ある日、親父にそろそろエルグランド乗り換えたら?と聞くと
「80歳も過ぎたし、このままでいい
この車が、もう乗れなくなったらそれで終わりで良い」
『そう云う問題じゃなく、車自体は頑丈で強度がある車だけど
安全補助が一切ない車だから乗り換えたら?と言ってるの』
「もう良いんだよ」
どこか寂しげな様子でした。
我が家は、長女があと一年ちょっと大学があり
次女は来年から専門学校でまだまだお金がかかる。
私の一つの願望として、いつか親父に車を買ってあげたい思いがあった。
子ども達の学費の払いが終わる頃になると、親父は82~3歳になっている。
その時、親父は車に乗れるだろうか?その時まだ元気に生きてるだろうか?
その時、あ~あの時にやっておけば良かったな。
そんな後悔はしたくなかった。
モヤモヤと迷ってる時に、決断を煽ってくれたのがロードスターでした。
ロードスターで走ってると、良くも悪くも尖りが無いスポーツカー
ドライブしたりサーキット走っても、
歳を取っても乗れる車だと感じさせてくれた。
20代で思っていた、車でサーキットを走る願望は40代で叶える事が出来た。
まだまだ走りたいし、サーキット走りたい発作が頻発的に起きて
悶えてる日々が多々あるが、少し我慢すれば自分の車は何時でも買える。
そう思い、親父への車を購入を決断。
最初は軽自動車で良いかな?と思ったが、衝突された時の強度を考えたら心配。
次に考えたのがROOMY
大きさ的には問題ないが、私が求めてる安全支援機能が少し足りなかった。
次の候補として、シエンタを考えた。
金額的にもこれが限界。
シエンタで決まり。
親父の仕様を考えると、沢山走る訳ではないのでハイブリットじゃなくても良い気がしていたが、ハイブリットに乗った事ない親父に、機関エンジンだけじゃない今の技術の車に乗せたいと思ったのもあるし、ハイブリットしかない支援機能があったのでハイブリット車を購入。
100%ではないけど、運転中に気を失うと自動で停まる機能が付いています。
これが、購入する決め手でした。最近の車には良く付いていますが、ワンプッシュで救急に連絡してGPSで位置さえ分かれば救急車が迎えに来てくれる。
これも安心材料。
これも100%ではないが、歩行者や車が前に居れば感知してブレーキを掛けてくれる。自分もそうだけど相手にも今よりかは安全を確保できる。
オプションなんて付ける必要もなかったけど、少しでも乗りやすく多少なりとも見た目を良くしたくオプションをそれなりに取り付けた。
お陰様で、予定金額をかなりオーバーしました。
いい事ばかり書いて納得したように書いてるが、
本当はね、現行のクラウンを買ってあげたかったが、
今の私では、それを買ってあげる力が無かった。
注文から五ヶ月、ようやく本日納車
前日に、有難い事にディーラーで場所を貸してくれて
社外のパーツを取り付けする事が出来ました。
枯葉マークも新品を取り付け。
序に、ステッカーチューンも行う。
親父たちには、ずっと内緒にしていた。
納車の二日前に、親父たちに
『見せたい現場があるから時間空けておいて』と言うと
「わかった、綺麗目の作業着で行く」と言い出すので、
まてまてまて、そういう現場じゃない!
『私服で行く現場だから、俺も私服で行くから私服で来て』
取り敢えず、予定はこれで大丈夫と思った矢先
母親は、「私は現場に行っても仕方がないから留守番してる」
『は?一緒に来るんだよ』
「いいわよ。行っても面白くないから私は留守番してる」
めんどくせ~
『うだうだ言っていないで、一緒に来ればいい。俺の妻も一緒に行くから黙って土曜日準備していればいい!!迎えに行くから』
渋々承諾
土曜日の朝と言っても10時過ぎ
お迎えに行き連れ出すと、どうもどこかのレストランに連れて行かれて食事でもすると思ってる様子だ。
ディーラーに入ると、両親は不思議そうにしていた。
車から降りる事を促すと、めんどくさそうに降りる。
シエンタの隣に車を停め、降りた親父に隣の車を指さして『こんな車どう?』
と聞くと、「要らない」
どうも、私にその車を勧められてそれを買えと言われてると思ったらしい。
『要らないじゃなくて、これはうちの車。俺からの、最初で最後の贈り物』
親父も母親も状況が呑めなく困惑してる様子。
親父も母親も、「車なんて貰えない」の一点張り
いやホントめんどくさい。
『ガタガタ言っていないで、運転席と助手席に座れ!』
戸惑いながらも、息子の圧力に押されようやく搭乗
『じゃあ浜ちゃん(担当営業)頼むよ』
車の説明が始まるが、まだぼーとしてる感じ。
大丈夫か?じいちゃん…と思っていたが段々状況を受け入れてきた。
段々実感してきたのか、自分からも説明に質問するようになってきた。
親父たちを置いて、帰る途中妻が「あ~~緊張した」
何でお前が緊張するんだ!
親父たちが喜んだかどうかはわからない。
正直、喜ぼうが喜ぶまいがどちらでもいい。
喜んでくれた方が勿論良いが、私がやりたい事をしただけなので、感謝される必要もないと思ってるし、それ以上に両親には多くの事をやって貰ってきたから、これじゃ足りないぐらいと思っている。
納車式も終わって、仕事があったので会社に居ると
エルグランドに積んである荷物を取りに来た。
何か言いたそうだったが、何も言わず荷物の移動を始める。
だから一言
『この車は、息子からの最初で最後の贈り物の車。このシエンタは、普通に乗ってれば10年は普通に乗れる。乗り換えの時期が来たら、乗り換えではなく免許返納を考えてくれ』というと
「そこまで生きられるかな?」と言う
普通の息子なら、「大丈夫だよ元気に長生きしろよ」とか言うのでしょうが、
何かムカついたので『無理じゃね~?』と言ってあげた。
ゴルフ辞めて2人とも趣味が無くなり、外食以外引き籠りに気味だったので、
数年前にパークゴルフセット(そこそこ良いの買ったから15万円ぐらい)プレゼントすれば、こんなものやらないとか言っていたのに、今では毎週行ってる。
最近では、月例に出ようかなとか言ってるし…
何と言うか、天邪鬼と言うか素直じゃないと言うか変な所を格好付けると言うか…
もう少し素直で、格好付けてる所がかっこ悪いと自覚してくれると、息子としては助かるんだけどな~両親ともども。
今更、そう云う所を直せとも思わないし直さなくてもいいから、残りの人生楽しんで欲しいもんです。
ここでブログを終わらせれば、そこそこ良い話で終わるのだが、
実はかなり自分自身落ち込んだ。
10,11月の二ヶ月で600万円以上貯金が消えた。
私高、私大の後期の月謝、専門学校の入学金と前期分の月謝と車と娘の教習場代
俺はいったい何の為に働いてるのか?
コツコツ貯めたお金が一瞬で消えた
本業のメインの仕事が景気が悪く儲かっていない。
メインでは賞与が払えない。社員は週休二日の定時上がり
サイドビジネスは私一人で行っている。土日関係なく働いた利益は全部賞与になって消える。
ここでは書けない事も…
大丈夫!大丈夫!必ず反転する時期が来る。
だから大丈夫!と自分に言い聞かせ気持ちを切らさないようにしている矢先、
TVが音声は出るが、映像が映らない。
8年も使って、今日から20数万円の高級ラジオだと思えば、何も問題は無い。
だから大丈夫だ!大丈夫だ!・・・・
いや無理!高級ラジオとは思えないwww
買い替えよと思ったら、ヨドバシでお年玉抽選に申し込んでいた抽選が当選
PS5とソフト2個付き
めちゃくちゃお得なわけではないが、そこそこお得
数ヶ月で散財していなければ、躊躇なく買ってしまう感じだが
心が沈んでる今の私には躊躇してしまう。
12月6日23時59分まで決断しなければ、キャンセル扱いになってしまう。
12月6日23時30分ごろからこたつに入って、おでこをテーブルに付けて悩む
普段頑張ってるから、これぐらい買ってもいいじゃないか!イヤイヤこれだけ一気に散財したんだから今は辞めておこうと、自問自答を繰り返す。
ドラクエⅢをどうしてもやりたいので買う事を決意
体を起こし時計を見ると、0時3分
慌てて、サイトを見るとキャンセルになっている。
どうやら、いつの間にか眠り夢の中で自問自答を繰り返していたようだ。
きっと神様が、今は買う時期じゃない!馬車馬のように働きまくれと言っているんだと思う。
だから大丈夫!
絶対にここから巻き返す。
あっという間に、散財した分と自分の趣味車を取り返してやると
根拠なく強く決意するのでした。
宝くじ当たらないかな…