
小牧市内の金融機関から午前中の仕事依頼があり、火曜日は早朝に自宅を出ました。よほど遠方でなければ、普段は公共交通機関(名鉄・名古屋市営地下鉄)を利用するのですが、早起きをして仕事前に、近隣にある小牧山城を散策しようと考え、GTIで小牧市方面へ向かいました。
午前7時〜8時の時間帯は通勤ラッシュにあたるため、名古屋市中心地を抜けるのに
1時間以上もかかってしましましたよ(^^;;
名古屋都市高速を使わず、一般道のR41を利用したのが間違いだったようです。
それでも、8時過ぎには小牧山城に到着です!

なんと24時間営業をしている「2時間無料」の専用駐車場があるので、小牧山城を散策したい人には大変便利便利ですよ。

火曜日は朝からあいにく雨が降り続いていて気温も低めでしたが、仕事前の良い散歩になりました。
⚫️小牧山城「大手口」
⚫️織田信長公居館跡

織田信長の居城といえば、近江の安土城が有名ですが、当初居城としていた清洲城から、美濃攻略の新たな拠点として永禄6年(1563年)小牧山城に居城を移したんですね。
後の安土城に見られるような、山頂に向かって直線的に伸びる大手道や、山頂部に近世城郭のルーツになる石垣を築くなど、小牧山城は斬新で先進的な城造りとなっています。
ここには十数年前まで小牧中学校があり、その移転に伴い、発掘調査が現在進んでいます。ここから広大な居館跡が発掘されたんですね。
⚫️小牧山城とその城下町の模型

信長は、小牧山の南に、東西約1キロ、南北約1.3キロの城下町を開きました。間口が狭く奥行きの長い短冊形の町割りが配置されたことが良く分かりますね。
信長が本能寺の変で横死した後、小牧長久手の戦い(羽柴秀吉 vs. 徳川家康)の際に、織田信雄・家康連合軍はこの小牧山に本陣を構え、小牧山から東へ連砦を築き、秀吉軍に対したといわれています。

道案内に従って、山頂まで登って行きました。ちゃんと通路は整備されていますが、坂も階段もかなり急でしたね〜σ^_^;

山の岩盤に築かれた石垣が発掘されてきますね!

ようやく山頂の城郭らしきものが見えてきました(^○^)

天守閣のある山頂付近には、転落石がモニュメントとして残っています。

休まずに一気に山頂まで登っていくと15分くらいかかりますので、適度なエクササイズになりますよ!

天守閣は、残念ながら鉄筋コンクリート造りで歴史情緒は感じられません(T . T)
その点、木造で国宝に指摘されている「犬山城」の方が圧倒的に趣があります。

山頂からの眺めは雨のため霞んでいましたが、快晴であれば濃尾平野が一望できる見晴らしだと思います。
下の写真は本来拝めるはずの眺望です(ネットから拝借しましたf^_^;)
「信長が築いた小牧山城の石垣」企画展は入場料が大人100円ですので、お時間のある歴史好きの方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

私はすぐ後に仕事を控えていたので、企画展を観ることは出来ませんでした(T . T)

あらためて見てみると、小牧山城って濃尾平野の真ん中にぽつんとある小牧山(標高86m)の山頂に築かれた山城であることが分かりますね!
Posted at 2016/10/29 18:40:31 | |
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