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富山県内在住の釣り人の一部の方はすでに知っておられると思います(その一部の方々が此処を見ているとも思えませんが…)。
最近、新港の某超有名場所にバリケードが張られ、事実上封鎖状態となりました。
それでもそれを無視して立ち入る人は後を絶たないのでしょうが。
その場所はディープに隣接した巨大テトラの折り重なる大規模な堤防で、夏にはランカーキジハタ、また餌による大型チヌの実績も高い県内有数の大場所のひとつでした…といいますか、キジハタがここまでブームになる前から一部の人達の間では、
「虎の穴」
と呼ばれてすでに認知されていた大物実績ポイントでした。
自分も何年か前にそこを北の釣りダラ氏から教えてもらって一緒に釣りをしてからというもの、通うとまではいきませんが、夢の50センチオーバーを釣りたくて何度か足を運んだことがある場所です。
そしてどうやらこの場所にバリケードが設置されたのは、
「ゴミ問題」
「マナー問題」
が原因のようです。
ここからは個人的な意見となりますが、、、
堤防やテトラから人が落水して亡くなったためにその場所が立ち入り禁止になったという話はよく耳にしますが(最近もありましたね)、これには全く納得がいきません。
何故なら、とある釣り場で釣人が1人亡くなったからといってその釣り場全体を封鎖するというのであれば、登山や個人の目標達成の為の航海等はどうなるのでしょうか?
例えば有名な登山家が遭難して亡くなったからといってその山が登山禁止になることはありませんよね??
有名な冒険家が太平洋横断中に転覆してなくなったとしても太平洋が小型船舶で航行禁止になることはありませんよね??
極論を言ってしまえば、
「登山も航海も釣りも、己の欲望を満たす為に多少のリスクは承知の上で、あえてその場所に立ち、その行為を行っている」
と言えますよね。
もちろんリスクを減らす為の知識や措置は必要ですよ。
最低限必要な措置を講じずに起こった事故は言いようがありません…。
しかし最近は視聴率をとりたいだけのマスコミの偏向報道の所為もあって、釣り人やサーファーが攻撃の対象となることがありますが(法的に立ち入りを禁じられている区域に侵入している事例に関しては問題外とします)、登山家も冒険家も釣人もサーファーも求めるところは同じだと思います。
登山家であれば、より高い山を征服したい。
サーファーであれば、より高い波に乗りたい。
釣り人であれば、より大きな魚を釣りたい。
これらはその目的こそ違えど、その意欲や志の高さは同じようなものだと思います。
しかし、ゴミ問題やマナー問題で漁港が封鎖されるというのであればそれは自業自得だと思います。
だいたい釣り人が漁港にゴミを捨てたとして、それを処分するのは漁港の関係者です。
これは立場を置き換えて考えてみればたまったもんじゃありませんよね。
かくいう自分も幼き頃は何匹か釣って使えなくなったワームや傷ついたリーダー等は、
「これくらい良いだろう」
とその場に放置していました。
そんな自分が言うのもなんなのですが、、、
自分の大好きなホーム場所や、夢を追える大場所に明らかに釣り人の残したゴミが落ちているというのは、見ただけで本当に哀しい気持ちになります。
そんな気持ちを何度も経験して、やっと気がついた自分ですので偉そうなこともいえないのですが、、、
せめて釣り場で出たゴミは自分で処分して下さい。
それが結局後々、魚の為にも人の為にもなるのです。
こんなできそこないの自分もこのようなことを訴えるからには、
「自分の出したゴミは自分で持ち帰る」
とこの場所を借りて誓わせてもらいますので。。。
最後に、、、
富山県におけるキジハタ放流事業は数年前に終了しております。
富山湾の異常とも言えるキジハタの魚影の濃さは、富山湾の特殊地形の他に、この放流事業が少なからず影響していたともいえるでしょう。
キジハタのみならず、根魚と呼ばれる魚達はいったんその数が減ってしまえばそこからもとの数に戻るには多くの年月を必要とします。
釣った魚を食べるか逃がすかは釣り人の自由ですが、食べきれない数のキープや、投稿目的などの必要以上のキープは慎んでもらいたいものです。
ブームになる前から根魚が好きで、釣っていた者にとっては、近年明らかにその数が減ってきている現実を目の当たりにするのは耐え難いものです。
これ以上、
「ここも昔はでっかい根魚がよく釣れたんだけどな。」
なんていう話を聞かないようにしたいものです。。。
そういう意味では大場所の閉鎖というのは種の保存という観念から見ればプラスに働くのでしょうがね…
画像は本日の釣果、、、不調の呉西、一面油の浮いた海でかろうじて釣った、
「もじゃおで25キジ」
です。。。
Posted at 2007/06/28 03:17:19 | |
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