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2016年05月27日

余計なことしてアセっていた@大鍋越&長九郎林道

余計なことしてアセっていた@大鍋越&長九郎林道  24日(火)に初めて伊豆・天城の万二郎岳と伊豆最高峰の万三郎岳に登ってきましたが、ここだけなら半日コースなので、一旦車で移動して若かりし頃さんざん林道ツーリングでお世話になった大鍋越から長九郎林道に入り、長九郎山までオマケで登ってやろうと思いました。 しかし、当日は朝6時半に家を出たのに、横浜市内で渋滞にあって、天城高原駐車場には10時過ぎに到着し、半からの登山になってしまいました。コースを一周して車に戻ったのは3時半でしたから、これなら長九郎山まで行けるかなと思い、車を走らせて国士峠経由で国道414号に出ることにしました。
 天城高原駐車場は、そこから直接南に行けない行き止まりのところなので、一旦北上してから少し西に進み、国士峠を南西に進みつつ国道414号に合流します。何か天城から河津までは漠然と近いイメージでしたが、今回拠点にしていた天城高原は天城トンネルとはかなり離れていて、相当時間が掛かりました。
 
 河津ループ橋に至ったのはもう4時40分頃で、1時間ちょっと掛かっています。ここを過ぎると間もなく鋭角に右に曲がる分岐があり、そこの川沿いの狭い県道が先で林道になり、松崎町の池代まで続く「大鍋越」と言う峠道になります。

 大鍋林道までは思いの他距離があって、林道手前でもう5時になり、林道でも大きな落石があるたびに車を降りて岩をどけていたので、長九郎林道を北上して登山道に入るのは微妙な時間になっていました。それにしても、この大鍋越は80年代半ばから90年代にかけて林道ツーリングで何度も使った道でしたが、当時と変わらず今も抜けられるのは嬉しい限りです。昔は8.5kmほどのダート区間でしたが、今は途中のワサビ田がいくつかあるところまではコンクリの簡易舗装が施されていまして、ダートはおよそ5km程度でしょうか。砂利質は結構角のある石が多いために、パンクには気を付けないといけないでしょうが、ほとんど閉鎖されている伊豆の林道の中では天城旧道と並んで大変貴重なルートですね。

 池代の集落に抜けて長九郎林道に入ったのは5時40分。舗装された登り道を進んで行くと簡易ゲートが初めから開いていて、そのまま進んで登山道入口らしきところに到着したのはもう6時過ぎで、ここからガイドブックでは山頂まで30分となっていて、何とか明るいうちに登れると踏んで、すぐに登山靴には着替えて入ってみると、10分もしたら林道にまだ出てしまいました。「?」と思い、そのまま林道を歩くと、しばらくして本当の登山道入口が出てきました。つまり車を止めたのは一つ手前の登山ルートの入口だった訳です。
 結果としてもう頂上まではとても無理な時間になったので、この山の登山は後日に回すことにして、また歩道を下ってお風呂場スリッパ号に戻ります。山登りができなくなっても、せっかく懐かしの長九郎林道を走れたのだから、この林道をできるだけ奥まで走ってみようと思いました。

 日はほどなく完全に沈んで真っ暗になりました。長九郎林道は駐車したところの先で二又に別れ、直進すると諸坪峠まで北上し、そこから左が白川林道、右が荻ノ入林道になり河津方面に出ますが、両方とも厳重な柵が設けられていると聞きました。それに対し、二又を右に折れるとカンス林道になり、西に長く続きます。どの道も昔何度か走っていますので、何かとても懐かしい気分になりました。ただし、カンス林道は新砂利を撒いてならしている箇所が多々あって、その砂利のところには盛られて小さなジャンピングスポットのようになったところがあり、イプシロンでは下をこする恐れがあるので、1速でゆっくり発進するように越えますが、それでも3回「ジャリッ!」と下を擦りました。ただ、大鍋林道のような大き目の石がころがってはいないので、一々降りてどかすようなことはなかったです。

 カンス林道はカーナビにも記載されていない上、昔走った道でもさすがに20年以上前になりますから、どこに出られるのか覚えていませんでしたが、進んでいくにつれ、大鍋越に近付いてきました。分岐から10kmほど走ったところでご覧のように屈強な柵で大鍋林道には出られず、Uターンを余儀なくされました。しばらく坂をバックで登っていたら、キンキンと警告音が鳴り、メーターパネルに「Clutch Over!」とエラー内容が表示され、つながりがぎこちなくてガクガクっと滑っていました。ミッションはCVTのオートマなんですが、ただ、これは去年に坂道の渋滞でじわじわ1速に入れて進んで止まり、また繋げて止まりを繰り返していたら、同じ警告が出たことがあり、どうやたクラッチ板に熱を帯びると表われる警告のようで、普通に使う限り再発はしないものです。
 真っ暗な砂利道の坂でUターンできるところまでバックしつつ登坂して、何とか向きを変えて林道を戻っていると、今度はなぜかオイルの赤い警告ランプが点き始めました。何しろ誰もいない山奥の林道の、相当距離を走ったところなので、そこではどうにもならないために、とにかくゆっくり走りつつ、集落まで下りてみようと思いましたが、その後あろうことか「Gearbox Fail」と文字が出て、1速からシフトしなくなりました(」;゜д ゜)」 ギアは前述の通りCVTと言うタイプのクラッチレスのオートマですが、マニュアルにしても結局は電動でシフトするのでダメ。警告がニュートラルにシフトするように促すので、そのようにしてみると、ギアをNにしてすぐに解除すると、やはり1速だけにはなります。そのままどうにもならず、とにかく下の集落の方まで行かないといけないので、ゆっくり止まらないように走っていましたら、走りながら一旦ニュートラルに入れつつ、それを解除してギアを手動ですぐにアップすると、それなりの回転になっている場合に、それに応じたギアに入ることが分かりました。シフトダウンはなぜか自動で行なわれます。オイルの警告ランプは付いたままですから、ひょっとしたらミッションのオイルの警告なのかと思い、とにかく一番近い、そこそこの人口の町は下田になるので、そこで開いているGSを探すべく、不安な中林道を下り切ります。
 池代から道幅の広い下田方面の県道に出て、そこからずっと前述の手を使って3速に入れて走っていました。その信号のない県道の下り坂をエンジン回転を上げずに走っていたら、気温も下がっていたせいか水温が90℃より大分低くなってきたことに気付きました。すると、不思議なことにオイルの警告ランプが消えまして、その後少ししたらミッションが自動で変化するようになって来ました。しかし、変速時に黄色い警告ランプが点いてシフトチェンジのエラー表示は出てしまいます。また、信号で止まっていると、1速のままでは警告音がキンキン鳴り、「ニュートラルに入れろ」と表示されます。音が出る以外は、そのままでも問題なくギアチェンジしてくれるようになってますし、オイルの警告もなくなりましたので、このまま帰ることができるとひとまずほっと一安心しました。
 その後箱根越えをして西湘BPのPAで止まってトイレ休憩のために一度エンジンを切りました。再始動の際に「ひょっとしたらエンジンを掛けるとエラー表示が消えて元に戻ったりして」と、淡い期待を抱きましたが、その予想は大当たりで、一度エンジンを切ったことでリセットされて完全に元に戻ってくれたようです! これで問題なく帰宅できましたが、この車では過酷な林道は走ってはいけないと言うことがつくづく良く分かりました。この時は多分木の枝か何かが悪さして、下に入り
込んで自動で動かされる電動のシフトリンケージに引っ掛かってシフトチェンジができなくなっていたように思っていました。
 結局帰宅できたのは夜11時半。滅茶苦茶濃い、いや、濃過ぎてドロドロになったような1日になりました(;´д`)。それにしても、余計なことをして真っ暗な1000m級の山の中の林道の奥で、ひとりいつ止まるとも知れない車を運転するのはかなり不安でした。ストラトスで思いっきり尻を流してコーナーを抜けるより、いつ止まって真っ暗な山奥の林道で一人取り残されるとも知れない状態の中、時速10kmで走る方が、ある意味スリルがありましたね(笑。

※   下田のバイク仲間の話では、この時長九郎林道の奥の白川林道側で遭難があって、丁度この時間に捜索のために長九郎林道のゲートを開けていたんだそうで、普段はやはり施錠して通行できないそうです。仮に他の日に解錠されていて入っても、林道の作業者が下山する際に施錠されてしまい、閉じ込められるそうです。 
 また、翌日に自動車工場の知り合いの整備士さんに、この時の状況を話して原因と思われものを伺うと、まずオイルの入れ過ぎかオイルがCVTのミッションに合っていないかでの、内部での泡立ちによるエラーではないかとのことでした。オイルは多分正規品なのでしょうが、林道で落石や盛り砂利を慎重に越えて、ゆっくり1速・2速で延々と走っていたために、ファンで冷されるクーラントに対し、オイルが高温になって泡立って警告が出て、それが元でコンピューターがミッション側に何らかの信号を伝達してギアチェンジさせないようにしているのだとか。CVTではオイルの種類が異なったり、量が規定より多いとそうなる場合があって、そのオイルの異常を読み取ったコンピューターがそれ以上シフトチェンジさせないようにリンケージをストップさせるらしいです。
 林道から出て県道を3速40km/hで巡航していたら、外気温が20℃以下に下がっていたせいか、水温計が真ん中より下に針が指すようになっているなと気が付くと、ほどなくオイ
ルの警告ランプが消えて、ミッションが自動で変速するように戻りましたから、林道で上がった油温が冷されて、泡立って油圧が下がったのも解消し、結果としてミッションへの変速を停止する指令も解除されたようです。なるほど、自然治癒した理由が分かりました(^∇^)。
 でも、そうした症状はコンピューターで過去の症状として記憶されるそうで、時間がある時に念のためミッションオイルを正規のものと交換し、コンピューターをリセットしておく方が良いみたいです。
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Posted at 2016/05/27 17:51:19

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