
ヴォクシーについて、中身はノアでしょ、というのはその通りでしょう。
ほぼ外装と持つ雰囲気が違うだけ。(と販売店が違うくらいか)
価格設定も見事に差がない。
で、エスクァイア。
駆動系も動力性能もディメンジョンもノアそのものですが、それをもって中身はノアだと言い切れるのか、という事です。
ただ外装が違うだけのヴォクシーとノアでも、購入者は「一緒」とは思わず好みが出る。どっちでもいいや、という人は案外少ない。
どちらも売れている両車ですが、販売台数には開きがあり、人気には差があると思われます。
エスクァイアに至っては、価格も内装も違うので、もはや一緒のクルマとひとくくりにできないと思います。
その証拠に、売れに売れまくっていたノアヴォクシー以上にまたこの似たような車が売れに売れまくっている。
(3車ともに月間販売台数のベスト30に入り続けている)
エスクァイアがノアヴォクシーの顧客を奪っている風でもないところが恐ろしいところです。
でも、このような商品展開ができるのは、さすがにトヨタだからですよね。
なんといってもトヨタ全体の国内販売台数がすごすぎる。
大きさはOKなんだけど、ノアみたく落ち着いた家族向けじゃなくって、またヴォクシーみたく落ち着かない家族向け(失礼!)じゃなくって、もっとフォーマルさを高めたワンボックスがほしい。
そういうニーズ、わたしには「??」だけど存在するんですね、日本には。
欧米だと、「ワンボックス」というだけで高級ともフォーマルとも無縁な実用車。
たくさんのものを運ぶためには後部座席を無くし、人を運ぶためには座席を増やせばよい、のような車種。
「高級ワンボックス」という言葉そのものが、「豪華な粗品」のように、矛盾を含んだ言葉と受け止められているのが日本以外の感覚。
かつてハイエースに乗っておりまして、確かにワンボックスは余計な空間が多い分、過ごしやすく、ゆっくり走る分には同乗者は天国でした。
(スキーの道具としてはサイコーでした)
一方、運転手は大変・・・そりゃ同じ動力性能ならセダンやワゴンのほうが運転は楽です。
ベンツには長い間Vクラスがあって、値段はそこそこしますが高級車って感じではない。
そうはいっても、Rクラスが復活するうわさもあるし、BMWはアクティブツアラーやらグランツアラーやら出てきており、世界的にも高級ミニバンってそれなりに伸びるのかもしれませんね。
でも、ワンボックスの高級路線が日本以外で伸びるには、まだまだ時代が変わる必要があると思います。
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Posted at 2015/09/10 07:02:59 | |
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