
ここは信州旧大平宿、日本で最高所の宿場跡です。
場所は木曽谷と伊那谷のほぼ中央、奥深い飯田市にあります。
しかし昭和45年,集団移住され,11月末をもって廃村になりました。
廃村から3年後(昭和48年)「大平宿をのこす会」が発足「いろりの里 大平宿」として当時の町並みが体験施設としてそのまま残されております。
ここは一般開放されているので、協力費を添えて申し込めば、古民家一軒を借り切って宿泊(すべて自給による)することも可能な野田。
さて~廃村探索と参りましよう!

県道からの大平宿、江戸時代の建物が手入れされてそのまま残されているのはびっくりしました。

こちらはかなり朽ちておりました。
昭和30年代はこんな感じの建物だったような?

外見はかなり廃ですが中は以外に綺麗~だぞ!

トイレは外、照明は無し。昔の農家はこんな感じでした。(笑)

屋根の苔が素敵!
こちらは手入れが良くされております。

各家、二階建てに見えますが、中から見ると吹き抜けになった平屋建てです。

隠し剣 鬼の爪』(かくしけん おにのつめ)は、山田洋次監督・永瀬正敏主演で2004年10月30日に公開された日本映画のロケ地です。(最終決闘シーン撮影地)
片桐宗蔵と狭間弥市郎の決闘シーンがまさにここ、右の民家に立てこもったのである。是非一見されたし。

各家に消火栓が完備されております。
過去に火事があり全焼したためです。

家の前は小さな小川が流れており、野菜や飲み物を冷やすにはよさそうです。
もちろん冷蔵庫はありませんから。

ここは大蔵屋という旅籠、黒光りする磨きこまれた床に、古びたいろりがありました。

1人2000円で宿泊体験ができます。

大八車がええ感じです。

小学校(丸山小学校大平分校)も昭和45年11月閉校
明治6年大平第三番小学正道学校(後に丸山小学校大平分校と改名)開校。戸数47戸を数える。

閉校直前は先生が3名に児童は9名。
明治36年には、小学校生徒数が90名を超える。

まだ校舎は使用されている模様、校庭も整備されておりました。
近代化によって廃村になりましたが、良き日本ココに有りと言う感想です。
こんな暮らしに戻るのもエコの一つかもしれません。
Posted at 2008/10/09 03:11:16 | |
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