
今からおよそ1年前の2015年11月7日土曜日、あの日もいい天気でした。
気温がもう少し暖かかった記憶がありますが、ちょうど今日のようによく晴れた秋の快適な1日でした。
その日のことを僕はよく覚えています。
それは8ヵ月探していたAE111のレビンを現車確認しにいき、オーナーになることが決まった日でした。
あれからちょうど365日後の今日が、そのレビンとの実質最後の日になるとは、なんの巡り合わせでしょうか。
レビンを降りることに決めたのは今日からさかのぼること1ヶ月くらい前だったでしょうか。
それまでも降りなければと決めたことが何度もありましたが、その決意は1晩寝れば忘却の彼方に忘れさられているばかりでした。
ですが今回は、自分でも今までとは違うと思う心理状態ということがわかるくらい、冷めた目で客観視するというか、そんな気持ちでレビンを降りようと思っていたので、これで決まりかなと思っていました。
降りた後レビンをどうするかについては、
「父親の実家(僻地)に空きスペースがあるから、そこに置いといて、万が一レビンに戻りたくなったら復活させる」
という、なんとも中途半端な考えもありましたが、そんなことではレビンを降りてもレビンのことが頭の片隅どころか中央から離れないと思ったので、乗り継いでくれる人を探すか部品取りかという線で考えていました。
そこにきて例の事件があり、車検を通すのにフレーム修正「も」必要な事態になり、状態を鑑みると乗り継ぐ人はいないだろうとなり、部品取りにすることに決めました。
部品取りにするにあたっては、
・AE111に乗りでこれからまだまだ永く乗りそうな人(ハチロク乗りに黒ヘッドを渡さない)
・自分で車の整備ができる人
の両方を満たす方に譲りたいなぁと考えていて、みんカラの友達リスト見たら「もう一人しかいないじゃん」って感じだったので、その方にコンタクトを取ってみました。
1日だけいろいろと調べていただき、次の日には引き取って頂くということになりました。
エンジン、ミッション、後は使えそうなものを適当に取って廃車にするという方針になり、引き渡しは来週日曜日、僕がその方の居住地の近くの工場に持ち込むことになっていました。
が。
昨日、神奈川・静岡県境辺りを走り終えて、帰りに寄った海老名SAを出発しようとした時のこと、発進時にエンスト。
あれ、ギア入ってたか、と思いニュートラルに入れ直しまたエンジンをかけるもエンスト。。
レビンのミッションはブローしていました。
1速と3速と5速は生きていたため、自宅に向かって進みましたが、Rギアは使えなくなっており、自分の駐車場に停めることは不可能でした。
(フェンスの隣の隅っこの場所でかつ、前向き駐車できるほどのスペースが無い)
自宅のすぐ前がまあまあ広い道になっており、そのマンションの住人くらいしか基本使わないため、外部からの訪問者の駐車スペースになっており、とりあえずそこに停めて上記のみんともさんに真夜中でしたが報告。
相談の結果、自走して遠方まで運ぶのが難しいため、こちらで廃車することになりました。
話だけ持っていってこのような結果になり本当に申し訳ありませんでした。
いくら駐車スペースになっているとはいえ、レビンを公道に放置しておけないので、今日、近くの自動車工場数ヶ所に問い合わせ、4AGの処理を一番適切にしてくれそうなところに引き取りを依頼しました。
運搬車の手配が火曜日が最短とのことで、今日は駐車場への移動と鍵の引き渡しのみでレビンはまだ自宅にありますが、火曜日は仕事で立ち会えないため、今日が実質的にはレビンとの最後の1日ということになりそうです。
火曜日、仕事から帰ってきたらレビンはもういなくなってるはずです。
正直、来週末も最後にちょっとどこかドライブできるかなと思ってたのがこういう形でお別れになり、あまり実感がわいていません。
レビンに対してもう未練がないかと聞かれると、そりゃあまぁ…
ええ、もう1ナノもないですよ。
というのが半分自己暗示のための嘘、もう半分が本音ですかね。
今でも111乗ってる人は羨ましいなぁと思いますが、人生はクルマだけじゃないですから、レビンにかける時間というのはこれからの自分の真の目標にとってマイナスにしかならないと理屈の上でも気持ちの上でも十分整理がつきました。
レビンでやりたかったことの何分の一、いや、何十分の一もできずに終わったけど、世の中の大多数の人は本当に乗りたい車があっても、金銭的な理由であったり、家族からの束縛だったりで違う車に乗ってるわけで、自分は世界のどの車でも1台あげますと言われたら選ぶクルマに今までまがりなりにも乗れてたわけで、幸せだったなぁと思いますね。
もともとST20系のセリカを買う金がなくて、こいつでとりあえず運転になれればいいやっていう気持ちで買った、どちらかといえば不人気車種なこのクルマが、僕にとって世界最高のクルマになりました。
2台のレビンには色々なことを教えてもらいましたし、振り替えってみれば起こったすべての出来事がかけがえのない思い出ですね。
AE111カローラレビンが世の中にあったこと、2台も所有できたこと、2台との経験の全てに感謝したいです。
次のクルマは…
はっきり言って、レビンじゃ出来なくてこいつに出来ることっとなんかあるの?
って感じなんですけど、
レビンで出来る=かっ飛ばす
が出来ないというのがそもそもの目的なので、こっちのがこれからの自分にはふさわしいでしょう。
また、レビンよりもいいと思える部分も既になんこかは見つけたので、それなりにカーライフは楽しめたらなと思います!
Posted at 2016/11/06 19:52:13 | |
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