温風が出ないのでサーモスタット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
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去年から何故か、運転席側の吹き出し口から冷風しか出ず、助手席側からのみ温風が出るようになりました。それでも長い間走っていると、偶に温風が運転席側からも出るようになったりでした。
今年も同じ状態だったのですが、助手席側から温風が出るからいいかと我慢していましたが、ある日突然全口から冷風しか出てこなくなりました。ネットで調べると、
1.ゴルフ2の持病の温風/冷風切り替えのフラップのスポンジが剥がれて、冷風に温風が負けている。
2.サーモスタットの故障でオーバークール状態
とのことでした。1はこの車を購入した6年前に実施済みなので可能性が低い。2を疑って、水温計の上昇具合を確認したら、なかなか上がらないのを確認。これはサーモスタットに間違いない!!
11月の3連休で修理をすることを考え、ヤフオクでサーモスタットとそのフラン時を購入しました。部品の到着は11/24日予定。よし、それでは22日は分解し(23日は名古屋遠征なので)、24日の荷物到着を待って完成へとの計画でいざ!!
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色々な方のブログやHPを参照にしました。ありがとうございます。
日本車はサーモスタット交換は簡単らしいですが、この車はパワステポンプの下にあるので、パワステポンプを外して移動させる必要があります。右前タイヤを外して(写真を撮り忘れたけど)まずはベルトカバーを外します。これはネジ2本で簡単。次にいよいよパワステポンプの外しになります。
1.パワステベルのプーリー付近にあるベルトのテンション用のネジ(かな?)を外します。外側から見える長いネジを外します。その後そのネジが止まっていたナット付きのフランジを外します。これは、フランジが固定されているプレートの裏側にナットで止まっているので、ナットを外すことで着脱出来ます。外してから気付きましたが、長いネジは外す必要が無く
ナット付きのフランジを外すと一緒についてきました。
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2.パワステポンプの本体を外します。写真の番号の通りに外していきます。参考にしたブログでは2→1→3の順でしたが、私の場合は
工具が悪いのか、2を外そうとしたら1のネジ頭が邪魔でレンチが入らなかったので、この写真の順に外しました。
とにかく堅いので、苦労しました。疲れて力が連続して掛けられないのでレンチをナットに掛けたまま一息しているとレンチが落下してきて
眼鏡に直撃! 眼鏡のレンズにキズが付いてしまいました・・・。
ゴーグル(安全眼鏡)はこんな時に要るのですね・・・。
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3.次にパワステポンプのフロント側についているネジを外します。
これは2で外した部分よりフロント側且つ、エンジンルームの中間側にあります。ここでの注意はL=140mmのネジが「コ」の字のフランジを
貫通して固定されています。それを知らずに片側のナットを外そうとして、空回りばかりして時間を食いました。それと経年のサビや汚れで固まっているので、ナットを外してそこからペンチ等でボルトを叩かないと外れてこないと思います。
また組み立ての際に、このネジを入れることがとても大変でした。
ネジの外形はM8(H=13)のネジです。ナット側のフランジの穴径は恐らく8.5mm程度です。ネジ穴を確認しながらネジを入れることが出来る環境では、この程度のクリアランスで十分ですが、この作業は手探り状態で行う且つ、なかなかネジ穴がフランジを合わないので、ネジをネジ頭側から挿入して、ナット側のネジ穴に通すことがなかなか出来ませんでした。1時間程度格闘した挙句に諦めました。
自転車でホームセンターに走って、1サイズ下のM6(H=10)のネジを購入して、それで固定しました。多少クリアランスが大きくなっても固定されたら一緒でしょ?との考えでOKとします。
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4.パワステポンプを外す(そのままではポンプに接続しているパイプに負荷がかかるので、針金でシャシーに吊るします)と、サーモスタットのフランジが見えてきます。2か所のネジで固定されているので外します。この時、冷却水がこぼれてきますので注意。又、この後フランジを外すのですが、その際にパイプ用のクリップを外すことで苦労しました。クリップをずらしたいのですが、動かないのです。これも随分と格闘しましたが、結局はパイプに55-6をスプレーして滑りやすくして
何とか対処しました。
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5.いきなりサーモスタットが外れています。ここは冷却水が溢れだすので、それのキャッチのみ気をつけます。
今日の作業はここま。所要4時間でした。
ヤフオクで注文したサーモスタットとフランジが今日の夕方に届きます。明日は所要で名古屋へ行くので明後日再開です!
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6.ところが・・・。夕方に届く予定だった荷物がなかなか届かないので、丁度配達に来られた郵便局の方に確認したら、定型外郵便なのでわざわざ調べてくれて、火曜日着になるとの連絡。恐らく荷物は明日(日曜日)の朝に富山に入るが、私の住んでいる町の郵便局に届くのは火曜日になるとのことです。月曜日は祝日なので配達しないらしいです。「それは困ります。3連休で車を修理しないと週明けに会社に行けない云々」と泣きを入れると、富山県の郵便の最初の収集場所の富山西インター付近にある収集場の職員にお願いしていただき、荷物が届いたら避けてもらい、直接取りに行くことにしてもらいました。
郵便局さん感謝です。
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7.郵便局さんの助けをかりて、名古屋の帰りに荷物をゲット!
月曜日に早速組み立て開始です。
先に、3の項目で書いた通り、ネジの貫通でかなり苦労して、再びホースクリップで多少苦労して、ようやく完成!!!
冷却水パイプを揉んで空気を抜きながら、冷却水を足して・・・さぁ!エンジン始動!!!
しかし、温風は出てきません・・・。水温計も前と変わらず(と言うか寒いからそもそもあまり上がらないのか??)
色々考えた挙句、当初もっとも怪しい(だけど修理済み)温風/冷風切り替えのフラップのスポンジかと考え、何度か実行した作業でフレッシュエアーボックスに辿り着くと・・・やはりそうでした!貼り直したスポンジが冷風側のフラップ部分が剥がれていて、冷風がバンバン入ってきています。どうやら、前回の貼り直し時に元々の古い接着剤を除去せずの新しいスポンジを貼ったことが原因かと。仕方なくスポンジを剥がして、接着剤をきれいに取ることに。アルコールでゴシゴシとしていると「カチッ」と音がして、冷風側のフラップが奥に行きました。
気にせず作業をして再度スポンジを貼って、空調コントロールレバーでフラップを元の位置に戻して・・・あれ?レバーが途中迄しか動かない。フラップが何かと干渉して途中で止まったのかと思って色々みましたが、何も干渉していない。どうやら先程の「カチッ」の音がギヤが一段か二段ずれてしまって、デフォルトの位置がずれたと思われます。冷風のフラップが途中で止まるので、冷風がバンバン入ってきて
しまう状態は変わりません。何とも情けない二次被害でこれ以上は
フレッシュエアーボックスを取りださないとダメなようです。
辺りは暗くなって、今日はこれ以上作業は無理。しばらく更に寒くなった環境で耐えるしかないようです。
郵便局さんごめんなさい。あなた方の好意が実を結ぶことはありませんでした。
今回の出資
・サーモスタット:2250円(ヤフオク)
・フランジ:790円(ヤフオク)
・送料:600円
・冷却水:2100円(5L+2L)
・M6×140ネジとナット:200円程度
・眼鏡レンズ交換:7560円
計:13500円
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