
午前2時半くらいから隣りのテントの人たちが出発の準備をしている。
燕山荘に幕営できていれば,こんなに早くでなくても良いだろうが,予定している行程をこなそうとなれば,日の出前に出発しなければならないだろう。
当社らは,北燕・東沢乗越経由で下山予定なのであわてる必要はない。
朝日が十分に昇った状態で,豚の角煮丼なんて食っている。
喰い終わって,もそもそとテントから出ると,天場のテントは半分以上無くなっている。
まあ,順当ならそうだよね~~。
0705登頂開始,かなりの遅出だ・・・^^;)
長男がペースダウン,家内もかなり遅いのだけれどそれよりもっと遅い。終いには半べそをかき出す始末・・・何とか燕山荘着0810,このペースでコースタイム通りなんだ・・・。水を買ってくるように指示したけれど,動かず様子がおかしい。気持ち悪いだと。んー,高山病か? 問診すると,どうも昨日から通じてないらしい。胃腸の薬を飲ませて様子を見ながら,今後を検討するが,東沢乗越経由は歩行距離も伸びる。行動不能になる可能性もあるので,合戦尾根を戻るしかあるまい。
次男は「燕岳の山頂に行きたい」というので,家内と長男を残して二人で往復することとした。
いやー,雨男なんですが・・・物凄い絶景ですね。就職してから山から遠ざかっていましたが,やっぱり山はいい。この澄んだ空気感,筆舌しがたい。
戻ってくると,通じがあったようで長男元気にw
なんと現金な・・・。
時間的に,予定していたルートでは行動限界時間を超えてしまうので,簡易縦走は断念。今回の山のトレーニング登山は失敗。という事になった。
下りはこわい。アドレナリンの分泌量,テンションは下がるw
人間はメンタルな生き物だ。限界を超えていても,まだまだイケル!!って信じていると(「思い込んでいる」含む)自分の限界を超えて駆動してしまう(一般スポーツなら可だが山では危険w)。
それ故に「もう駄目だ・・・」と思うと落ちるのも早い。
子供たちは何を感じたろうか?
1420中房温泉に到着,ご馳走様でした・・・山に感謝,頑張った家族に感謝。
あえて鬼教官に徹し,辛い目にあったろうが(ひどい目レベルではまだまだだと思うがね,天気良かったし・・・^^;),頑張った経験やそれに見合った山の見返りは,たぶん子供たちの精神的な支柱の一つになるんだろうね。
燕岳の女性的で雄大な景色がインスパイアを与えてくれていると良いのだけれど。。。
で・・・お楽しみは登山後のキャンプ!!(えーっ!Boooo!)
本当ならね,温泉旅館にでも泊まりたいですよ,お父さん的には。
かあちゃんともヨロシクしたいですし・・・f^^;;;;;)
でもね,20年前の装具を更新したり,子供たちの装備を新調したりする投資に(もっとも山の道具は無駄遣いにはならないですからね,非常時に必ず役立つ,アクティビティの範囲が広がるし)。。。
いやいや,そもそも槍ヶ岳の登頂は2泊3日かかりますよ,トレーニング登山ですし,2泊目も当然キャンプでしょう。
不測の事態で下山できないこともあり得るので,予約が必要な宿を抑えるのは危険という事もあるしぃ。
で,キャンプ!ブートキャンプ!!木崎湖でキャンプ!!!あれぇ?
そうです,木崎湖キャンプ場です。おねがい!なキャンプ場であります。ひそやかな巡礼行為であります。
70の積載量ですからね,追加装備余裕でございます。
七輪で飯盒炊飯,焼き肉に,クーラーボックスでキンキンに冷やしたビールでございます。
そして木崎湖の夜はふけて。。。
Posted at 2016/08/15 00:11:01 | |
トラックバック(0) |
山 | 日記