
昨日、筑波サーキット・コース2000で、クラッシュ後最初のテスト走行を行って来ました。
今回は、結構色々なパーツのテストが有るので、Y1からY4まで、全ての走行を走りました。
ますは、2月の最終コーナーのクラッシュダメージが無いか、車体と自分のリハビリの為に、RRタイヤは195で走行。
本当はY1だけRR195で、Y2からはRRを165に戻す予定でしたが、Y1の走りがヘタレだったのと、タイヤ内圧を下げるテストが出来なかったので、予定変更で、Y2もRR195で、前後内圧を20下げて走行。
そして、Y3で、RRタイヤを165に交換して走行して、Y4で、RRのスタビのレートを1ランク上げるテストを行いました。
また、今回、RaceDACという、RaceChroroのオプション的なパーツを導入し、サスのストロークデータをRaceChronoでも見られる様にしました。
さらに、GPSユニットを、従来のGLO2に加えて、Racebox miniと、BL-1000GTのの3台体制として、各ユニットの性能比較を行いました。
また、Can-busとの通信に、今までOBDLink-LXを使っていましたが、調子が悪そうだったので、上位機種のOBDLink-MX+を購入。
2台を分岐して使ってみたら、Can-busのデータを2台で並列して送る事は出来ませんでしたが、LXの方はOBD2のデータを、MX+はCan-busのデータを同時に取り出す事が出来たので、1台のスマホはCan-busのデータを記録し、もう一台のスマホは、OBD2のデータを受信する事が出来ました。
現状、Can-busのEng関係のデータの解析が進んでいませんでしたが、OBD2で点火時期や排気温度、燃料噴射量やA/Fの値など、結構見たいデータを同時にチェックできる様になった(OBS2はデータのレスポンスやサンプリングレートが低いですが)のは、非常に嬉しいです。
ただ、今回はOBDの分岐ケーブルが2分岐の物しかなかったので、フラッシュエディターのモニター機能は諦めて、その分をOBD2のロギングに当てたので、次回は3分岐で行けるかテスト予定です。
また、安全の為にHANSデバイスを導入。併せてシートベルトも6点式に変更しました。
肝心の走りの方は、まず、絶対にクラッシュしない様に、攻めすぎない事に重点を置いて走りましたが、多分シートベルトを変えた効果か、車体の動きを感じやすくなり、以前よりもカウンターの当て方が適切になった気がします。
Y1からY2で内圧を下げたフィーリングとしては、こちらの方が、若干コントロールがしやすい気がしますが、やはりどちらが速いかは微妙。
実はY2は、冷却関係のファンを全オフのままで走ってしまい、ストレートがかなり遅く、タイムは出なかったので余計に判断に迷ってしまいました。
恐らく、Y1とY2の中間位の内圧が良いのではないかと思いました。
また、久し振りにRR195で走りましたが、以前よりもRRを振り出すコーナーエントリーに慣れたので、余りアンダーを出さずに走る事が出来て、RRのスタビリティーを考えると、現状のセッティングでは、前後同サイズよりも、RRが太い方が走りやすい気がしました。
そして、RRを165に変更したY3は、内圧を上げる方向でテストをしようと思っていたのですが、準備に時間が掛かり、走行開始が遅れたので、内圧を上げるテストが出来ませんでしたが、フィーリング的には以前と変わらず、やはり、高速コーナーでのRRグリップ不足が問題になっていました。
以前と比べると、低めの内圧で走っていたのですが、傾向は変わらず、それ程大きな差は無い感じで、RRに関しては、内圧が上がらない(160位)までは、すごくタイヤが潰れすぎて変な音がしていたので、RRに関しては、少し高めの方が良いかもしれません。
Y4は、Y3とのインターバルが1時間しか無いので、前後のスタビ交換は無理と判断し、RRのみ1ランクレートを上げる事にしました。
そのフィーリングは、結構大きな変化が出ました。
走り始めのフィーリングとしては、RR外輪にグッと荷重が掛かる感じが出て、2次旋回初期で良く曲がる感じが出ましたが、ペースを上げて行くと、RRのスライド量が増える傾向だが、コントロールはしやすく、高速コーナーに関しては、RRの接地感というか、限界が下がった感じで、滑るまでは攻めませんでしたが、前回のクラッシュした時の不安感が増した感じで、DLコーナーも、全開が怖い感じで、最終は全く駄目でした。
RaceChronoでサスストロークを表示出来ました!
今回、テスト段階では4輪のストロークがちゃんと取れていたのが、走り出すと、左フロントのストロークがHRCロガーでも取れてい無かったので、正確にチェック出来ないのですが、ざっとチェックした感じは、RRのロールは抑えられるが、FRのストロークが深くなっていたので、その分RR荷重が減ってしまい、滑りやすい状態になったのでは無いかと思います。
RRのロール剛性を上げる事で、FRのストロークが増える事はある程度予想していたので、本当は前後のロール剛性バランス的に、STDに対してFR1ランク、RR2ランク上げる予定が、FRはSTDで、RRのみ2ランクレートが上がってしまった弊害だと思い割れます。
狙った効果は得られませんでしたが、傾向はチェック出来たので、次回走行に向けて色々と細かくチェックしていきたいと思います。
とにかく、クラッシュのダメージは無く、必要なパーツの出来たので、とりあえずスピンもしなかったので、目的は達成したと思います。
Posted at 2022/08/22 21:20:24 | |
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