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2007年07月08日 イイね!

本物に聞いてみよう その3 「バトル・スーツ」

本物に聞いてみよう その3 「バトル・スーツ」私の好きなカテゴリーの一つはバトル・スーツだ。

特殊な環境で,その任務を果たすスーツ。思わぬトラブル時にも,しっかりと人間の身体を守ってくれる。
色々と特化したものがあるが,身近なレーシング・スーツであれ,それを纏いブーツとグラブとそしてヘルメットを装着すれば,意識は戦闘態勢に突入する。

バトル・スーツ色々あれど,特に過激な環境での使用を想定して,コスト度外視で材料を奢り,開発に莫大な手間暇を掛けたものは,マニア心をくすぐってくれる。

戦闘機パイロット用の「耐Gスーツ」もイイ。特に高度2万メートル以上を時速3,500kmで飛行する米空軍の偵察機「SR-71」専用の完全機密与圧服なんか,その機能美は鳥肌ものでゾクゾクし,裸エプロンと双璧をなす。ちなみにその速度域では10時間ちょっとで地球を1周できる。(ただし実際に1周するには空中給油が必要)

そしてガンダムを除き,バトル・スーツの究極は宇宙服だ。もちろん船外作業用の宇宙服。
アポロ計画では20着が製作され,総額は200億円に達した。

「本物に聞いてみよう その2 光体」で前述した船長と会ってから数年経った頃,ひょんなことからアポロ計画の生の内部資料に触れる機会に恵まれた。
中でも宇宙飛行士自らが記した船内持ち込みの膨大なメモが面白かった。特に船内トイレの使い方なんか。もっとも「乗組員,皆兄弟」になるのには抵抗感が残るが。
私はこうした普段メディアに紹介されず,当事者のみが知る資料や情報が大好きだ。


そして圧巻は「宇宙服」。しかも人類で初めて月面に降り立った個体そのものズバリ。
ロープ越しに,数メートルの距離からしげしげと眺めていた。
現物を見る前は,真空の宇宙空間で身を守る物。
陽の当たる側は数百度,影側は絶対零度のマイナス273度に晒される。表面温度の勾配はとてつもなく過激だ。しかもそれが人間の動きと共に,瞬間的に上限値か下限値のどちらかになる。
当然ながら,さぞかしぶ厚くゴツイ物だろうと想像していた。

で,最初の印象は

「んっ!? これ本物?」

過去によく見たヘルメット潜水用の潜水服に比べると,遙かに軽快で華奢な作りだ。
これなら着たままでバイクでツーリングに行けそうだ。空調完備で真夏も真冬もヘッチャラだろう。

「へ~~。こんなので大丈夫なのだ・・・」

むしろ大仰な身なりではなく,役目はしっかり果たす,さりげない作りに仕上げるのに,膨大なコストが掛かっているのだろう。人間も同様に,凄い本物ほど見かけは意外とさりげない。

そして千載一遇のチャンス到来。たまたま関係者や警備員が不在になった。
一着の平均価格で10億円。しかもこれはファースト・ロット物なので,量産効果にあやかれず,それの数倍のコストかも。さらにプレミアム的な価値を足せば天文学的数字になる。

価値の計り知れない「お触りタイム」の期せずしての到来だ。

敢えて金額換算すれば,私にとってはミスユニバースの選考会場で,各国代表をずらりと並べ,
「片っ端から触りまくっていいよ!」
に匹敵する。

斯くしてあらゆる所をドキドキしながら触りまくった。心拍数が上がり,喉が渇く。
「痴漢もこんなのかな?」
という想いが一瞬脳裏をよぎる。

「えっ? 薄い」

「ゴワゴワしていない・・・」

「柔らかい!」

感覚的には,アラミド繊維,いわゆるケブラー生地を使った,一部のレーシング・スーツやモトクロス・パンツの触感に近い。それらを少しぶ厚くした感じ。
恐らくそれらの織物と,気密フイルムを何層にも重ねてラミネートしたものだと思う。
当たり前だが蒸れ防止のゴアテックスは使えない。

もしかしたら月面から帰還後に,クリーニングしてライオンの「ソフラン」でリンスしたのかも知れない。
厭な匂いがなかったので「部屋干しソフラン」と睨んだ。



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蛇足だが,画像右下隅の宇宙服はお遊びで製作された「宇宙服衛星」。賞味期限切れの中古のロシア製宇宙服に送信機を載せ,2006年2月に国際宇宙ステーションから放出した。
予め録音した各国の小中高校生のメッセージを145.990MHzで送信しながら,地球周回軌道を回る。

誰でも受信した「合言葉」を報告すれば受信証明,所謂「ベリカード」が貰えたそうな。 ただし電池寿命が数日で現在は送信終了で,最終的には大気圏に突入して燃え尽きる。

もしこれが太陽の周回軌道にだったら,未来人が発見して大騒ぎになりそうだ。SF映画のネタになりそうな洒落た悪戯。日本や中国では考えられないが,ロシアとアメリカも粋なことをやる。

「馬鹿げたことに最新の技術と精力を費やす」

最高の贅沢だろう。


Posted at 2007/07/09 05:40:54 | コメント(1) | 本物に聞いてみよう | 趣味
2007年06月25日 イイね!

本物に聞いてみよう その2 「光体」

本物に聞いてみよう その2 「光体」閉店間際のレンタル・ビデオ屋さんに飛び込んだ時は要注意だ。
お目当ての人気新作は大抵の場合借り出し中だ。そんな客目当ての,紛らわしいネーミングのB級映画が,人気新作の傍に並べられていることが多い。
実際に私が目にした実例では「ランボー」の隣に「ランボー者」が置いてあった。

マイナーな日本の配給会社が,その時々の人気作に似せて,勝手に付けた邦題だが,題名がうろ覚えの場合は注意を要する。「エアポート2001」とかの数字物も格好の標的になる。たった1年違いでえらい違いになる。


 私が好きな作品に「アポロ13」があるが,友人と「アポロ十三」というVシネマを作って一儲けしようかと思案したことがあった。
大阪屈指の歓楽街「十三」(じゅうそう)の裏通りにある,寂れたパチンコ屋「アポロ十三」の衰退と,家族一丸となって起死回生を図った愛と感動の記録として。


 ここでやっと本題に入る。
以前マスコミを通じて聞いた事柄にこういうのがあった。複数の「チシキジン」達により,それぞれ別の機会に語られていた。

「ロケット打ち上げ後,地球を離れ宇宙空間に到達すると,搭乗員達は地球上では見たことのない光を見て,そして心で光を感じ,暖かい光に包まれ至福の時を得る。
彼等はそこで神を感じ,その大きな愛に包まれたことを確信し,地球に帰還後,宗教者として第二の人生を歩む者が多い」

・・・いい話だ。私はスピリチュアルな世界にも,大いに興味を抱いている。所詮人間の科学技術も底が知れている。現存のセンサーで感知できない物のほうが多い筈だとすら,日頃思っている。

「証明できない = 存在しない」「理解できない = 存在しない」
とするのは,人間の驕りだと思う。
また,逆に
「存在しない物を存在しない」
と完全に証明するのは「悪魔の証明」の領域に属し,「ポアンカレ予想」を証明するより,遙かに困難で実質ほぼ不可能だ。
冤罪の証明の困難さが物語っている。

悪意を持った詐欺師達はそこに注目し,その隙間を狙ってボロ儲けする。プラシーボを味方になんとかイオンやクラスター化を謳った商品みたいに。


・・・で,本題に戻るが先ほど述べた,乗組員達の経験について,私は話の美しさは認めるが,都市伝説的な胡散臭さをかねがね感じていた。
ある時ひょんなことから機会に恵まれ,これ好機とばかり,例のごとく直接聞いてみた。結果は・・・アッサリと

船長「そんなことあらへん」

び「あんたの船以外では?」

船長「色々親しいが,そんな奴おらん」

び「周りの関係者で,言うとる奴はおらんか?」

船長「全く噂ですら聞いたことあらへん」

び「そっかぁ・・・・・」

船長「未知の事柄に遭遇した時に,神と結びつけたくなるのは理解できる。未開地の原住民が,彼等の頭上を通過する飛行機を神と崇めるのと,科学的には同レベルの,しょーもない話や」



ちなみに船長と言っても,沖合の堤防に釣り客を送迎する渡し船の「船長」ではない。月面には今でも,彼の足跡がくっきりと残っている。
通訳も介していないので,上記はやりとりの,ほぼそのまんまだ。

宇宙線が人間の頭部を通過すると,「チェレンコフ光」が発生したり,視神経や脳が刺激されたりして,小さな光を感じることがある。地球上に比べ宇宙空間では,宇宙線との遭遇率は飛躍的に高まる。
ちなみに「宇宙線」とは高エネルギー粒子のこと。

 これは私の想像だが,この小さな光の経験談に,「ガクシキケイケンシャ」や「チシキジン」達の,夢と願望の尾ひれが付いて,まことしやかに広まっていった「都市伝説」ではないかと思われる。

もちろん宗教を軽んじるつもりはなく,私自身「宗教心」は常々大事にしているつもりだ。船長もこの説に対して,経験に則した回答をしただけで,宗教を軽んじたわけではない。
また,私もこれだけで証明が完了したとも思っていない。

ただ「確かめたかった」だけで,おかげで随分スッキリした覚えがある。

Posted at 2007/06/26 05:03:48 | コメント(2) | 本物に聞いてみよう | その他
2007年06月22日 イイね!

本物に聞いてみよう その1 「ウィナーの特権」

本物に聞いてみよう その1 「ウィナーの特権」世の中には都市伝説というものが色々ある。
私は都市伝説は好きなタチだ。
真偽のほどを追求するのは程々にして,ひたすら酒席で流布に努めるのが正しい付き合い方だろう。

ところが天の邪鬼の私はそれだけでは済ませられない性分。
できれば本当のところを知りたい。それも胡散臭い都市伝説ほど良く,あっと驚く結果なら尚更嬉しい。

そんな都市伝説の一つに,サーキットの華に関するものがある。男ばかりの殺伐とした雰囲気を和らげ華を添えてくれる,とても有り難い存在だ。昨今ではタレントへの登竜門にもなっている。

そもそもの発祥は・・・

「レース前夜はレーサーは興奮して眠れない。車の安全性も現在に比べとても低い。明日をも知れぬ命。そんな彼等を癒し,レースのことを一時忘れさせ,安らかな眠りにつかせるためにチームが用意した」

・・・とのこと。
真偽のほどは甚だ怪しいし,今時もしそんなことを口にすれば,総スカンを食らうのは必至だ。

そこで以前,その世界にどっぷり浸かっている当事者に,事ある毎に直接聞いてみたことがある。「よりどりみどり。食べ放題ってホント?」

元ワークス・ドライバーA:「当たり前やろぉ~~~」
元ワークス・ドライバー連:ことごとく「何を今更,眠たいことを・・・」
F1パイロット:「望むならば可能」

きっと,回答者全員が凄みと渋みを兼ね備えた,魅力満点の面々だった偶然が,たまたま重なってのことだと思う。また前世紀に限った出来事だったのであろう。・・・ということに・・・
特にA氏は男性化粧品のCMもこなせるレベル。現在もPTA活動なんかでも,奥様方のファンがとても多い。ちなみに奥様はモデル出身。


 最近この方が大活躍されている。
この度ど真ん中直球の逸品との縁に恵まれたそうだ。
「いかにも」という感じでなく,内面的な性格の良さが滲み出た「ストライク」だ。このまま「見逃し」ではもったいない。

神が与えたもうた恵みを反故にするのは,ひいては神を冒涜することに繋がる。
もしかしたら,勝者の当然の権利として,レギュレーションに謳われているかも知れない。今一度細則を確認する価値があると思う。


スタート直前のポール・ポジションで,コース上に土下座して

「一目惚れしました。貴女のために一位でゴールします。そうしたら一度だけでいいから,私の願いを叶えてください」

「約束してくださるまで,頭は上げません」

礼を尽くして誠意と熱意を持って,お願いすれば意外なほど道は開ける。伝説に新たな一頁が加わるのが楽しみだ。

なお文中の登場者と画像とは何らの関係もない。




Posted at 2007/06/24 05:38:57 | コメント(4) | 本物に聞いてみよう | クルマ

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