山梨でキャンプした帰りに、ふと思い立って関東随一の酷道と名高い国道299号線を走ってみました。
出発地点は、山梨と長野の県境、瑞牆山。
瑞牆山から国道141号線までは、信州峠を越えて、長野県の県道106号線を走ります。
この道がずーっとストレートの下り坂で、とても景観の良い道でした。
南牧村に入り、国道141号へ。別名、佐久甲州街道というらしい。
途中で「秩父 右折」の看板が出てきますが、今回は十石峠を通りたいのでここはスルー。ぶどう峠の入り口でした。
国道141号線は、上信越道に向かうための重要路線なので交通量は多め。
しかも途中には松原湖や八千穂高原への入り口があるため、観光帰りの車も多くて、あんまり気持ちよくは走れません。
日本で一番長い川、千曲川(信濃川)の起点で、ようやくノロノロ運転から解放されて国道299号線へ。
一気に車が減るものの、きちんと整備された広々道路。
見渡す限り私しか走ってませんでした。(その後、十石峠を逸れるまで対向車もなく私1台でした)
古谷ダムで車を止めて撮影。
古谷ダムを通り過ぎてしばらく走ると、「乙女の滝」の看板が。
「通行される方、無料のお茶が準備してあります。ご自由にどうぞ」
という立て看板があって、思わず二度見。
でもあまりにも無人すぎて怖かったので、そのまま通過。
ここまでちゃんと対向二車線だったのに、急に車1台が通れるほどの道幅しかないくねくね道に変化したら、十石峠の入り口です。
対向車が来たら、どちらかがバックするしかありません。
スピードを落としつつ、すれ違いできそうな場所を覚えながら進みます。
幸いにも、後続車はおろか、対向車もゼロ。
だんだん心細くなりながら6kmほどそんな道を進むと、突然展望台が現れます。
駐車スペースがあったので、登ってみました。
色々説明書きもあったけど、とりあえず全部山。
駐車スペースはこんな感じ。
どこに行くかわからない道があるのに今気がついた。
この先は群馬県になります。
携帯の電波はもちろん圏外。
うだうだしていたら、群馬県側からバイクのツーリンググループが。
(久しぶりに出逢う人間にちょっとホッとする)
でもまたあんなバイクの集団に出会ったら、すれ違いできるかなぁと心配しつつ、先へ進みます。
と、ナビがいきなり「この先、通行止めがあります」などと言い出した。
嘘でしょ?
ホンマや〜〜〜😱
カーブで多少道幅の広い箇所だったので、停車してGoogleマップを見る…
圏外や…😱
でもナビには、右斜め前に道がある表示。
コレもしかして長野県に戻る道じゃあるまいな…などと思案していたら、後ろからやって来たバイクが躊躇いもせず右斜め前の道に入って行く。
案内板を見ても、知らない地名だらけでどこに出るのかわからない。
でも、進むしかない!と決心。
こんな道をぐんぐん下る。
ものすごいつづら折れの道。
あれ?なんかショートカットしてる?
よくわからないけど、無事国道299号線に戻れました😊
こういう道に出ると、ホッとしますね。
後から調べたら、逸れた道は林道 矢弓沢線というらしい。
電波も戻って来て一安心。
東京に戻るべく、一路秩父を目指します。
メロディロードなんてのも走りながら、全く信号のない道をひた走る。
ここにきてようやく1ハイタッチもGET
途中、「上野スカイブリッジ」や、「恐竜の足跡」という気になる名所もありましたが、暗くなってきたのでどちらもスルー。
志賀坂峠を抜けたら埼玉県。
峠を過ぎたら山の途中に民家があり、上半身裸の男性が川でTシャツ洗ってました。
この辺りは、川で洗濯するのが日常なのかな?
志賀坂峠から秩父までは、とても走りやすい道路。ツーリングにも良さそうでした。
秩父から正丸峠は、一気に交通量が増えます。狭い道路だから自転車やバイクを追い越す事も出来ず、なかなかの苦行でした。
正丸峠を超えて、飯能、入間まで来たら国道299号線は終了。
国道16号線〜国道254号線で池袋まで出て、外堀通りを通って帰宅。
総走行距離212.4km、走行時間5時間30分の道のりでした。
次はぶどう峠でも走ってみようかな。
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2017/09/11 19:42:03