
昨日、S660で筑波サーキットにてテスト走行をしてきました。
今回は、昨年末の走行から、電気系の大きなアップデートが有り、準備が非常に大変でしたが、何とか間に合いました。
何が変わったか。
①RaceChronoでのデータ記録方法が、OBD2からCan-busへ変更
②サスストロークセンサーを取り付けて、単品作動のデータロガーを装着
③ラップタイムを正確に把握する為に、眠っていたP-LAPを復活して、ロガーとリンク
④Can-busのデータ収集の為に、フラッシュエディターのモニター画面の録画を可能に
⑤Can-busの生データを走行中に記録する為に、タフブック(FZ-M1)を取り付け
と、非常に多岐にわたってます。
特に、①と②は、今までやりたかったけど優先順位が低かったので、先送りにしていましたが、必要性が出て来たので、頑張りました。
今回は、3本走行を予定していて、新品タイヤ(3号機に装着されていたタイヤ)と、出来れば、RRに165/55R15の新品(これは新品を購入)をテストする予定でした。
ただ、Y2の走行から、ロガー関係でやる事が増えて、時間が足りなくてRRタイヤ165のテストは出来ませんでいた。
前日までの疲れも有って、せっかく新品タイヤを投入しましたが、何か大きなミスをしそうだったので、余り攻めた走りはしませんでしたが、とにかく今回の主目的である、データ記録関係は、正常に記録する事が出来ました。
以下は、Y4のベストラップで、一応クリアラップでしたが、今日はY2から非常に走り難くてリズムが全く取れていません。
画面上部のデータで、ステアリング舵角の動きが逆ですが、数値は有ってます。
また、ホイールスピードはRRの左と右ですが、LSDが入っていないので、DLコーナーでも内輪が意外にホイルスピンしてます。
ちなみに、RaceChronoアプリ上ではこんな感じで走行データを比較できます。
表示項目が4個しか選択出来ないのが泣き所ですが、画面サイズ的にはこの位が限界かもしれません。緑が左RRで、1ヘアで縁石に乗り上げて派手にホイルスピンしたのが良く判ります。
DLコーナーも、スピードとステア舵角と、内輪のホイルスピンの関係が確認できます。
(GPS速度から計算すると、3.5で割ると大体正しい速度になる感じです)
新品タイヤに関しては、予想通りに、適正内圧が大きく異なる感じで、少し高めで走った後で、今までの中古での内圧に下げたら、スタビリティが下がって全然駄目でした。
おかげて、せっかくのNEWタイヤの性能を使いきれず、残念な結果に・・・。
また、今回、眠っていたP-LAP(磁気センサーが壊れて放置)を復活させて、区間タイムを正確に測れる+ロガーに取り込む様にしました。
磁気センサーは、Droggerの補修部品が一番安いのでそれを流用して使えるようにしました。
確か、筑波はP-LAPと、トランスポンダーでの計測ポイントが若干違った筈なので、今回作動確認は取れたので、次回はトランスポンダーを借りて、比較してみます。
また、ロガーはHRCロガーを装着しましたが、P-LAPともども、10年以上前のデッドストックが大活躍でした。
Can-Busのデータは、とりあえず正確な数値でない項目も沢山有りますが、とにかくOBD2のデータと違って、正確さが比較になりません。
フラッシュエディターのモニター画面を録画出来るようにしたのですが、今回は西日対応したつもりが甘くて上手く見れませんので、次回までに要改善ですが、何とか見られるので、後で、FZ-M1で記録した生データとにらめっこして、Can-busのデータを修正予定ですが、時間が・・・。
とりあえず、欲しかった4輪のホイールスピードと、ブレーキ圧、ステアリング角度が取れる様になったので(まだ修正が必要ですが)あとはボチボチやります。
サスストロークも、無事取れる様になりました。
もともと2輪用のロガーなので、4輪を表示させる段取りが非常に面倒ですが、データを見られるので、非常にセッティングや走りのチェックがしやすくなる予定です。(まだデータは殆ど見れてません)
今回のテストで、色々と改善点も有ったので、可能ならば、18日の筑波でもう一度テストしたいですね。
Posted at 2022/02/13 21:56:29 | |
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