
ドラえもんの記事、
スカイラインと被る。
昔からあるものを大きく変えるのは、伝統を踏みにじる行為でしょうか?
長年の顧客に対する暴挙でしょうか?
それは違います。何百年も続く老舗の和菓子屋は、「昔と同じ味」を謳(うた)っていても、
その時代の人の味覚に合うよう菓子の味を微妙に変えているといいます。
粗食中心だった江戸時代の庶民の舌と、洋食が一般化してからの現代人の舌が、
同じであるはずがありません。
伝統芸能でありながら、歌舞伎や落語が多くの観客を集めているのも同じでしょう。
固有の良さは残しつつ、その時代の観客の感覚に合うようにアレンジを加えることで、
時代の変化に対応しています。
もし伝統にあぐらをかいて居座り、かたくなに何ひとつ変えなければ、
観客からは早晩愛想を尽かされるのではないでしょうか。
ブランドや看板の価値を守り、生き残るために、あえて変える。
いちばん大事なものを変えないために、変える。
繁栄を続けている老舗企業は、必ずそれを実践しています。
声優とスタッフを2005年に刷新したり、大人向けの目配せを施したりというのは、
老舗の和菓子屋や歌舞伎役者や噺家がその看板を守り、
これからも繁栄していくための精進とまったく同じ。むしろ顧客をつなぎとめるための努力です。
『のび太の宝島』が歴代最高になった理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180310-00024648-president-soci&p=3
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スカイラインR34 | クルマ
Posted at
2018/03/13 22:41:47