
最近温泉三昧の週末だったので、外道氏とうみんちゅ一等兵(金時山で階級が上がったらしい)を伴い静岡県は木負(きしょう)堤防へやってきた。
ここは、夏の間はいろいろな魚種を見せてくれたところで、まず外れが無いと思っていたところである。
今回は、釣りの初心者のうみんちゅを連れてきたので「何か」は釣れる場所としてここを選んだ。
いつも通り、夜中から朝間詰めを狙ったため、この時期においては芯まで寒い釣りとなる。
そのため、今回の装備にはコンロを用意してコーヒー、カップ麺、何かが釣れたら煮込んでしまえ鍋も用意していた。(しかし、今回は鍋の出番は無かった・・・)
うみんちゅにはジグヘッドにアオイソメを付け「何かきっと来るだろうセット」竿を渡し、私はイカを狙ってエギを投げる。
もちろん、底物を狙ってアオイソメをぶっ込んで2本の竿も用意した。
風はほとんど無く、抜けるような星空、ミラーのように静まりかえる海、間違いなく朝までには放射冷却効果によって、冷凍人間ができあがりそうな凜とした空気が心地よい。
そんな中でも、狂ったように竿をふり続けるエギンガーの群れがいる。
「この寒空に、愚かな奴らよ」
「オマエモナー」
相変わらず馬鹿な会話をしているが、寒さによって少しづつ口数がすくなくなっていく。
うみんちゅには、海金魚の釣り方を伝授し、サイズアップして喜んでいる。
そのうち、根がかったというので、引っ張るとイイダコが釣れた。
彼にとって初めてのまともな獲物だろう。
しかし、冷える。
コーヒーを沸かして飲んでも、カップ麺をすすっても一時的にしか、効果が無い。
本当は、こんな時は度数の極度に高い酒を飲むのが効果的だ。
以前、真冬の国府津の海岸で、師匠と不毛な黒鯛釣りなんかしていた時は、ウィスキーをラッパ飲みして頑張っていたものだ。
酒は効く。
しかし、今回はそこまでは必要ないだろう程度の気温だが、やはり二人には辛かったようだ。
そのうち、外道が眠いと言って車に引きこもり、うみんちゅも頑張ったが車に引きこもってしまった。
私のエギには、またしてもイイダコしかこなかったし、底物を狙ったぶっ込みはことごとくハリスを食いちぎられ(おそらくはウツボのたぐいだろう)何も釣れない。
朝になっても、青物の回遊も無くあえなく撤退した始末。
うーむ、なんというか、いつも通りの辛い釣りになってしまって残念。
Posted at 2007/12/05 23:59:59 | |
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