
THOR HIGHWAYは現在、インドシナ半島を過ぎてルソン島(マニラ)の西を航行中です。豊橋明海埠頭への到着予想日は11月16日ですが、そこに着いてから一体何をするのでしょうか?
気になって散々調べたのですが、実は他のみんカラユーザーさんがすでにブログにアップ済みでした。当然ですよね。
同じ情報だとしても、どなたかの助けになればと気を取り直してブログに記すことにしました。
JAIA(日本自動車輸入組合)のホームページにフォルクスワーゲン・グループの陸上げから出荷までの作業が紹介されていました。
PDIセンターのご紹介 vol.1(日本自動車輸入組合)
PDIセンターのご紹介 vol.2(日本自動車輸入組合)
ポルシェブランドもほぼ同じだと想像します。
(1)陸揚げと通関
船が豊橋明海埠頭に到着する1〜2日前に船舶会社からの到着通知(Arrival Notice)があるそうです。
- 保税エリアに陸揚げ(1〜2日)
- 税関職員による一括通関(日数不明)
(2)出荷前検査
通関が完了した車両はVGJ(Volks Wagen Group Japan)インポートセンター内のTSC(Technical Sevice Center)に運び、出荷前検査(PDI:Pre-Delivery Inspection)を実施するのだそうです。
①フルボディカバー、サスペンションブロック等の取り外し、車載品準備
塗装保護のために以前はワックスが使用されていましたが、現在は環境に配慮して樹脂製のフルボディーカバーが使用されているそうです。
通常はPDIの初めにフルボディカバーを剥がす作業を行うのですが、ポルシェブランドの車両はTSCではなくディーラーで実施するという情報もありましたが真偽の程はわかりません。
ちなみにメルセデスベンツは出荷前検査が終わった後に再び白い保護フィルムを貼るのだそうです。
②型式指定完成検査
ここでは道路運送車両法に定める保安基準に適合しているかを検査し、検査が完了すると完成検査修了証が発行されます。ここで発行された完成検査修了証を提出することにより、運輸支局への車両の持ち込みを省略することができます。
なお、ドイツ本国では、日本専用の生産ラインを設けて出荷しているため、エンジンの打刻、車両打刻、マフラーの打刻に間違いがないか等の僅かな確認で検査を済ませることができるのだそうです。
③機能検査
検査員がクルマに乗り込んで機能チェックを行います。
④ロードテスト
TSCには専用のテストコースがあり、そこで「コンクリートの路面や悪路を想定した凹凸道などを走ることで運転性能を検査する」とあるのですが、ポルシェブランドの車両もそうしているのかは不明です。
VGJインポートセンターのここがテストコースだと思います。
⑤洗車、清掃、搭載品、ホイール等の検査
ロードテストの後は、洗車です。洗車機は洗剤等は使用せず、水だけで洗浄しています。これは、車両がフルボディカバーをしているのでホコリを落とせば十分、ということなのですが、ポルシェブランドの車両はどうしているのでしょうか?
⑥外観検査、フォルトチェック、下回り点検
外観だけでなく室内もキズが無いか、細かくチェックします。
また、検査ラインには、下から検査員が車両を確認できるようにスペースが設けられていて、ここから下回りの点検も行います。
⑦その他整備
必要に応じて外観整備、純正アクセサリーの装着やバッテリーの充電などを行うようです。
⑧カーサイロ保管
全ての検査が完了した車両は出荷指示があるまでカーサイロと呼ばれる立体駐車場に保管されます。
何をするのかは分かりましたが、どのくらいの日数がかかるのかは分かりませんでした。また、豊橋明海埠頭に10月16日に到着したのに納車が1月になるという、みん友さんからのご報告があったので、私の場合は1月も危ないのではないか、という気がしています。
一喜一憂の毎日を楽しんでおります。
Posted at 2024/11/12 20:23:37 | |
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