
DPFの再生スパンが気になりだし、EXCELで集計し始めたのが2017年10月。
そこから長い戦いが始まりました。長文なので暇な人のみどうぞ(笑)
2014年の5月に試乗車の1年半落ちのディーラー中古で購入し、当時からSKY-Dはオイルが肝だと知っていたため、3,000km毎のオイル交換と2回に1回のエレメント交換は続けてきました。
初めてDPF再生スパンに対しての対策を講じたのが2017年9月。そこでDIESEL 1の添加となりました。
EXCELのデータ集計を始めた頃と一致しますので、このあたりで気になりだしたという事が解りますね。
ここから2018年の年末まではDIESEL 1を定期的に添加している期間となります。
結果的に2018年は再生スパンの平均は158kmとなっています。
2018年には悪名高いリコール(バルブスプリングの交換)がありましたが、ここを境にして再生スパンが短くなってきたような気もします。
開けて2019年、相変わらずDIESEL 1の定期的な添加は続けていましたが、どうも効果が認められず、そんな時にみん友のスッパノーバさんからのRMC-3Eの情報をいただき、1月末に2回施工しました。
結果、エンジンのフィーリングは良くなるものの、再生スパンの改善には至らず、2月にはPRO TECのDPF_SCという燃料添加剤に手を出します。
この頃は「再生スパンが短い=DPFが詰まっている」と信じ込んでいる頃ですね(笑)
この年はDPF_SCとRMC-3Eを中心に燃料添加系と吸気系のカーボン除去に注力しておりました。5月に東北旅行があってこの時は高速道路中心ということで303kmという瞬間最大風速的な数値をたたき出しましたが、通常の使い方に戻ると100km前半となり年間の平均は145kmとなりまして、前年度よりもわずかに低下しています。
投入した手間と費用を考えると全く見合わないですね。
どうしたものかと思っていた9月には桶川のオートサプライ鈴木さんで吸気系のドライアイス洗浄を施工してます。
これもみん友のスッパノーバさんから「関東でもドライアイス洗浄やれるとこありますよ」という神のお告げをいただきまして、藁にも縋る思いでインタークーラー洗浄まで含た施工をしてます。
この時に中村屋さんのEGR制限プレート(φ11)を同時に組み込んでいます。
この施工から半年程度は再生スパンも170km前後と改善し、エンジンのフィーリングも良くなって、ひとまず解決したかな???と安心してましたが、いやいや甘い甘い。
そんなに簡単なものではありません。
この時のブログを見返すと主犯はインジェクターと記載してます(-_-;)
D勤務の娘に見積もりを作成してもらい、価格を見てそのままお蔵入りさせた記憶が
ありますね。・・・この時に着手してればねぇ…。
2020年に入ると漸くDPF以外の原因を探り始める事になりました。
ドライアイス洗浄した際にオートサプライ鈴木の鈴木社長から「ブローバイガスの増加による煤の増加・・・」というご意見をいただきまして、添加剤が一向に効かないことから、この年はDPF以外に注目していく事になります。
手始めにMUCH-1というエンジンオイルに添加する金属改質剤を試してみました。
この時は瞬間最大風速的に404kmという数値を出していますが、どうもこれは胡散臭い結果でして、下道オンリー(確か銚子の濡れ煎餅を買いに行った)で出した数値で、先日のインジェクタ―交換後に出した341kmという実績を考えると途中で1回再生が入っていたのではないかという疑念が残ってます。
その証拠にそれ以降は新型コロナの影響で在宅勤務が多くなり、当然ドライブ的な走り方も少なくなった3月以降は月100kmを下回るようになってきました。
この年の10月にドライアイス洗浄でお世話になったオートサプライ鈴木さんでATF圧送交換したのですが、その際に施工を開始したDPF洗浄についての問い合わせたところ、「DPF洗浄する前にオイルのグレードと粘度を変えてみたら?」とアドバイスがありまして、MUCH-1の効果が殆ど認められなかったので、ほんの少し疑問がありましたが、パワークラスタービレンザプロ・ディーゼル5W-50に切り替えました。
結果的に当時と2021年初の比較実験でもオイルの違いによる再生スパンの差がほとんど認められなかったのですが、エンジンのフィーリングが全く違うので、これ以降はビレンザが本妻の座を射止める事になりました(笑)
まあ、常識的に考えてもヘタって来たと思われるSHエンジンに0W-30は厳しいですよね。
オイルによる改善効果がほとんど認められなかったこのあたりから、いよいよ袋小路にぶちあたります。もう虱潰しに消去法という感じ。吸気圧、温度センサー、排気圧センサー1&2の新品交換(勿論DIY)、EGR制限プレートの有無による変化・・・、気休めにDIESEL 1の添加等々。
TorqueProを導入したのもこの頃となりますね。OBD2に何かを接続するのはやりたくなかったのですが、もう背に腹はかえらないという事で、中古のXperiaとスキャンツールも購入してデータの取得を始めました。
ただし、数字の羅列を見ていてもどうもピンと来なかったので、色々調べているうちにCSVで書き出せる事がわかり、それをPCに取り込んでグラフ化する事に成功し、ここからようやく定量的にPMの発生、堆積状況と車両の状況がわかるようになってきました。
例のつまらない煤が詰まるブログが始まったのがこの頃ですね。
(こんなグラフをブログに乗せている変態は私だけ、、、と、最近もう一人いらっしゃいましたね(^^♪)
センサーの交換については特に変化は無し、torqueproで見えるようになりましたが、100kmを切る再生スパンはそのままという事で、ここでついにDPF洗浄に踏み切ります。
この直前にDIESEL 2をDIYで施工しましたが、フィーリングは良くなるものの、再生スパンは殆ど変化なしで、この時点ではPMではなくアッシュ(灰)が主犯??と考えていたようです。
この次についにDPF洗浄を施工する事になるのですが、実はこの時点でも「インジェクターが主犯・・・」という考えは頭の中にはありました。
しかし費用を考えるとまずはできるところからやっておこうと考えまして、また、これをやってしまえば残すはインジェクタ―のみという事になりますので、外堀を全て埋めてしまう作戦だぞと覚悟を決めての施工となりました。この冬の賞与が厳しかったというのが本当の理由(笑)
DPF洗浄直後、いつもの通りエンジンのフィーリングは改善されますが、再生スパンは100kmを越えるのがやっと。しかしこのあたりから再生終了時のPM_ACCがほぼ0g/Lまで焼き切れる状態になってきます。
PM_ACC(DSD)はDPFの差圧からの推定値ですので、おそらくDPF自体は比較的良い状態になってきたと推測。
また、この頃に某所に問い合わせしていたtorqueproのログに対する見解が届き、そこにもインジェクタ―主犯説を裏付ける内容がありました。
このあたりから「いつ頃インジェクタ交換の費用が捻出できるか??」が唯一の課題となりまして、そこに向けて細かな要因の切り分けを始めてます。
純正SKY-Dオイルとパワークラスタの違い、EGR制限プレートの有無、機関の温度による堆積や再生状態の変化等々。理論的な裏付けはありませんが、こんな事しながらtorqueproのデータを見ていると、やはり主犯はインジェクタだという確信を持つに至りまして、あとは夏の賞与の金額次第という段階を迎えたわけです(笑)
(その後ヘッドライトのウレタンクリア塗装やブレーキ周りのリフレッシュ、燃料フィルタの交換など、別の所で散財してましたが、時期&年齢的にこのタイミングできっちりメンテしておこうという事で(笑))
それでようやくインジェクタ交換に至ったというのが、この4年ほどの煤との戦いの記録となります。
先日の下道300kmチャレンジでは341kmという正真正銘の最高記録を出しましたし、トップ画面にあるような通常の使い方でも確実に200kmは超えようかというのが、現在の車の状態となります。
2012年11月に登録されたド初期型の試乗車あがりの我がGJ、これまでのブログで「ポンコツ」呼ばわりしてしまいましたが、現在ではヘッドライトもクリア感を維持したまま、ブレーキの異音も収まっており(これはENDLESS SSM+と純正ローターの相性問題)、気持ちよく走れる車に復活しています。
漸くというか初めて本来の姿になったように思えまして、これからも暫くは頑張って走ってくれると思います。ポンコツ呼ばわりは止めます(^^♪
SKY-Dは繊細なエンジンで、手間がかかりますが、このトルク感は本当に捨てがたい!!
燃費だけで選んだ人(ランニングコストをけちる人)は後悔する事必至ですが、このトルクと燃費を考えたら、納得できるエンジンかと思います。
でも、もう1回同じことやれと言われたら絶対No!!ですが(笑)
格言「再生スパンが短いのは必ずしもDPFが詰まっているのではない!!」ですね。
以上、ツマラナイ煤奮戦記を拝読いただき、ありがとうございました。
全く関係ない話ですが、数年前から発生していた「シャラシャラ」音、先日のエアコンガスのリフレッシュ以降、完全に消えました。
オーナーしか気づかないような僅かな音で、点検の時に確認してもらっても「聞こえません…」というレベルなのですが、聞こえなかった音が聞こえてくると気になるものです。
以前はオルタネータからかな??と思ってましたが、どうもコンプレッサーだったのかも知れません。
8年半でガスが半分抜けたようですし、NUTECの添加剤を追加したことも影響したかと思います。
いずれにしても静かになることは良いことです。音=損失ですしね。
それと街乗りの燃費がこんな感じになりました。まあ、田舎なので条件は良いですが、これが本来の姿ですかね。