
せっかく一週間借りて乗っていたのでレビューしないともったいないですよね。
MX-30を検討している人の一助になればと思います。
【外装デザイン】
限定車のツートンカラーも相まって美しいです。
所有する喜びがある車だと思います。
ロータリー、EV、これらキーワードを生かすには少し尖ったほうが良くて、エディションRはベストなのではと思います。
【インテリア】
派手さはないのですがクリーンでとても使いやすかったです。
ショルダーラインが高いので包まれ感もあって安心する空間です。
語弊があるかもしれませんが初めてレクサスGSに乗った時のことを思いだしました。
コルク素材もよかった。
落ち着く空間でとても気に入りました。
ピラーや内装との距離などよく計算されていると思います。
【装備】
BOSEの音がロードスターBOSEに比べて遥かによかったです。ロードスターにもこの音がついていたらなぁ。って設置位置や天井など素材が違うので無理ですけど。
MRCC系の自然なサポート、見やすいヘッドアップディスプレイ、など不満ありません。
【走行】
街中では十分に速いです。高速も”ちょっと”元気な速度域までは問題なく加速します。
ただやはり電気なので、おいしいのは新東名の最高速度くらいまでです。
ボディが重いせいか、段差、うねりを超えたときに1クラス上の重厚感を感じます。それが落ち着いた印象を与えます。
ハンドリング自体はスローではありません。ですが重さのせいか少しだけどっしり(しっとり)とした感じはあります。
ブレーキは回生ブレーキだと思いますがとても自然でした。
※今重さを調べたら1780kgあるんですね。納得。
【音】
・もうこれは、、これがロータリーEV最大の特徴ですが、ずっと「ぶぅーーーーーん」と遠くで聴こえます。
形容するなら、
「二台後ろを原付がアクセル一定で走っているような」
「エアバスA320の一番静かな席に座っているような」
「少し前方で道路工事をしているような」
これは人によって評価が分かれるところだと思います。
私は好きですが、慣れないうちは工事か?原付が死角にいるのか?と何度か振り返ってしまいました。
しかし都心を離れ埼玉の広域農道を夕日を浴びながら一定の速度で流していると、
この「ぶぅーーーーーん」はまさしく地上を走るA320であるなんてアホな考えに至ったり、つまりは嫌いではないです。
【左Bピラー】
とっても見づらいです。観音開きですからね。これはわかっていることなのでしかたありません。
左後方を斜めに見ながら合流するような場面は厳しいものがありました。
しかし加速力がありますのでヨシッのタイミングでしっかり踏み込めば他車に迷惑をかけることもありません。
【総じて】⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
すごく良い車でした。サイズ感も東京にはベストマッチではないでしょうか。
地元の非常にタイトなワインディングも走りましたが、低いところにあるバッテリーを中心としたしっとりとしたロールをしながらしっかりと走ってくれました。
降りてもまた乗りたい、と思わせる車でした。
希少性も車好きの心をくすぐりますし所有する喜びを満たしてくれます。
燃費は思ったより良くなかったと思います。(14~16くらい)
装備にも不足はなく、もし家族や友人が”このクラス”で車を探している、と聞いたら間違いなく進めるでしょう。
(子供が大きいファミリーには後席が厳しいかもしれませんが)
Posted at 2024/08/08 17:14:40 | |
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