momo prototipoを整備ド素人が装着してみました①
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
初めての自分の愛車がエアバッグなしということもあり、かねてよりステアリングを交換したい気持ちはあったのですが、もともと我が家ではハンドルカバーを装着する文化があり、ハンドルが相対的に太くなることで握りやすく、片手を添えた状態でクルクルと回しやすいというメリットがありました(写真の純正ハンドルには本革風ハンドルカバーが装着されています)。よって、あまり2万も3万もする高価なステアリングに代える強い意欲を持つまでには至りませんでした。
しかしパジェ美購入からやや半年、前方でHKS スーパーパワーフローリローデットが激しく空気を吸う音が響き、後方ではフジツボ パワーゲッターが太い音を吐き出すようになると、内装の1部分として、この純正ステアリングには物足りなさを感じるようになっていました。
まあ要するにかっこいいハンドルが欲しくなったわけです。
2
そこで、ハンドル選びに入ります。有名どころのmomoかナルディのどちらかと決めていましたが、ナルディはお高いので除外。するとあとはmomoから選べばよいだけです。
母のムーヴの車検の時、新型ムーヴの代車にmomoステが奢られており、その握り心地や操舵感に感動した過去があり、「momoなら間違いないであろう」という気持ちもありました。あまりスポーティなものパジェロミニに合わないという風に自分は感じたので除外。ウッド調も内装に合わないので除外(パネルをウッド調にされてるパジェロミニオーナーの方がいらして、その方のウッドステアリングチョイスは完璧と思いましたが自分はそんな加工はしておりませんし…)。
そんなステアリング選びの過程で、ネオクラシカルと言いましょうか、古そうなのに古くない、不思議な魅力のあるデザインのprototipoに惹かれました(古くからずっと売れ筋の商品らしいので普通にクラシックなのでしょうね)。内装のブラックに合うようブラックスポークを選択。ステアリング交換作業を呆れ顔で見ていた母の話によれば亡き父がprototipoのシルバースポークをホンダ シティやトヨタ スターレットに着けていたのだとか。好みは親子で似るということなのでしょうか。
余談ですが、prototipoはプロトタイプという名前で売っていますがmomoでの本来の呼称、イタリア語でプロトティーポと呼ぶオーナーさんが多いみたいですね。プロト○ィンポとか呼んじゃ駄目ですからね。
写真左はHKB SPORT(東栄産業)のボスキット、OM-13です。エアバッグなしの初代パジェロミニはこのOM-13で良いようです。写真右は届いたばかりのステアリング。ピザ○ットの箱みたいでなんともいえない。ちなみにステアリングを止めるネジはボスキットの入っておりますので心配ありません。(自分は作業直前までステアリングの箱にネジが入ってなくてビビリまくってました。)
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ここで取り付け作業に移るのですがなにぶん整備ド素人ですので、色々な方のステアリング交換の整備手帳を参考にさせていただきました。みなさん簡単な作業ということでチャッチャと取り付けて終わっている方が多く、整備ド素人には押さえるべき要点とか細かい部分がわかりにくかったため、慎重にデータを集める必要がありました。そこでこんな交換手順マニュアルを作成したわけです。ちなみに作業中こっちはまったく見てませんでしたので、自分と同じく整備ド素人の方はこの交換手順を目安程度に考えていただいて、このまま整備手帳を読み進めていただければと思います。
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少なくとも初代パジェロミニは鍵を抜いているとホーンが鳴りません(確認しましたので間違いありません)。ですが、みなさんホーンのヒューズを外していますし、ステアリングの日本語表記が一切ない説明書にもバッテリーのプラス端子を抜いておけという図解があります。バッテリーでもヒューズでもどちらでもよさそうでしたが、ヒューズボックスはハンドル下のカバーを取り外した中の右下という不便極まりない雰囲気の場所にあったため、自分はあっさりバッテリー端子を外して済ませることにしました。
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ここで中での作業に移ります。ホーンボタンを兼ねるセンターパットを取り外すのですが、これがみなさんあっさり外されていたものの意外に固くて外れません。上の方に手をかけ、遠慮なくグイグイと引っ張ってバキャンと外してしまいましょう。それが済んだら、鍵を抜いた状態でハンドルを左へグイっと回せばハンドルロックがかかります。これをしないとセンターナットの取り外しをする際に同時にステアリングが回ってしまいます。
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センターナットの径は17mmです。センターナット関係ではこの二つの工具を使いました(整備ド素人なので名前がわからない)。十字の方を使わないと、固すぎてまったく動きません。気合を入れてエイヤと回せば緩んでくれますので、あとは写真右上の工具で緩めていきました。
また、センターナットを完全に取り去ってしまう前に、ハンドルが抜けるように揺すってやる必要があります。これをセンターナットを外した状態で行うとハンドルで顔面を強打してしまうようなので重要なポイントです。これもなかなか固くて思うように動かないので車全体が揺れるくらいの勢いで揺すってやりましょう(自分は揺すってる時にタンクの燃料がチャプチャプ音を立てるのが聞こえました)。更に、ハンドルがガコガコ動くようになったら、キーを差し込んで回しながら、ハンドルを右に切ってやってハンドルロックを解除し、ハンドルをまっすぐの位置に戻してあげてください。これでボスを取り付ける際にTOP位置がわかりやすくなります。こちらも非常に重要なポイントです。
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ステアリングを外してやると、このようになっています。ここで注目していただきたいのが①左の方の金属のギザギザ部分、②中央の3つのポッチが見える白いプラスチックの部分、③そして写真ちょい右上のグリス(?)がこびりついた金属の部分です。
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先程の写真と接する、ボスの方側を見てみましょう。
①のギザギザ部分は言うまでもなくボス中央のギザギザに対応します。そして②の白いプラスチック部分と対応するようにボス側に穴が空いています。③の金属は周囲の銅色の部分と接するようになっており、この銅色の金属はボス表面側のコネクターに繋がっています。すなわち③の部分はホーンボタン関係のエニシングなわけです。(続く)
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