あっという間に8月突入ですね。もうはるか昔のことのようですが、7月中旬北海道に行ってきました。
現地では仕事で車を使う為、初めて陸路+フェリーでの道中となりました。フェリーはなかなか乗る機会のない乗り物なので、記録用として残しておきます。
まず、東京から陸路で北海道に行くには、大洗港、仙台港、新潟港、八戸港、青森港、大間港と6つの港からフェリーで海を渡る航路が選べます。(
こちらの比較サイトを参考にしました。)
一番メジャーなのは仙台港発の便ですが、手ごろであるが故、連休前は平日でも大人気。仙台港発が満席だと、必然的に大洗港発もダメ。新潟港発は朝発便のみのため、消去法で八戸港発のフェリーでしか行けないことに。という事で、金土日のお仕事日程にあわせて以下のような行程となりました。
13日(水)朝:東京出発〜夜:八戸港から夜行フェリー
14日(木)早朝:苫小牧港到着〜夕方:現場入り
15日(金)〜17日(日)岩見沢でお仕事
18日(月)朝:岩見沢出発〜苫小牧港から夜行フェリー
19日(火)朝:仙台港到着〜夕方:帰京
八戸まではおよそ670kmの陸路となりますが、一緒に行くメンバー6人中、私を除く5人は23区から車で出るという概念のない都会っ子ばかり。八戸まで車で走るよ、と伝えたところ、「あれ?海どうやって渡るんですか?」という質問が返ってくる始末。
…八戸は本州だよ!
10時にオフィスで集合し、とりあえず東京を出るところまでは後輩くんに運転してもらって、羽生PAから運転交代。
東北道を八戸まで7時間かけて北上、19時30分に八戸市街へ到着。
八食センターでお寿司の晩御飯。880円の定食だったので全然期待していませんでしたが、さすがに青森、寿司ネタの鮮度が違いすぎました…!悶絶級の美味しさ。。また行きたい!
フェリー出航は22時でしたが、90分前までに受付してくださいとの案内だったので20時にフェリーターミナルへ向かいます。
勝手がわからず右往左往しつつもなんとか窓口を見つけて受付終了。今回は人数と車の台数を変更したため、振り込んだお金が現金で戻ってきてしまい、、諭吉さんたちを握りしめて運転手の私だけが車で待機。車で乗船する人用の駐車エリアが開放されたのち、係員の誘導で駐車します。
詰め詰めです。手前のポルシェは注目の的でした。
乗船開始は出航の1時間前。まずは二輪車、貨物トラックが入り、その後一般乗用車の順。でも件のポルシェやBMWミニなどは乗船列から外されて別待機しているようでした。輸入車と国産車で何か違いがあるのか?理由は不明。
乗船開始前には放送で案内が入りますが、その後は特に係員の声掛けなどはなく、前の車が動いたら自分も動き出すという感じで、フェリー初体験の私にとってはドキドキの2時間でした。
無事に乗船したエスティマくん。
駐車したらタイヤにストッパーをはめられ荷物を持って下車。徒歩乗船した同乗者のいる客室エリアに向かうためエレベータに乗ったはいいものの何階で降りればよいのかわからずキョドル私。どことなくフェリープロっぽいおじさんにくっついて適当に降りて、係員に自分の客室フロアまで案内してもらいました。
荷物をお部屋に運んでまずはお風呂!私たちが乗船したフェリーには、展望大浴場がついていましたが、波で揺れる船の上で湯船に浸かると、地震の時みたいで落ち着かない、、(;´∀`)
お風呂の後は船内を散策しアイスを買って、男子部屋で軽く打ち合わせという名の宴会。電波が途切れたあたりで就寝。
翌日は6時に苫小牧港到着だったので、5時に起きて下船準備していたところ、車で下船する人は6時前にはパーキングエリアに降りてくださいと控えめなアナウンスが入り、焦る!しかも乗船時は運転手のみが車で乗船だったので、下船もそのパターンかと思いきや、なんと同乗者全員車に乗って待機せよとのアナウンス。。船内は電波もなく、男子部屋の同僚とは連絡手段もないため、とりあえず一人で駐車エリアに降りていくと、私の車以外は同乗者もきちんと乗車してるし、、、。
小さめのフェリーなので、1台ずつバックで車室から出て鋭角に切り返してスロープを登るのですが、せまいスペースで周囲は一刻も早く下船したいフェリープロなおじさま方ばかり。1回で切り返せないと、全クルマから舌打ちが聞こえてきそうな雰囲気でまたもやドキドキ、、、。しかも電波が届かないから、徒歩下船した(であろう)同乗者たちがどこで待っているかの情報もなく、かつこちらの状況も伝えられず、またもや不安な数十分を過ごすことに。。
密閉された空間にすし詰め状態の車たち
なんとか舌打ちされる事もなく下船に成功したのち、我先にと港から出て行くフェリープロを横目に、同僚たちと連絡を取る為また乗船用駐車場にピットイン。ナビはしばらく青森のままだしGoogle Mapは使い物にならないし、電波は全然戻ってこないし、GPSとネットに繋がらないってこんなに不安な事だったのか…となんだかそら恐ろしくなってしまいました。
こんな感じで、私の処女航海(?)は終了。
今回の体験で得た教訓。
・フェリーターミナルに到着したら右往左往せずに適当に駐車して乗船受付をさっさと済ます。
→遅くなればなるほど受付列は長くなる。さっさと済ませた方がラク。
・フェリー乗船車待機エリアは、駐車したら下車してOK。
→今回は勝手がわからずずっと車内で待機しましたが、一度駐車したら乗船まで動き出さないので別に降りて待っててもよかった。実際フェリープロたちはそうしてたし。
・到着時間前にパーキングエリアに降りてくれとの案内は入るけど、別に急がなくてもよい。
→停泊した後もすぐに下船できるわけではないので、そんなに焦らなくてもよかったかな。
・下ろす荷物はトランクではなく後部座席などへ置いておく。
→とにかく前後ピチピチに駐車されるので、大型のハッチバックは当然開けられず。エスティマは後部席がスライドドアなので、後部座席の荷物が一番出し入れしやすかった。
八戸は美味しいものが食べられる街だということが判明したので、次行く機会があったら懲りずにまた八戸港から行きたいと思います。
<北海道で撮影した写真>
どこまでもまっすぐに伸びる道
美瑛の青い池
ラベンダー畑
嫌がる後輩くんに360°カメラを持たせてジェットコースターに乗車
ジェットコースターに乗ったら次は観覧車でしょ!
最終日は洞爺湖でカヌーにも初乗船
この旅で出会った美味しい食べ物たち
総走行距離およそ1,700kmの旅でした。