
昨日の日曜日まで、代車生活を送っていましたが、ようやく我がGTIが戻ってきました(^-^)/
そこで、今回お借りしたザビートル・ターボの簡単なインプレをお伝えします。1週間程、日常の足としてビートルをほぼ毎日運転しました。買い物や送り迎え等のちょい乗りがほとんどで、遠出が出来なかったことは残念ですが、7GTIと比較して良い点・悪い点等いろいろ気付かされたことがありました(*^^*)
まず、このビートルターボは加速感が素晴らしく運転がとても楽しいです。デザイン重視のモデルですから、実用性の観点から自分自身の購入検討対象にならず、あまり関心はなかったのですが、約1週間使用してみて、個性的なデザインとともに、GTIにも引けを取らないスポーツカーっぷりに心酔しました(*^^*)
奇しくも、みん友のAlanさんも最近代車でザビートルを借りられていて、レビューされていましたので、内装・外観ついての感想が重複してしまうかもしれませんがご容赦のほどを(^^;;

とにかくデザインは個性的かつ大胆ですね!ボディーカラーは、デニムブルーというソリッド色の薄いブルーです。それ程派手でもないですが、アラフォー野郎が乗るにはちょっと恥ずかしいですねぇ(^^;;
妻は喜んでましたが、運転は遠慮してました。なんせ車幅か1815㎜とゴルフ7より幅広ですし、バックカメラが装備されてませんので後方視界が悪く駐車が厄介だという評価です。

2ドアクーペですから、ドアは長くかなり重く感じました(^^;;
4ドアに慣れると、久しぶりの2ドアは新鮮である一方、乗り降りに気を使うので少し面倒です。シートベルトを引き出すのがこれ程苦痛だとは。。。以前、所有していたポルシェ・ボクスターは不思議とドアの長さも重さも気にならなかったのですが(^^;;
愛らしいフロントマスクはもちろんのこと、個人的にはルーフラインとリアのデザインが好きです。Turboグレードの特徴としてサイドスカートと大型のリアスポイラーが装着されています(^-^)/

このリアスポなかなかカッコいいと思いませんか?取って付けた感じがなく、ポディデザインに上手く溶け込んでいます。
まあ、ビートルの雰囲気を楽しむだけなら、1.2TSIのベースモデルでも走りは軽快ですし十分なのですが、この2.0TSIターボモデルは、ゴルフ6GTIと同じエンジンを積んでいますので、動力性能は期待以上でした。
ゴルフ6GTIには乗ったことがないので、あくまで7GTIとの比較ですが、ザビートル・ターボはステアリングがかなり重めです。7GTIのノーマルモードより明らかに重いし、スポーツモードと同じ位かそれよりやや重めかもしれません。ドライブプロファイルの変更機能はありませんので、街乗りも駐車場での取り回しも、この重ステと付き合う羽目に(^^;;
まあ慣れの問題でしょうが、高速走行ではこの重いステアリングフィールは安定感があっていいのかもしれません。
エンジンスタートボタンがついていますので、スマートエントリーとプッシュスタートで快適な乗り降りと、エンジン始動が出来ます。ただし、エンジンがボタン押し一発で始動しないことがあります。つまり、ブレーキペダルを踏みながら、スタートボタンを長押ししないとスムーズにエンジンがかからない。7GTIのスムーズなエンジン始動に比べると、セルモーターが回るクランキングが少々もたつく印象です。
湿式DSGの6速トランスミッションは低速時に若干ギクシャクする感じはあるもののスムーズにシフトアップします。
ターボ加給が1500rpmあたりから力強くブーストアップしてくれる印象で、アクセルスロットルを軽く踏むだけで、一気に加速していきます。211psの馬力はやはり余裕がありますね。スタートダッシュの加速感は、7GTIのスポーツモードのレスポンスに近いです。
尚、カタログ上ではトルクが28.6kgと7GTIの35.8kgより劣りますが、十分にトルクフルに感じました。

そうそう、アクセルペダルがオルガン式なんですよね。ゴルフ6とシャシーを共有しているので当たり前なのですが、吊り下げ式ペダルになったゴルフ7よりも、このオルガン式の方が良いですね。右の足裏全体をペダルに載せて預けることができるので、踵を軸にしてして微妙なアクセルワークがし易いです。MQBシャシーになって吊り下げ式ペダルを採用したのはやはりコストダウンか?

タイヤは235/45R18を履いています。7GTIの225/40R18よりも扁平率はやや高いが、少し幅広ですね。乗り心地は硬めでどっしり感があります。道路の目地段差やマンホール等の凹凸は上手くいなしますが、荒れた路面では突き上げを感じますね。この手のスポーツタイプで18インチタイヤを履くクルマとしては乗り心地は十分納得できますが、DCC可変ダンパーを装着した7GTIの方が乗り心地はマイルドで上質感はあると思います。

内装で気に入ったのは、ダッシュボードのセンター上に設置されている3連メーターです。これら油温計・ストップウォッチ・ブースト計のアナログメーターは、走り屋をやる気にさせる雰囲気を醸し出しています。
一方、残念な点もあります。まず、メーターパネル内のタコメーターが小さすぎて見にくい。真ん中にある大きなスピードメーターに比べると、おまけ程度に付いている印象ですね。しかも、スピードメーターは8時の位置がゼロなのに、タコメーターは6時の位置がゼロだから統一感もなく視認性がイマイチの印象。丸っこい外観と合わせたメーター類のデザイン&レイアウトでしょうか。

また、アイドリングストップが装備されていないせいか、渋滞の多い街乗り中心の使い方では燃費はよくありません。アクセルスロットルを穏やかに踏んで、かなり丁寧に運転してもリッター8.5〜9.0kmが精一杯です。ストレスが溜まるので、燃費を気にせず3000rpmくらいはエンジンを回すべきでしょう。減速時のエンブレも効かせて走るのがこのクルマの使い方だと思いました(*^^*)
当然ですが、パーキングブレーキは手動ですので、ブレーキのオートホールド機能はありません。ゴルフ7で慣れ親しんだ機能で信号待ちではブレーキペダルから足を離すことが出来とても快適だったので、このビートルターボで停止時にブレーキペダルを踏み続けることが苦痛になりました(^^;;
よって、信号待ちでブレーキを踏まずに済ませるため、停止する度に、ギアをニュートラルに入れハンドブレーキを引いていました。もちろん再発進する時は、ギアをDへ入れハンドブレーキを解除します。

とても面倒臭いですが、昔乗っていたマニュアル車ではこの作業は全く気にならなかったので、便利機能に慣れるというのは恐ろしいことです。
VWの原点ともいえるビートルの現行モデルザビートルは、2人乗りが基本で2ドアクーペの使い勝手に慣れているのであればお勧め出来るクルマだと思います(*^^*)
Turboグレードの走りは魅力的ですが、ベースモデルの1.2TSIが必要十分の動力性能で価格もお買い得でしょう。そうそう2014年モデルからリアサスペンションもマルチリンクになっています。
また、サイドビューをよ〜く眺めると、どこかポルシェ911にシルエットが似ていませんか?ビートルを前後に少し引っ張って伸ばすと、まんまポルシェのデザインになる!?と1人で思っています(*^^*)

現在、ポルシェはVWグループの傘下に入っていますが、もともとポルシェ博士がドイツの国民車として初代ビートルを開発したことからも、VWとポルシェは起業ルーツが同じだといえますね(^-^)/
ブログ一覧
Posted at
2015/03/30 23:35:25