『窓ガラスの撥水コートとワイパービビり音対策』 ④フロントガラスのフッ素系撥水加工
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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ZR-Vフロント対応の撥水ワイパー BELLOF iBEAUTY S FLAT WIPERに、NWBのグラファイト替えゴムを移植して、グラファイトワイパー化出来たので、念願のフロントガラスのフッ素系撥水加工を施行。
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⒈ 用意したもの
下地処理剤は、前回から一部変更してCarall ガラスクリーナー油膜取りパッド、Surluster Zero Window Strong Resetに加えて、定番のProstaff 油膜&被膜落とし剤キイロビンゴールド、 評判のProStaffレインモンスターリセットを用意。
撥水コーティング剤は、前回と同じKeePerウインドーガラスフッ素50ml。
その他、ウインドーガラスフッ素付属のスポンジに巻くキムワイプ、下地処理後の拭き取りに使用するキムタオル、ワイプオールX70、下地処理時にゴムや樹脂を保護するマスキングテープ、水スプレーなどは前回と同様。新たに、ウロコの確認、撥水加工の塗り残し・拭き残し確認用にTool Campany Straight 充電折り畳み式 ウルトラスリムLEDライトを用意しました。
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⒉ フロントガラスの下地処理
窓ガラスの撥水コーティングには下地処理が重要です。
⑴ まず、水洗いをして砂などの汚れを取ります。
⑵ ゴムや樹脂部にマスキングテープを貼り、研磨剤を含む下地処理剤から保護します。
⑶ 使用した下地処理剤の概要
① Carall ガラスクリーナー油膜取りパッド:スポンジに薬液を染み込ませた商品で、硬めのスポンジはガラス面に均等に圧力が掛けられて作業が楽です。油膜取りならこれで十分。
② Prostaff 油膜&被膜落とし剤キイロビンゴールド:ボトルの薬液をスポンジに塗布して使用する製品ですが、付属のスポンジが柔から過ぎて施工しずらいので、使い終わった油膜取りパッドに塗布して使用。油膜取りなら十分。
⑶ Surluster Zero Window Strong Reset:ボトルの薬液をスポンジに塗布して使用します。付属のスポンジは、接地面が小さく高さのある形状で持つ手に少し力が入りますが、適度の硬さで作業はし易く、研磨面が優秀なのか油膜だけでなくウロコにも有効です。
④ ProStaffレインモンスターリセット:これもボトルの薬液をスポンジに塗布して使用します。付属のスポンジは、ティアドロップ型で際や角も施工し易い。油膜取りにもウロコ取りにも万能な印象です。
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⑷ 油膜取り
ガラス面を水で濡らして、油膜取りパッドに軽く手を添えて、15cm四方程度の狭い範囲を磨きます。最初は薬液が油膜部で弾かれますが、縦・横と向きを変えながら何度か磨くと徐々に水弾きが少なくなります。乾くと抵抗が大きくなるので、時折スプレーで水を加えながら行うと効率的です。水弾きがなくなったら、濡れタオルで薬液を拭き取り、十分な水で洗い流します。油膜が取れると親水性になります。
通常、薬液の拭き取りにはタオルやマイクロファイバークロスを使いますが、研磨剤の拭き取り後の再利用は出来ないため、貧乏性の私は今回もキムタオルとワイプオールX70を使用。両製品とも水に濡らし絞って使えるので、問題なく使用出来ます。
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⑸ ウロコ取り
ウロコは、可視光では非常に分かり難く、触っても分からないので厄介です。通常、濡れたタオルで拭いた直後に手で日陰を作って確認しますが、LEDライトの強い光を当てるとウロコが白く浮き上がり簡単に確認出来ます。油膜取りと同様にガラス面を水で濡らして、Surluster Zero Window Strong Reset、またはProStaff レインモンスターリセットの専用スポンジに薬液を塗布し、軽く手を添えて15cm四方の狭い範囲を、縦・横と繰り返し磨きます。濡れタオルで薬液を拭き取り、十分な水で洗い流し、LEDライトでウロコが無くなった事を確認して終了。
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⒊ 洗車
フロントガラスの下地処理が終了後、通常の洗車を行って下地処理剤を洗い流します。洗車の仕方は、2回目の手洗い洗車をご参照下さい。
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⒋ フロントガラスの撥水加工
⑴ フロントガラスは大きいので左右に4分割してブロック毎に撥水加工します。
⑵ 付属のスポンジにキムワイプを二重に巻いて、KeePerウインドーガラスフッ素50mlの薬液を最初はVの字、2回目以降はIの字にキムワイプが湿る程度に薬液を塗布します。
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⑶ フロントガラスを1/4ブロック毎に、コの字を書く様にⅰ) 縦、ⅱ) 横、ⅲ) 周囲を囲む、ⅳ) 水が流れる様に上から下へと塗り残しがない様に薬液を塗布します。残りのブロックも同様に施行。ブロックの境界は特に塗り残しに注意して施行します。塗り残しの確認にもLEDライトを使用。
⑷ 乾燥のために夏場は15分以上待ってから、拭き上げます。拭き残しの確認にもLEDライトが活躍。
⑸ 定着のために1時間は水を掛けない様にします。
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⒌ グラファイト化したBELLOF WIPERに交換
雨が降り、純正のフロントワイパーを作動させた所ビビり音が発生したので、予定通りグラファイト化したBELLOF WIPERに交換しました。ビビり音は消失し拭き取りも良好で、ワイパーの格納位置、メンテナンス位置ともにフィッティング面でも問題なし。これで、窓ガラス全面のフッ素系撥水加工が完了し、『窓ガラスの撥水コートとワイパービビり音対策』も終了です。
追)ワイパーのメンテナンス位置が助手席寄りなので、手動で運転席側にずらしてみたら、今度は格納位置が上側にずれました!? やはりワイパーの稼働範囲は一定の様です。
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