
ハイキング企画:「尾瀬国立公園」
今回のハイキングの予定は4人で「矢倉岳」であったが、2人が体調不良となった。
結局2名でのハイキングとなったので、ここは一つ以前から行ってみたかった「尾瀬国立公園」へ独断で急遽変更した。
01:30
自宅を出発。
02:00
横浜で山サギをピックアップして、尾瀬へ。
三芳PAで食事。
オレは、牛丼・・・まぁ普通の味。
山サギは、うどんのつけ麺、何故か旨すぎると大興奮していたが、ほっとこう。
05:00 標高1000m
既に夜が明けきっている。
眠らずに尾瀬の入り口の一つ、鳩待峠麓の駐車場に到着。
自家用車では尾瀬には入れないので、ここからは乗り合いタクシー(900円)で鳩待峠まで上げて貰う。
後で知ったことだが、昨日尾瀬の山開きだったらしい。
とっくに山開きしているモノだと思っていたが・・・
まぁ、いいや、運が良かったということだろう。
天気は快晴、暑くなるだろうと予想したので半袖でタクシーに乗り込む。
05:38 標高1600m
タクシーでの長い長い登りだったが、殆ど眠ってしまった。
到着した鳩待峠の気温は測ってないが、寒い。
体感温度は10℃くらいだろうか。
標高が高い分寒いというわけか。
仕方がないので、念のために持ってきた雨具を着込む。
周囲には雪がまだ沢山残っており、ここから尾瀬へと下るルートは、大筋は雪に覆われているようだ。
山サギは寒さに震えているが、歩けば寒さは解消されるだろう。
至仏山に登りたかったが、ルートに鎖が掛けられていて雪で埋もれているようなので、あきらめて尾瀬に下るルートを選択した。
まだ真っ白な至仏山を見ながら、尾瀬に降りていく。
雪に覆われているというものの、実は山肌側は溶けているため、脚を踏み外すとズッポリと踏み抜いてしまうため、慎重に降りていく。
既にハイカーが歩いた道筋があるので、トレースして歩いて行けば良い。
「ハトマチ沢」を黙々と下る。
「ヨセ沢」、「テンマ沢」を超えた。
06:38 標高1400m
1時間をかけて200mを下り、ようやく「山ノ鼻」に到着した。
山小屋は、山の鼻ビジターセンターと尾瀬ロッジ等数棟の山小屋が点在している。
ココで飲み物食べ物などの購入も出来るようだ。
我々は休憩を挟まず、次の目的地「牛首」に向かう。
湿原を渡る「木道」を歩いてみたかった。
拾い湿原はまだ雪に覆われている箇所も多かったため、植物はまだ芽吹いていないモノが殆どで背丈も高くないため、延々と続く木道を歩くと遙か先まで見渡せる。
天気は快晴、風もなく、カッコウとホトトギスの鳴き声だけが聞こえてくる。
太陽が徐々に上がり始めたことも有り、寒くなく暑くなく殆ど眠っていないが気分は最高。
どこまででも歩いて行けそうだ。
牛首山を右に眺め、牛首分岐点にさしかかる。
07:26 標高1400m
いよいよ、尾瀬ヶ原中央部分に入る。
雪は殆ど見かけなくなり、植物が芽吹いていないため、枯れた植物が雪で押し倒された跡の茶色い湿原が続いている。
もう少し立てば、緑でいっぱいの湿原になるだろう。
荒涼とした湿原だが、ところどころミズバショウの清楚な白い花の群落と、リュウキンカの黄色く可憐な花が咲き乱れ、ハイカーを出迎えてくれる。
08:12 標高1400m
「竜宮」に到着。
「ヨッピ吊り橋」方面と、「見晴」、そして「富士見峠」への十字路であり、湿原中央のど真ん中だ。
峠は雪が積もっているだろうと、「見晴」を目指すことにする。
08:21 標高1400m
そろそろ、眠気と空腹が限界に達しつつある。
昼飯用に購入した、おにぎりとカップ麺だったが、早朝から歩いているので、朝食用に変更。
木道の休憩所で飯を食って仮眠を取ることにした。
空気と見晴らしの良いところで食べるカップ麺はやはりウマイ!!
こればっかりは、やめられないゼ。
食欲が満たされれば、跡は睡眠欲を満たす必要がある。
木道の休憩所に大の字になって寝る。
鳥の鳴き声だけが心地よく聞こえる・・・
寝た。。。
2時間くらいは寝たようだ。
気持ちが良すぎて、自分がどこに居るのか一瞬思い出せなかった位だ。
他のハイカーから見れば、行き倒れの死体に見えたかもしれない。。。
寝相が悪かったら、木道から落ちて自然破壊をしてしまうところであったが・・・
再起動した我々は、「見晴」を目指す。
11:00 標高1400m
「見晴」に到着。
作戦会議を行う。
「尾瀬沼」には行きたいが、片道2時間の登りのルートとなると、帰りの時間が厳しくなる。
往復4時間となると、鳩待峠の下山タクシーが無い時間に戻るかもしれない。
ここは「尾瀬沼」をあきらめて、尾瀬ヶ原を一週するコースにしよう。
11:11 標高1400m
三条の滝への道標が現れる。
往復100分のコースだが、滝となると行かない訳にはいくまい。
ちょっと寄り道で滝へのアディショナル・コースを追加。
「温泉小屋」を超えて、滝方面へ歩く。
11:39 標高1400m
・・・しかし、木道をずっと歩けば滝を見られると勘違いしたため、行く手を雪と鎖場、岩場で降りるルートに入ってしまい、途中で断念。
無理をしても時間をロスするだけなので、三条の滝の手前にある「平滑の滝」を微妙に見られる位置で満足して戻ることにした。
ネットで動画を見たが、中々の迫力がある滝のようだ。
次回は、「三条の滝」にまで行ってみたいのぅ。
12:13 標高1400m
「東電尾瀬橋」を渡る。
東京電力は、尾瀬国立公園特別保護地区の約7割、尾瀬全体の約4割を所有していることを知らなかった。
木道の整備に東電のマーク「TEPCO」のロゴマークが入っているのはそのためかぁ。
ちなみに、環境庁も木道の整備をしているので、「環」の文字が入っている木道は国が整備しているということだろう。
この橋も東電が整備したものということだな。
12:22 標高1400m
「東電小屋」に到着。
そろそろ、昼飯にしたいが、もう少しがんばって、「尾瀬ロッジ」で昼飯としよう。
12:37 標高1400m
「ヨッピ吊り橋」を超える。
深い沼だが、水が綺麗なので底までがよく見える。
13:06 標高1400m
「牛首分岐」に戻る。
14:30 標高1400m
「尾瀬ロッジ」に戻った。
腹が減ったぁぁ。
昼食は、山菜うどん850円とトコロテン350円。
休憩を取って、鳩待峠への登りのルートに入る。
早朝は雪渓があり凍っていたため、下りは滑り過ぎて慎重に降りねばならなかったが、既に気温はあがり雪は溶け始めている。
とはいえ、解けた雪はシャーベットの上を歩くのと同じく滑るのと、踏み外したときの落とし穴が怖い。
この上り坂は、平たい木道を歩いてきた身には、まさしく登りのハイキングというところか。
汗をどっぷりとかいてしまった。
16:10 標高1600m
這々の体で鳩待峠に戻ってきた。
乗り合いタクシー(下りも900円かかる)は人数が揃うまで発車しない。
山小屋でソフトクリームを購入して、タクシーを待つ。
下りのタクシーも爆睡。
駐車場に戻って、係のおばさんに近くの温泉を教えて貰う。
1000円の駐車料金を自動改札機に500円玉2枚連続で入れたところ、1枚飲まれてしまい泣く泣くもう一枚500円を追加。
連続で2枚入れちゃ駄目ですここの自動改札は。
紹介してもらった温泉は、駐車場から1分の「尾瀬ぷらり館」。
温泉代金は500円也。
休憩施設、横になれる場所とかは無いが、マッサージ機は2つある。
泉質はクリアなモール温泉と見た。
ぬるぬるとして馴染む泉質は疲れた体に程よく染みるぜぇぇぇぇ。
マッサージ機で10分100円を2回やって、駐車場で2時間ほど仮眠。
18:00
「尾瀬ぷらり館」を後にする。
またしても空腹なので、夕飯はソバ屋へ。
ここのソバはウマイ、野菜天ぷらとのセットで大満足。
そして、味噌田楽は絶品。
こんにゃくが口の中で溶けるように消えていく。
自家製との事だったが、こんにゃくってこんなにうまいのかと思えるほどだ。
22:55
横浜で山サギを下ろす。
23:41
自宅に到着
疲れたぜぇぇぇ。