
雪国育ちでも在住でも無い私が、ブログにするのも変な話ですが、、、
今日は、雪道の走り方(運転の仕方)について書いてみます。(;^_^A
(雪に慣れた方々には当たり前過ぎる話だと思いますが、慣れてない方々向けということでご理解下さい。)
ただし、
この話は緊急避難的に 冬装備の無い状態 で、どーしよーもなく走らざるを得ない場合の話で、出来る人は出来るし、出来ない人には逆立ちしても出来ない話が多分に含まれます。
出来ない人は絶対無理をせず、他に移動手段を確保するか、どんなに重要な用事でも諦めて(自分や他の人の命より大切なものはありません)下さい。
また、
事故ったからといって、私は一切責任を負いませんので、その点も予めご了承下さい。m(_ _)m
なお、本来、
雪道を走る場合は、チェーンやスタッドレスタイヤなどキチンとした前準備をする事が大原則ですので、考え違いをされないようお願いします。m(_ _)m
まずは、何故、私が雪道の走り方をブログにしようと思ったか…から、、、
私の住む徳島では、
冬でも雪の降ることは稀(山間部を除く)でして、ましてや
積もったりアイスバーンになることは数年に一回有るか無いかという土地柄です。
先月、久しぶりに雪が積もり(全国的な大寒波が来た時)、翌朝の道路は至るところアイスバーンになっていました。。。
雪道を走る予定や可能性の有る一部の人を除けば、
南国に属する地域に住んでいる方のほとんどはスタッドレスタイヤは勿論、チェーンすら持っていない人も居ます。恥ずかしながら私もその一人になってしまいました。(^_^;
現に、雪予報を受けて、カー用品店には客が殺到し、あっという間にチェーンやスタッドレスタイヤは売り切れてしまったようです。
まぁ、当然ですが求める人全てが購入出来るはずもありません。先に書いたように余り雪の降らない土地柄ゆえ、用品店もそれほど在庫を持って無いんです。
雪国に住まれている方からすれば、実に片腹痛い話でしょうが、こちらではそんなものです。(;^_^A
じゃあ、買えなかった人はどうしたら良いのか?
バスは運休だし、タクシーを手配出来た人はラッキー、休みを取れる人もラッキー…(ホントにラッキーかどうかは?ですが)
でも、どーしても行かないといけない用事や仕事のある人は、どーしたらいいのか…
ということで、少々、時期を逸した感も否めませんが、雪道の走り方についてブログを書いてみようと思った次第です。
随分、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
冬装備無しで雪道(アイスバーンを含む)を走るためには、
まず、自分の車の
駆動方式を頭に叩き込んでおきましょう。
方式による運転の難易度を表すと、
AWD(四輪駆動) > FF(前輪駆動) > FR(後輪駆動)
になると思います。
ただし、
パートタイムAWD(通称なんちゃって四駆)はFFと考えて下さい。(私なら
パートタイムAWDは思わぬ挙動の乱れを起こす可能性があるため、可能な場合はAWDモードをキャンセルします。)
また、
FRはドリフト走行を涼しい顔でこなせるぐらいの人でなければ、まず
走行不可能と考えた方が無難です。
駆動方式について細かく書き出すとキリが無いので、AWDとFFを基本として話を先に進めます。
全てにおいて重要な事は、
何時もより
全てにおいて各段にユックリとした(余裕を持った)動作を心掛けて下さい。
雪道を暫く走って慣れて来るとついつい忘れがちになりますが、
「氷や油の上を走っているんだ」ぐらいの意識を常に持って下さい。
では、以下に順を追って説明します。
【前準備】
《発進》
タイヤを空転させないよう発進します。
[1]
雪道用の走行モードが用意されている場合は
オンに。
[2]タイヤが空転せずに動き出した
アクセルの開け方や加速度を頭と体で記憶して下さい。
[3]どれだけ
アクセルを絞ってもタイヤが空転する場合は諦めましょう。なお、MT車の場合は2速発進も試してみましょう。
《走行・減速・停止》
どの程度タイヤがグリップするのか確認します。
[1]まずは、20~30Km/h程度の速度を目標にブレーキ操作をしてABSが動作したりタイヤが滑らずに止まれる
ブレーキの踏み方や踏力、距離を把握しましょう。(
ABSが動作すると逆に制動距離が伸びる場合があります。)
[2]
アクセル操作、ハンドル操作に対してタイヤが空転したり滑ったりしない操作範囲を把握しましょう。
※雪に不慣れな地域では、車の流れが悪くなり、出せても20~30Km/hの速度域が中心となるため、その速度でのブレーキ確認を優先しています。周りの安全が確保できるなら速度を上げて確認することをお薦めします。
※AT車で
マニュアル操作が出来ない車種の場合は、
Dレンジでは無く2または3速レンジで走行しましょう。
【本格走行】
《走行》
走行の準備段階で
記憶した速度と制動距離の関係を念頭に、更に余裕をみた車間距離を取り走行します。 常にタイヤの
接地感や路面状態の変化など五感を研ぎ澄まして走行しましょう。
[1]前車との車間距離やブレーキランプを見る事も重要ですが、
出来るだけ先の車の流れがどうなのかを見ましょう。
[2]
前走車よりも先の車が減速しているなら、自分も迷わず減速します。
[3]また、
信号を読んで早めの減速・停止を心掛けましょう。(信号の読み方については別途ブログにしようと思いますが、分からない方は一先ずスルーして下さい。)
《減速・停止》
可能な限り
フットブレーキは使わずに減速し、
最後の最後にフットブレーキで止まるイメージです。
[1]若干、車間距離が縮まった場合は、アクセルを戻して
エンジンブレーキで減速。
[2]普通だとフットブレーキを使うような場合は、
シフトダウンしてエンジンブレーキで減速。
[2-1]
MT車の場合、ギアを飛ばしてシフトダウン(4→2速など)しても構いませんが、
回転数はキチンと合わせ、急激に減速しないようアクセルをユックリ戻しましょう。
[2-2]
AT車でもマニュアル(パドルやシフトレバー)操作が出来る車種はシフトダウン時に積極的に利用しましょう。
[3]接地感を感じながら、挙動を乱さないようにフットブレーキをジワッと踏んで停止します。
※
発進や走行に関してはFFよりAWDの方が容易ですが、停止に関してはAWDもFFも同じです!思い違いの無いようご注意を。
※
坂路では出来る限り
停止しないよう努めて下さい。最悪の場合、発進の際に前へ進まず滑って後退する可能性があります。周囲のヒンシュクを買うかもしれませんが、平坦な所で停止し、道が空いた段階で一気(スピードを出してという意味ではありません)に走り抜けて下さい。
【危険予測】
もてる限りの経験や知識を総動員して
危険予測運転(かもしれない運転)を心掛けましょう。(
だろう運転しか出来ない方や危険予測運転の分からない方は絶対、運転しないで下さい。)
例えば…
[1]信号の無い脇道や沿線沿いから
本線へ入って来る車のフロントタイヤが滑って自分の方にはみ出して来るかもしれません。
[2]
二輪車や自転車は滑って転けるかもしれません。
[3]歩道を走っていた
自転車が急に車道へ出て来たり、その弾みで滑って転けるかもしれません。
[4]
歩行者が滑って車道側に転けるかもしれません。
などなど。。。
【肝に銘じておくべきこと】
[1]雪道では
車を動かすことよりも止めることの方が格段に高度な運転技術を要します!
[2]もし
滑ってしまったとしても急のつく操作は厳禁です!(より状況を悪化させる可能性が大!)
[3]水は
0度から氷始めるのでは無く、+3度辺りから氷始めます!車にもよりますが外気温が+3度になると注意を促すメッセージが表示されるのはこのためです。
[4]路面が濡れていて
外気温が+3度から低下していく傾向にある場合は、路面が凍結する可能性があるため、常に路面の状態に注意して走行しましょう!夜間は特に分かりにくくなりますが、
ライトの光に対して路面がキラキラ光るように見えた場合は凍結の可能性大です。速やかに雪道走行モードに頭を切り替えましょう!
[4]余計な準備も含めて、いつも以上に
目的地まで時間が掛かります。いつもより早め(例えば30分とか)では無く、思い切って1~2時間以上前から行動を始めましょう!
ということで、文章ばかりで長々と綴って来ましたが、ここで書いた内容は、
冬装備をした車にも有効なものです。
特に
スタッドレスタイヤは、それぞれの製品で
得意とする分野(氷結路、氷雪路、雪道などなど)が異なります。乱暴な言い方かもしれませんが、
サマータイヤよりは走り易い、止まり易いというだけで、絶対はあり得ないんです。(なので、スタッドレスタイヤを履いていてもダメな時はチェーンを装着しますよね?)
冬装備をしている方も、他人事と楽観せずに事故の無いよう無事に越冬しましょう。(^_-)-☆
ちなみに、余談ですが・・・
先日の大雪の際、私はと言うと、、、
出勤時間(6時過ぎに自宅を出発)が早く、他車が少なかったことも手伝って、普段25分程度の通勤を40分程度で無事終える事が出来ました。C=(^◇^ ; ホッ!
しかし、今回はつくづく
スバルのAWDの凄さと言うか、
我がS4の頼もしさに感心してしまいましたよ。( ̄ー ̄)ニヤリッ
ここまで、経験と知識を基に可能な限りまとめてみたつもりですが、不足があったらごめんなさい。
もし、お気づきの点があれば、コメントなど頂けると有り難いです。(*^_^*)
あと、最後になりましたが、トップの写真は先日大雪が降った時の写真で、お友達の「いさっち」さんから拝借したものです。
ではまた。