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イイね!
2018年04月23日

ロータリージャンキー、迷走する

皆さんこんばんは。やっと忙しさも落ち着き始めてそろそろ車にかかりたいのですがかかるお金がなくて血涙流してたロータリージャンキーです。


最近は暑くなりましたね。我がエイトはエアコンレス、つまり夏場に乗るということは人間バーベキューしてるようなもの、人にとって熱というのは過酷ですがロータリーにとっても同じこと。つまり私はロータリーの気持ちになって夏を乗り越えて、ロータリージャンキーに磨きをかけるのです(錯乱)

ロータリーの気持ちになるですよ(白目)

そして、今回は過酷な環境で果たして今のオイルはどうなのかと考えておりました。

ロータリー乗りの間でオイルの話はタブー、きのこたけのこ論争よろしくロータリー乗りの間で鉱物油と合成油のどちらが良いかと長年の戦争(?)が起きておりましたね。

俺が長くロータリー乗りの経験からして言わせてもらうと




どっちでも良いじゃん!ドーン!!!!

いやまあ、正直なところどちらも一長一短ありますからね。適材適所、自分がどちらにあってるかとこだわりだと思います。



















個人的に思うおすすめオイル、古今東西沢山ありますがこれは議論するつもりはないので自分が過去に使ってきたオイルでオススメをば、書きましょう。


鉱物油では、ケンドール、バルボリン、sunoco、gulfあたりでしょうか。特にケンドールとバルボリンは鉱物油の中では値段、性能共にオススメのコスパです。個人的にですがロータリーには最低でも40以上の粘度指数がいいかなと思います。街乗り、サーキット問わずです。自分としてはオメガのG1とか使ってみたいですが高いしドラム缶でしか見たことないしで手が出ないのです。

こればっかりは純正で十分だとか、意見もあるから聞き流して貰えればなと思います。

合成油では、gulfのREスペシャル、sunocoのburilシリーズ、出光USAのロータリーレーシングあたりでしょうか。それ以外は使ったこともないから分かりませんが、この辺は使ってて無難で一番安パイなところでしょうか。あとはワコーズとかも結構聞きますよね。

他のロータリー乗りの人によって色々変わるので色んな意見を聞いてみて、しっくりくるオイルを見つけたいですね。



そして話が変わりますがマフラーが欲しい、odula、フジタ、HKSのマフラーが欲しいです。誰かRE雨宮のドルフィンテールと交換してくれる人がどこかにいないものですかね。8乗りの知り合いが多ければ聞けるんですが中々ロータリー乗り自体少なくて悶々としてます。。誰かマフラープリーズしてくれないかなぁ。

では、さよならさよならさよなら!


ブログ一覧 | 日記
Posted at 2018/04/23 03:12:55

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この記事へのコメント

2018年4月23日 6:22
エンジンオイル・・・

私の通ってるRPMではオメガG1の鉱物油がオススメと言われ・・・ドラム缶買ってオイル交換してます(゜◇゜)ゞ


宮城県まで遠いから・・・(汗)



昔は最初にカストロールRS入れてました・・・


その次はトラストF2


フルタービンにしてからはオメガG1です(゜◇゜)ゞ


ショップオススメのエンジンオイルです(゜◇゜)ゞ


何が良いかはわかりません(゜◇゜)ゞ



交換サイクルは3ヶ月にオイル交換します(゜◇゜)ゞ





コメントへの返答
2018年4月23日 17:47
うーむ、オイルって通うショップでもまちまちで何が正しいかわかんないですよねー、俺はどちらでも使用は可能ではありますが、成分とかも結構気にして使うようにしてます。

あとは普段から乗る分3000km以内でエレメントも毎回交換してます!
2018年4月23日 8:58
オイル管理は神経使うポイントですね

・・・と言いつつも純正の
それも5w-30とか入れてる私ですが、

上まで回す頻度が高いと、
もっと硬めじゃないと・・
とも思いますね。

それでいて、
オイルの銘柄に関しては
全然詳しくないという(;´д`)
コメントへの返答
2018年4月23日 18:04
オイルの選択は特に夏場で神経使いますよね。油圧と油温の幅見て早めに交換しちゃいますね。

ある程度なら大丈夫だとは思いますが、長い目で見るなら硬めの方が圧縮も落ちにくいですからね。

オイルは銘柄より成分と粘度とこまめなメンテなので神経質になる必要はないと思いますよ!ホームセンターに売ってるバルボリンの鉱物油とかでもこまめに交換してれば全然ですよ!
2018年4月23日 9:32
http://www.sanai-d.com/article/13655642.html


↑↑↑↑↑↑こんなの出てましたけど・・・・


http://recharge.jp/blog/?p=281

↑↑↑↑↑↑こんなのも・・・・


何が良くて何が悪いのかは長くロータリー弄ってる人が分かるのかも・・・


オイル良くても・・・バランス崩れてたり・・・乗り方悪かったり・・・エンジン壊れるのは・・・オイルだけじゃないし・・・


私は自分の不注意でエンジン壊してばかりです・・・


ロータリーにポリマー系オイルは駄目らしいです(゜◇゜)ゞ
コメントへの返答
2018年4月23日 18:07
オイルは少なくともノンポリマーとは言いますしね。そこまで神経質になって見る必要ないでしょうが難しいところです。うむむ。
2018年4月23日 15:51
これも↓↓↓ロータリーに良いとか・・・



 USパラフィン 鉱物油  フィリップス66 シールドクラッシック 強力な油膜 焼付防止 アメ車 ターボ L型 RX-7 RX-8



☆パラフィンとは…     

パラフィン系ベースオイル、素材が違います!!

潤滑油の性能は、その原産国で性能が違うのはご存知でしたか!?



・北米産 パラフィン系(フィリップスグループ 76ルブリカンツ 北米 テキサス原油)    

・中近東産 ナフテン系(国内で市販されているオイルの90%以上)

世界のオイル供給量の95%は「ナフテン系」、5%以下が「パラフィン系」です。


○ナフテン系と◎パラフィン系では、その分子構造が違います。

・◎パラフィン系・・・不純物をほとんど含んでおらず、分子構造は安定。(鎖状配列)          

粘着性、耐熱性等、比類の無い特性を持ち高い潤滑性能。


・○ナフテン系・・・硫黄等の不純物が多く含まれ、分子構造がもろい。(環状配列)          

劣化しやすく、潤滑性能も低い。

パラフィン系ベースオイルは、炭素と水素の結合状態が安定していて、熱によって容易に分解しません。

油膜の保持は、オイルの性能の中でもっとも重要です。 油膜が金属面に十分付着し、かつ分子と分子が十分な表面張力を持ち続ける働きが完全であれば、エンジンやミッションの摩擦は減少されます。 摩擦が減ると燃費にも良い影響を与えます。 ガソリン価格急騰の時代には、まさに最適です。  



☆☆フィリップス66グループ  シールドクラッシック 20W-50のオイル〕と国内精製メーカー品(スタンド系・メーカー純正指定・海外メーカーOEM品)との決定的な違いは『素材の違い』。

◎◎国内精製オイルに混在する危険性◎◎ 

そもそもアメリカ原産油と国内精製油との決定的な違いは‥‥

国内石油精製メーカー品(スタンド系・純正系 海外メーカーOEM品 など)の中には 

一度使用して役割を終えたはずの”廃油”を再度精製し、添加剤や増粘剤を配合して生まれる『リサイクルオイル』が存在混入しています。

資源の乏しい我が国 日本では当たり前の様に使用されており、しかも見分けのつきません (リサイクルであることを表記する必要が無い法制度) 

現状、国内メーカー産オイルには当然の様に使用されていますが、◎当出品商品はアメリカがアメリカ国内原油を精製し製品化しています。

原油よりガソリンを精製後 副産物である潤滑油はヴァージンオイルが当たり前であり、そもそも廃油を惜しむ必要がないためです。

付け足しましてリサイクルオイルを見つけ出す 目安は ●妙にオイル量が減る ●オイル交換したにもかかわらずトルク感が乏しくなるのが早い傾向があります

理由はエンジンオイルはオイルパン内で100℃から120℃約5000キロほど加熱や加圧にさらされる過程で

分子レベルまで分離します それを再利用しようと言うのですから 安くて当然といえます。

 

コメントへの返答
2018年4月23日 18:10
鉱物油ならケンドールが一番安定でした、鉱物油系はアメ車によく使うから粘度的にも成分的にもパラフィン系で硬めのやつ多くていいですね。難点は入手が少々手間であることですかね。



しかし説明が長い、、、
2018年4月23日 18:06
説明文の長さに

ビビりますた(^o^;)
コメントへの返答
2018年4月23日 18:11
説明なんてみんなアピールするために長々書くから長いの多いですよね!
2018年4月23日 18:18
サンアイワークスさんの考えです・・・読んで下さい😅
↓↓↓↓↓↓↓↓

ロータリーエンジンの圧縮率はエンジンオイルで決まる!
ロータリー車に乗っていると気になるのが・・・



エンジンの圧縮  です。



このエンジンの圧縮が気になるのは、多くのロータリーユーザーの方々が

“圧縮が低い=エンジンが終わっている” ということを知っているからでしょう。



さて、ここからは、圧縮のことやロータリーエンジンにとって

エンジンオイルはどんな役割を果たしているのか?などを解説していきます。



engineoil01.gif

エンジンオイルと言うと、多くの方々は「潤滑をする」という

イメージが強いと思います。



しかし、ロータリーエンジンにとってのエンジンオイルの役割は、

「潤滑」という役割よりも、大きな役割があります。



その役割は、大きく2つあり・・・



1つ目がエンジンの熱を吸収して冷却させている
2つ目が燃焼室内部のすき間を埋めて圧縮漏れをふせいでいる


の以上です。



 では、1つ目の・・・

「エンジンの熱を吸収して冷却させている」という冷却について解説しましょう。



まず、オイルエレメントでろ過されたエンジンオイルは、

前後のハウジングに送られて、ローターを回転させている

エキセントリックシャフトの内部にあるオイル通路へと入っていきます。

exen01.jpg

このエキセントリックシャフトに入ったオイルは、

三角型のローターに圧入されたローターベアリングを潤滑させながら

ローター内部にある大小9個の部屋に入って、ローターを冷却させています。



要するに、エンジンの中心部の冷却はエンジンオイルだけで行っているわけで、

(冷却水は、エンジン中心部には入りません)

ここでの大きな役割は、エンジンの熱を吸収するという冷却と言うことです。



 さて、次に2番目の・・・・

「エンジンの燃焼室内部のすき間を埋めて圧縮漏れをふせいでいる」についてです。



ロータリーエンジンがレシプロエンジンと決定的に違う1つは、

“燃焼室にエンジンオイルが直接噴射している”ということです。



この燃焼室に送られるエンジンオイルは「メタリングオイルポンプ」という、

オイルポンプによってエンジン回転や負荷に合わせて、

オイルノズルから燃焼室に噴射さることで、



ローターハウジングの内壁と、ローターの側面にある凹み部分の燃焼室と

アペックスシールに付着して密閉させることで「すき間」を埋めて

混合気(空気と燃料が混ざった気体)が圧縮される際に

漏れ出ないようにしているのです!

rotar_kaisetsu.jpg

      下手な手書き図でスミマセン(汗)



このように、ロータリーエンジンにとってエンジオイルに求められる働きは

冷却、圧縮を漏らさないという「密閉力」ということです。



engineoil02.gif



 エンジンオイルは「星の数ほど」と言えるぐらい、沢山販売されています。

そして、どれを見ても“似たり寄ったりの宣伝文句”で

ユーザーとしては、一体どれを使用したら良いのか悩みます。



特に「特殊」と言われているロータリーエンジンに乗っている方々は

エンジンオイル選びをどうしたら良いのか?分からないことと思います。



そんな沢山あるエンジンオイルですが、

ロータリーエンジンがエンジンオイルに求める役割は

「冷却と密閉力」の2つであると、先ほど話をしました。



では、冷却力と密閉力が優れているオイルなどあるのでしょうか?



ここでは、様々な種類があるエンジンオイルについて解説しながら

もう一歩踏み込んだ、オイルの話をします。



 さて、現在主流になっているのが「化学合成油」という

化学的に作り出したエンジンオイルです。



この化学合成油、どこのメーカーも・・・



「冷却に優れている、高温時でも耐久性がある、エンジンをクリーンに保つ洗浄力が強い

 オイル劣化の進行速度が穏やか、油膜切れを起こさない!」などと提言しています。



では、本当にそうなのでしょうか?



そもそも、エンジンオイルというのは「パラフィン系基油」という

アメリカなどでエンジンオイルのために採取されていた基油が元になり

作られていました。(これが鉱物油です。)



しかし、この採取量が、ある時期から非常に少なくなってしまい

そこで、石油メーカーが化学者達に研究をさせて、このパラフィン系基油に似た

オイルを化学的に作れるようにしたことが、化学合成油の始まりです。



化学合成油の基油は、様々ありますが基本的には同じで・・・



石油原油を蒸留して「ナフサ」という沸点範囲が広いガソリンを取り出し

それを更に化学的に分解したり合成したりして分子構造等を整え

成分的に安定した品質の基油を作っているのです。



この化学的に作り出した化学合成油の基油の特徴は、

“全く粘度が無く、分子構造が非常に細かい”ということです。



この化学合成油の基油の特徴が、実は、非常に重要なので

覚えておいてください!



 これに対して・・・、鉱物油の基油の特徴は

“粘度が有り、 分子構造が大きい”ということです。



何で、ここで化学合成油と鉱物油の基油の特徴を言ったかと言うと

この基油の特徴こそが、冷却力と密閉力を左右しているからです。



実は、この特徴のうち「分子の大きさ」の方が、特に冷却力と密閉力に直結しています。



まず、現代は「ナノ分子」などという非常に細かい分子をもったものが

珍重されていますが・・・、



現代の高性能で高出力なエンジンにとって、

分子が細かいエンジンオイルは大きなマイナス点です。



と言うのは・・・、

分子が細かくても、大きくてもエンジンオイルにとって大切な「油膜」は作れますが、



分子が細かい場合は、小さな分子同士が手をつないで膜となるので

分子と分子の間にできる「すき間」があまりないので、

オイル自体に熱を持った時、放熱性に欠けます。(化学合成油)



逆に、分子が大きいと、分子同士が手をつないだ際

分子と分子の間にできる「すき間」も大きいので、

熱を持った時に放熱性に優れています。(鉱物油)



また、下手な手書きの図で恐縮ですが、

この分子の大きさの違いによる放熱性につてカンタンに図にしてみました。

oilbunshi.jpg

下手な図で申し訳ないのですが、化学合成油と鉱物油の

分子の大きさと、すき間の違いをお分かりいただけたでしょうか?



お分かりいただけたところで、実は、この分子の大きさの差によって

生じるもう1つの問題があります。



それは、膜の強さです!



膜を作る際、分子と分子がつながりあって膜を形成させますが

分子同士がくっついてくれるのは、分子から腕のようにものが出て

その腕を組むことによって膜が出来上がります。



これは、分子の大きさに関係なく同じですが、

ただし、分子の大きさによって膜の強度が変わります。



分子が小さい場合は、分子からでる腕も小さく非力です。

これに対して、分子が大きいと腕も太く力もあります。



力が小さいのと大きいのでは、当然、膜の強度も変わります。

膜に何らかの負担がかかった場合、力がある方が耐久力もあります!



エンジンオイルならば、熱と言う負担が油膜にかかった場合、

分子が大きい方が有利です。



こういった違いもあります。



いずれにしても、エンジンオイルは熱との戦いが全ての役割に影響を及ぼすのです。

だから、放熱は、繰り返し熱を吸収するエンジンオイルにとってとても大切です。



また、ロータリーエンジンはレシプロとは違う、

中心部はエンジンオイルのみによる冷却で、外周は冷却水のみで冷却

といった、分離型の冷却方法なので、



エンジンオイルと冷却水に求められる役割は、レシプロよりも大きいのです。



更には、エンジンオイルに絞って言えば

燃焼室に直接噴射することで、燃焼室内のすき間を埋めて

“圧縮漏れをふせぐ”という大役もこなさなくてはなりません。



オイルという物は、どんなオイルでも“高温になると劣化する物”で

高温になったオイルは、その役割も果たせなくなります。



ですから、冷却力と密閉力がレシプロ以上に求められる

ロータリーエンジンにおけるエンジンオイルは、

放熱でき、高温に対する耐久力のあるオイルである必要があるのです。



以上のことを考えると、分子が細かい化学合成油を使うのは

特に高温なロータリーエンジンの場合、非常に危険と言えます。



全部が全部の化学合成油を否定するつもりはありませんし

中には、熱の耐久力がある化学合成油もあります。



しかし、「ただ主流で使われているオイルだから」という何の根拠もなく

「みんなが使っているから大丈夫」といった非常に日本人的な発想だけで使うことは、



多くの場合・・・



“エンジンが壊れないか心配しながらエンジンにダメージを与えている”

といった、自虐的行為に近いことになります。



engineoil03.gif



ここまで読まれた方なら・・・

これまでは、なじみが薄かった「鉱物油」について少し興味が出てきたことと思います。



また、「化学合成油」と「鉱物油」は一体何が違うのか?

よく分からない方も多いことと思います。



その違いは、ここまでの解説で・・・、



化学合成油は分子が小さく、鉱物油は分子が大きいく

分子の大きさが放熱性を左右させて、オイル自体の温度を決めている!



という事が、すでに分かって頂けたかと思います。



では、、もう1つの違いであって

“化学合成油の基油には粘度が全く無く、鉱物油の基油は粘度が有る”



この違いについて解説します。



まず、オイルの粘度ですが、現在、販売されているほとんどのオイルは

「15W-50」などマルチグレードと言われている、

一年中どんな気候でも対応可能なオイルが販売されています。



また、この表記をできるのは、ある一定のテストをクリアした物だけです。



しかし、現実的には、同じグレードのオイルだとしても

オイル温度の上昇率や、熱に対する耐久性など、製品によってマチマチです。



しかも、「販売価格が高いオイルが温度に対する耐久性が優れている」と

いうこともなく、販売価格が高い高級オイルでもオイル温度の上昇率が

激しかったり、高温に対する耐久率が低いオイルは沢山あるのが、実際のところです。



では、何で同じグレードなのに、そんなに製品によってバラつきがるのでしょうか?



それは、まずは温度の上昇率に関しては、前の章で話したとおり

分子の大きさの違いが、大きな原因です。



中には「化学合成油は、一度、温度を持つと、なかなか下がらない」と

聞いたことがある方もいると思いますが、この原因は、

分子の大きさによることです。



このように分子の大きさは放熱を左右するので

ひいては「冷却力」も左右することになりますが、



実は、基油の粘度具合も冷却に影響を及ぼします!



まず・・・、



エンジンという機械は、金属製でしかも非常に高温になる部品です。

そんな金属製の高温な機械を常にスムーズに稼動させることができるのは

エンジンオイルによる力が大きいのです。



何で、エンジンオイルが、こんな過酷な機械をサポートできるのかは

エンジンオイルに粘り気があるからこそ、エンジンを守れるのです。



オイルに粘りが無かったら、高温になるエンジンの金属に

油膜を作る、潤滑する、などの最もオイルにとって重要な仕事ができません。



だから、エンジンオイルにとって「粘り気」は非常に大切なもの。



しかし、化学合成油の基油は、この大切な粘り気が全く無いので粘り気を出すために

金属をサビから守ったり、金属の汚れを落とす洗浄などを行う

“粘り気が強い添加剤”を大量に調合することで、粘度を作り出しているのです。



その化学合成油に混ざっている添加剤の量は、オイルにもよりますが

おおよそ・・・基油が30%、添加剤が70%というほどで

“化学合成油はの実態は、ほとんどが添加剤”というほどです。



これに対して、鉱物油は、もともと基油に粘りがあるので

これもまた、オイルによって配合量に違いはありますが、

おおよそ・・・基油が70%、添加剤が30%で、真逆とも言える配合量です。



この添加剤も、かなりの種類があり、添加剤なくして

エンジンオイルを作ることは出来ないほどの存在です。



そんな重要な添加剤ですが・・・、



添加剤の主成分は、化学合成油と同じ「エチレン系」と言われる、

ビニール袋=ポリエチンレンと同じ主成分のものを化学的に合成して

作られた、高分子なものなのです。



重要ポイントなので、おもう一度言いますが・・・



化学合成油は、ビニール袋=ポリエチレンと同じ主成分のものを

化学的に合成して作られたもの。



なんで、2回も言ったのかは、



ビニールを燃やすと、どんな風になるかご存知ですか?

(ご存知の方は多いと思いますが・・・)



答えは、黒い煙が出てきて、化学的な臭いが鼻をつきます。

そして「黒い煙」が出終わって燃えつきると黒いススのようなものが

燃えカス?として残ります。



この黒いススがポイントです。



実は、エチレン系を主成分としている化学合成油が、

熱を吸収して高温になったとき「スラッジ」と呼ばれる

黒いススのような物質が発生します。



ビニールの燃えた時にでる黒いススとは、少し成分は違うでしょうが

いずれにしても、エチレン系が高温になった時に発生する

黒い物質が「スラッジ」なのです。



このスラッジの発生は、私たちのテストでは、オイルによって少し差はありますが、

化学合成油の場合、油温約110℃前後で発生します。



110℃前後でスラッジが発生するということは、日常的に乗っていても、

少し負担がかかると、ロータローエンジンの場合はこの程度の温度になるので、

化学合成油の場合、スラッジの発生は普通に乗っていても十分に発生してしまいます。



オイル交換をするとき、まず、それまで使っていたオイルを抜きますが、

そのオイルは、ほとんどの場合、真っ黒です!



「廃油が真っ黒なのは、当たり前!」とお思いの方もいるでしょうが、

オイルが黒くしている原因の1つは、このスラッジによるものです。



また、このスラッジの発生率は、オイルによって多かったり

少なかったりするので、廃油の黒さは、実は、かなりマチマチです。



と・・、少々余談になてしまいましたが・・・



このスラッジは、オイルの耐久性が無くなったからできてしまった物質です。



要するに、カンタンに言うと、そもそもの成分が熱によって破壊され

違う物質になってしまったものだからです。



なので、オイルの中にスラッジが沢山発生してしまうと、

オイルの役割を果たせなくなってしまいます。



また、ロータリーエンジンはエンジンオイルが燃焼室に噴射して

ローターハウジングの内壁やローターの燃焼室に付着し、

圧縮された混合気と一緒に燃えて無くなるので、



どのようなオイルを使っても、ある程度オイルの燃えカスが

ローターなどに付着してしまいますが、



そもそもスラッジを多く含んだオイルが燃焼室に噴射して燃えれば

燃えカスは通常より多く付着してしまい、



その結果・・・、



燃えカスが膜を張ったようになり、保温状態になり冷却効果の

妨げとなってしまいます。



また、燃えカスの付着は、燃焼室の壁がボコボコになってしまうので

エンジンオイルの付着が均等に付着できなかったりして

圧縮漏れの原因になってしまいます。

rotar01.png

スラッジが沢山付着して圧縮漏れを起こしてしまったローター



このように「エチレン系のかたまり」といった化学合成油は、

全て悪いワケではありませんが、



オイルの粘度を出すために、添加剤を大量に配合していることが原因となって

スラッジが発生してしまい、冷却効果、圧縮漏れといった困ったトラブルを

招いてしまうことが多いので要注意です。



もちろん、鉱物油にもエチレン系の添加剤が配合されていますが、

基本的に絶対量が全く違い、全体の3割程度なのでスラッジの発生量は、

エチレン100%のような化学合成油より少ないのは当然です。



尚、鉱物油も様々あるので、市販されている全ての鉱物油が

良いわけではないことを補足しておきます。



engineoil04.gif

さて、長くなってしまったので、このページのまとめを最後にします。



まず、みなさんが気にしている、エンジンの圧縮ですが、よく言われるのが

「アペックスシールの磨耗による圧縮漏れ」ということで、

確かにシール類が磨耗して圧縮漏れを起こしてしまっているケースもあります。



ただ、このシール類の磨耗も「ロ-タリーエンジンは高温である」という特質に合った

エンジンオイルを使用していれば、かなり軽減されます。



それは、スラッジが発生しやすいエンジンオイルを使っていれば

ロータリーの場合、燃焼室にエンジンオイルが噴射され、その結果、

燃焼室の壁にスラッジが付着してボコボコになり、密閉力が失われる。



また、スラッジの発生は、オイルが劣化している証拠ですがら、

当然、潤滑力も欠けているから、アペックスシールの磨耗も防げない。



以上の点からも、ロータリーにおけるエンジンオイルの役割は重要で

選択もきちんとしないと、エンジンブローへめざしているようなことになってしまいます。



それでは、ここまでのまとめです。



1、エンジンオイルの耐久性は、エンジンオイルの分子の大きさで変わる

2、ビニールと同じ主成分の多くのエチレン系の化学合成油は、
  温度上昇と共にスラッジが発生する

3、エンジンの圧縮を漏らさないようにしているのは、エンジンオイル

4、スラッジの発生は、冷却効果の妨げになる

5、スラッジの発生したオイルは、劣化していてオイルの役割を果たせない



以上ですが、いずれにしてもエンジンオイルを適当に選択して使用することは

実は、かなりの危険行為であることを忘れないでください!

コメントへの返答
2018年4月23日 18:30
な、長い、実はこれはもう過去に見て既に勉強してあるやつだったりします


まあ圧縮保持のために粘度硬めにしてるってのは確かにありますよね。硬めの粘度にしててOH十万キロ以下でしたことはないですしね。

しかしスクロールするのが大変だ、、笑笑
2018年4月23日 21:07
このページ、やたら縦に長い(笑)

ぱっと見、コピペ荒らし的なものかと思ってしまいました。
(;^_^A

マフラー。どこかで安くGET出来れば
いいんですけどね・・・

それか、私の様に
物々交換で欲しいものと交換とか・・・
(お金がかからない点は一番助かります)

RE海苔が少ないのは、確かに
ツラい所(´・_・`)
コメントへの返答
2018年4月23日 22:20
凄くスクロールが長く感じます笑笑

いや、こんなに賑やかなのもたまにはいいでしょう!

それに越したことはないのですが、8のマフラーは二本出しだからかコストかかってやたら高い傾向にあります、中古でも三万とかそこからなので結構きついとこです、、


それができればいいのですが、やはり8乗りの知り合いが少ないのと、同県でのロータリー乗りは8含めて少ないし、都合よくうちのマフラーが欲しい人がいればいいのですがね、辛いとこです、、

プロフィール

「ロータリージャンキーよ、私は帰ってきた。 http://cvw.jp/b/2348962/41694046/
何シテル?   07/07 15:17
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