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2015年02月14日

新型クラウンとLSとの静粛性比較など

新型クラウンとLSとの静粛性比較など 車の剛性の高さは静粛性に影響すると思いますが、おそらくはトータルバランスが問題であって、剛性だけではない気がします。

新型クラウンも、超高張力鋼板や高張力鋼板を多用しているようで、車自体の剛性からきていると思われる静粛性の高さが感じられてきます。


シャシーは二代前の18ゼロクラウン、先代の20クラウンと同じらしいです。

私は今のクラウンの前を知らないのですが、実際に乗っていた人の話では、新型になってさらに静粛性がアップしたのだとか。

私が今の210系クラウンを買ったときに最も魅力を感じたのは、静粛性でした。

ロイヤルですから16インチホイールというのもあるんでしょうけれども、同じ荒れた路面でいろんな車を乗り比べたときにレクサスLSに最も匹敵する静粛性だったのが、16インチを履いた新型ロイヤルでした。





あとは、クラウンを買う前に乗っていたデッドニングをしたプリウス(以下、「改造プリウス」とします(笑))も自分の中での参考にしていました。

部材をショップの人と入念に選んで施工してもらった床のデッドニング。

これは相当に静かになりました。

使ったのは、STPというロシアの防音・防振材でした。



このSTPという会社は、もともとはソ連軍用規格に向けた研究開発を行っていたところで、そこで得られた経験や知識、技術をフィードバックして車用の制振剤、吸音材を開発しています。

ドアやリアハッチ、天井はこのSTPの床施工時の余った部材を使用し、ボンネット裏にはエーモン工業の静音計画の部材を使用しました。



STPは、種類も豊富にありますし、効果がかなり高いです。

あとはタイヤをエコピアからレグノに替えて。

タイヤハウスも本当は施工する予定だったんですが、上の施工で十分成果が出たのと、面倒くさくなってきたので(笑)、プリウスには施工しませんでした。

このほぼフルデッドニングに近いプリウスを参考にして、静かな車を探しました。





今のレクサスLSは、世界最高レベルの静粛性だと言われていますが、プリウスのデッドニングが完成した時、まず比較したのはLSでした。

結果は、やはりLSのほうが私の改造プリウスよりもロードノイズや車全体の静粛性は高いという結論でした。

そして、今回の新型クラウンは、私の改造プリウスよりは断然静かであり、足回りのしなやかさは別としても静粛性に関してはLSに勝るとも劣らないという結論に達しました。

ただ、16インチですけどね。

17インチではさほど変化は感じられませんが、アスリートの18インチになるとロードノイズが目立ってきます。

この点、新型スカイラインなんかは試乗車で19インチのがあったりしますが、あれなんかはかなりロードノイズは抑えられていて車の剛性の高さを感じます。

そう考えると、トータルで見れば16インチロイヤルの静粛性は高いのですが、それは車の剛性自体だけからくるものではなく、適正に配置された制振材、吸音材、そして16インチタイヤを履いていることといった全体的な効果によって実現しているのかなと思っています。





ところで、今の私のクラウン、トランクルームに掛布団を積んであり、リア席には掛布団を丸めたものを長座布団カバーに入れて横に寝かせてあります。

言うまでもなく、静粛性を高めるためです。

家族は助手席にしか乗らないので、後部座席はほとんど使わないのです。

もう一台家にあるプリウスと比べると、後方からの騒音・反響音が明らかに小さくなっています。

もっとも、プリウスはハッチバックなので、音が反響しやすいというのがあるのですが。

トランクルームの効果は、微妙です。





ちなみに、布団の素材は、シンサレートという素材でできています。

シンサレートは、3M社が開発した新素材で、もともとは断熱効果に優れているために衣服などに用いられていたものですが、吸音性、遮音性にも優れていることから、車の吸音材としても使われています。

特殊加工によって繊維が非常に細かく作られているために、空気をそこにためておけるので、吸音効果に優れているみたいです。



以前お店を通して3M社に聞いてもらったことがあるのですが、基本的には衣類用のシンサレートも車用のシンサレートも吸音効果には変わりはなく、ただ違いは車用のものは耐熱性の点で優れているらしいです。





もともと布団が車の吸音に有効だと気付いたのは、以前家の引っ越しの時に、引っ越し屋で大きな家具等を運んでもらいつつ、自分のプリウスで布団など割と運びやすいものを運んだときに、ものすごく車の静粛性が高まったという経験をしてからです。

音の反響する容積がシンサレートの蒲団を置いた分だけ小さくなっていますから、理論的には静粛性アップが期待できます。

ほんとは、トランクルームやドアなんかはデッドニングしたほうが静粛性は高まるのはわかっているのですが、内張りりのツメがあまくなったり、内張りの微妙なクリアランスが狂う可能性があるので、いじりたくないのです。

まあ、面倒くさいというのが先にあるのですが・・・(笑)


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Posted at 2015/02/14 23:17:22

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この記事へのコメント

2015年2月22日 18:47
はじめまして。

クラウンロイヤルはLSよりも静かですよ

LS(30後期セルシオ)から走りに振っているので静粛性(無音に近い)って意味ではクラウンが一番静かですよ。(センチュリー除いて)

ただクラウンのシャーシもセルシオのを改良してるので18から煩くなっています。

静粛性では20セルシオが一番静かだと思います。

センチュリーと20セルシオもエンジン音以外はそこまで変わらないです。

コメントへの返答
2015年2月22日 20:23
はじめまして。コメントありがとうございます。

20セルシオが一番静かなんですね。

ブログを途中まで拝見させて頂きました。

プロの方ですか?すごく勉強になります。

足跡無しの設定なんですが、またイイネを押させていただきますね。

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2015年12月から、アウトランダーPHEV(ナビパッケージ、ルビーブラックパール)に乗っています。
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