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結論：要求はどんどんエスカレートします。だから何も与えちゃダメなんです。

これは映画エアフォースワンの中でハイジャックをしたテロリストに対して、どう対処するかの基本方針をハイジャックされたエアフォースワンから大統領が、その対応をホワイトハウスでしている副大統領に禅問答の形で行っています。

大統領：「ネズミにクッキーを与えると？」　副大統領：「ミルクを要求してくる」
⇒相手はつけあがってどんどん要求がエスカレートするので相手の要求は絶対のんでは絶対ダメ。

If You Give a Mouse a Cookie

２億ドル（政府への要求）でも、２０億円（家族への要求）でも同じで、一人を助けることにより、そのお金で準備した戦闘員と兵器で、その何十倍もの人命が失われ、更に制圧されて拡大された地域で苦しむすごい数の難民がでるのが、明白な状況で、たとえ一円たりとも渡すべきではありません。

テロリストにお金を渡しちゃったら、味しめるでしょ？それで軍備を拡大し、更なる悲劇を生みます。
兵糧攻めが良いんですよ。こちらからは近寄らず、対外的に接点があるところをギュッと締めていき、相手を消耗させるのが一番です。

後、無意味に話を加熱させる＝相手に餌をあげる行為です。こういうのに一般人も含めて過剰に反応してはいけません。淡々に事実だけ報道するがよろしいですね。政府に後は任せて静観するのが一番。（こんなこと書いて関心を拡散するのも本当はいかがなものかな？と思いますが、私のブログは影響範囲が極小なので問題ないでしょ？）

我々日本人は「風が吹けば桶屋が儲かる」と言う、これより複雑な事を表現する、ことわざを持っている民族ですから、それより単純なこの様な理屈を理解した上で、マスコミも取り扱って欲しいです。

単に事実を報道するのは良いですが、軽はずみに人命が大事だからお金を払うべきとか、助けに行けみたいな事をコメントするなんて低レベルな人間は報道に携わるべきでは無いですね。

私は人命を軽視しているわけではありません。単に事実としてお金で解決したら、その結果はその数十倍どころか、更にその何倍という命が失われますので、その事実を元に考えるべきです。安易な解決をするとそのつけは高くつきます。軽はずみな発言もそうです。相手につけ込まれる要素は文字列が多いほど確率的に増加します。（私が書いている文章もそうですね。異論反論各所にあるかと思います。）

ただ、お金以外に相手がメリットを感じる対価が有るかというと、私は思いつかないですね。トルコみたいに地政学的に接点があれば別ですけど。現在の原油価格ではなく下落前の原油価格に更に上乗せした単価で大量に買い付ける約束をする？⇒お金をあげるのと同じ話になりますので、これもよろしくないですね。

なお、この文章に対しては賛否両論あるかと思いますが、反論等は一切受け付けません。ミクロな話ではな、くマクロで損得考えた上で英・米のテロに対しての基本方針のブレの無さに同意しているだけです。ただ、こちらから武力での解決は私は全く同意できませんけどね。