24回目となる映画ネタです。
(前回の映画はこちら) 今日は久しぶりに夫婦二人で観に行きました。
娘は「戦争」関連映画は嫌いだそうですのでお留守番。
監督:片渕須直
脚本:片渕須直
原作:こうの史代
音楽:コトリンゴ
公開:2016年11月12日
公開から大分時が過ぎているので、ネットで調べれば評論家から一般の方々まで多くの
評論を見ることができますので、興味のある方は「ググって」みてください。
「戦争物」とは言っても、今までの映画とは大分趣が異なる感じです。
特に前半部分は主人公はじめとする市井の人達の生活のエピソードを淡々と綴っていく流れで
(淡々と言っても主人公のキャラが「天然」なので笑いもあります。)他愛のない朝ドラを連続で
見ているだけ??みたいな錯覚に陥入ります。
要するに。
如何にも「戦争反対」「戦争悲惨」みたいなメッセージをグイグイと終始押し出してくる気配が無いのです。
その様な展開を予想して観ると(特に前半は)退屈する人もいるでしょうね。
今までのこの手の映画は全体的に陰惨で暗いイメージになりがちでしたが、この映画は少し違いました。
終盤を迎える頃、玉音放送を聴いた後の主人公の行動とセリフから漸くグイ!と前面に出てきます。
※もちろん後半に入ると戦争に関するエピソードは何度も出てくるのですが、他の戦争物に比べると
ソフトな表現。
ぬるい!とか退屈!なんて辛口評価も見ましたが、今までの戦争物とは違った切り口で新鮮でした。
全体的にほんわかした感じですが、しっかり泣ける部分もあります。
ということで私的には好評価です。
帰ってからネットを見ていて知ったのですが、クライマックス近くの玉音放送を聴いた後の主人公のセリフが
原作と映画では異なっているそうです。この点は原作の方が直接的でわかりやすい表現かな・・・
興味がある方は調べてみてくださいな。
公開から半年も経っていますので、いつものショッピングモールに併設された映画館ではとっくに上映終了。
最も近い上映館が隣県の駅前。クルマで一時間かけて行きました。
この映画館がまた・・・・・
「ザ・昭和」
びっくりでした。写真が無いので表現が難しいですが・・・
とにかく「ザ・昭和」な雰囲気満載。
ちなみに私たち夫婦以外の客は他に「一人」
映画館全体としてもおそらく他にいなかったかも(笑)
駅前5分の好立地なのにとにかく人がいなくて寂れまくりでした。
10:00開演で30分前くらいに付いたけどロビーに入れなかったし。
店員さんがまだきていなかったのです。
漸く現れた店員さん、待っている私達を見てビックリしていた様な。
え??今日客いるの??と言いたげな雰囲気でした(笑)
Posted at 2018/05/04 20:36:41 | |
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