02/09 13:22:42