
昨夜、TV朝日系列の
素敵な宇宙船地球号を視て思う。
黄砂による環境被害は、想像していたモノよりも相当にヤバイらしい。
今までそれらは主に、ゴビ砂漠などを発生源とする砂嵐でまき上がった黄砂が、中国の工業地域を通過途中に大気汚染物質を帯びてくるものだと自分自身、そう認識していた。
しかしそれ以外にも、黄砂の発生源はアジア大陸内陸部だけではなく、北京周辺の工業地域にも広がっているらしい。
猛烈な勢いで拡大する中国経済を支える為に建設された化学工場が立ち並ぶそのエリアもまた黄砂の原因となる砂漠化が進んでいる。
それらの工場の中には、まともな排出水処理設備が存在しないモノまであるらしく、
そこから大量の有毒物質がそのまま周囲の土地に撒かれることになる。
↓
やがて草木は急激に枯れ果てて、微粒子状の黄砂が土壌表面に現れる。
↓
毎年春の砂嵐が発生すると、その有毒物質を帯びた黄砂が上空数千~1万メートルまで巻き上がる。
↓
最後は偏西風に乗って、朝鮮半島~日本まで翌日には到着し、それらが地上にばら撒かれる。
毎年春になると、コーティングユーザーから塗膜被害についての相談が増える。
殆どの人が、黄砂は、ただの砂だと思っている…
クルマの塗膜に悪影響を及ぼし、人体にも甚大な被害をもたらす黄砂・・・
クルマの被害は、正しいケミカル知識とコーティング技術や性能の進歩で、今よりもある程度は防げる事は可能になるだろう。
しかし人間は、酸素呼吸と一緒に黄砂(有毒化学物質)を体内へ吸収している。
これを守りきれる手だてはあるのだろうか?
人が呼吸をやめるか、或いは水と同様に酸素を買う時代が来るのかも知れない。
最近も酷くダメージを受けた車両が目立つ・・・。
Posted at 2007/04/30 11:36:10 | |
トラックバック(0) |
コーティングの話し | 日記