縁のないクルマだと思っていたロータス・エリーゼを、お友達のご好意で試乗させてもらいました♪

カ、カッコ良すぎる!!ホワイトのエリーゼ111です。
僕も詳しくはないのですが、お話によると
トヨタエンジンではないモデルだということで、
カマキリ顔になった第2世代のモデルの前期型だと思われます。
したがって、アンチト○タの僕としては、万が一にでも買うことがあったらずばり欲しいエリーゼ候補、
ローバーエンジンでカマキリ顔のホワイトそのものがここにあります!それだけで感激!(T▽T)
試乗前に聞いたオーナーさんの悩み、
「ブレーキはよく効くんだけど、リアタイヤがグリップしないんだよなぁ・・・。」
見ると、タイヤはADVAN・NEOVA・AD08という現行モデルを履いています。
トップクラスのグリップ性能を誇るタイヤなのに、グリップしないとはコレ如何に??
強力なブレーキとハイグリップタイヤの組み合わせは「鬼に金棒」だと信じている僕は
それがにわかに信じられません。その辺を確かめるべく試乗開始しました。
エリーゼをちょっと知っている人ならご存知でしょうが、走り出す前からこのクルマはすごいです。
幅広いサイドシル。超低い着座位置。フルバケットシート。邪魔なハンドルw
とにかく乗り込むのに一苦労です。座るまではさしずめ「
儀式」といったところ(^^;
なんとか乗り込みドラポジを確認。ABCペダルは間隔が狭く、アクセルなんて細い棒のよう。
踏み間違えに気をつけないといけません。
シフトレバーはニョキッと生えているだけで、シフトポジションがわかりにくそう・・・。
まだ1mmも動いていないのに、まるで別世界に入り込んだ感覚です。
ゴチャゴチャ言っても始まりませんので、勇気を出してエンジンスタート!
エンジンがスタートすると「ガーン!」とばかりに背後からエンジン音が襲いかかります。
ミッドシップエンジンですから、背後のエンジン音はある程度つきものです。
しかし、新車価格500万円を軽く超えるクルマにしては、これは予想以上の「
騒音」です。
これでロングドライブはキツイかも・・・。
僕の知っているミッドシップエンジンのクルマ、「ポルシェ・ボクスター」はとても静かなクルマでした。
せっかくのフラットシックスなんだから、もうちょっと聴こえてもいいと思うくらいに。
だから、このエリーゼはボクスターとはまったく違うクルマ。
この騒々しさが似ているのは「
ホンダ・ビート」です!そう表現するのが近いと思います。
ああ、まだ走ってもいないのにこんなにダラダラと書いてる・・・。それほど刺激的です。
クラッチはシビアなのかな?半クラをあまり使って傷めるとオーナーさんに悪いな・・・。
マニュアル車に乗るときはいつも緊張する瞬間です。
頭の中がいろいろなことでいっぱいになるなか出発。
エンスト一回w お約束です(^^;
でも、クラッチは特にシビアではありませんでした。けっこう普通な感じで重くもないです。
そして、いきなりの交差点。右に曲がるのですが、ウィンカーはどちら??
やっぱ輸入車だから左のレバー?でも、イギリスは日本と同じ右ハンドルだから右のレバー??
一瞬にして頭がパニック!とっさに左手が伸びましたが、結果的に正解でした(-o-;
ついに道路を走り出しました。走りなれたお山の峠道。でも全然しらないクルマ、エリーゼさん。
とてもじゃないけど回転数なんて上げられません。3速まででトロトロと走行。
カーブが近づくたび、対向車が迫るたびに気を遣います。ぶつけたら大変だ。
でも、信じがたいことに視界良好です。あんなに低くて窓が小さくて3ナンバーなのに。
フロントガラスからは鋭く盛り上がったフェンダーがモロ見えです。見たことのない光景。
ヘアピンカーブに差し掛かったので、ヒール&トゥをかまします。意外にもうまく決まりました(ぇ
やりづらそうに見えるペダル配置とは裏腹に、とても良い感じのABCペダル♪
そして、長めの直線で強めにブレーキを踏んでみて驚きました。
あっというまに後輪がロックして滑っていきます。ABSはないのでホントにロックです。
オーナーさんが言っていた「グリップしないリア」を実感しました。
ブレーキペダルをちょいと踏んだだけでロックするので、ブレーキ自体は強力なのがわかります。
しかし、225幅のハイグリップタイヤが粘ってくれません。
峠を
攻めすぎて流してすぐ熱ダレするタイヤを経験している僕には信じがたいことです。
けっきょくそのままグリップすることもなく、コーナーが迫ってもブレーキポイントがわからない、
コーナリング中も限界がどこにあるのか全然みえない状態で試乗を終えました。
あ、書き忘れましたが、さすがミッドシップ。
フロントがとても軽い感じで、ハンドルをきるとスッと曲がっていきます。Good!
そして、これまた意外にも乗り心地がイイ!しっかりとしたアルミモノコックのなせる業でしょうか。
みなさんが待つ駐車場に戻り、今回の貴重な体験を話し、リアについて考えました。
その結果、たぶん「
車重が軽すぎてタイヤが温まらないので、タイヤが食いつかない」
のだろうという結論に達しました。レーシングタイヤでもないのにそんなの聞いたことがない。
けれど、これが現実であり、僕の常識を超えるスーパーマシン、エリーゼさんでした。
それにしても、特性が分かるといろいろイジってセッティングを出したくなるもの。
これが自分のクルマだったらさぞや楽しいだろうな~。ということで、大変お気に入り♪
欲しいクルマのトップ3に急上昇してきたのは言うまでもありません(^^)
追伸 またまたこんなに長いレポになってしまった・・・。1時間半ぐらいかけて書いているしw
どうしてもっとスッキリと短時間で書けないんだろう。やっぱり文才がないんだなぁ。
自分的には簡潔に伝えたい。俳句とか川柳が良い例ですよね。どうもすみませんm(_ _)m