• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

にゃんカラのブログ一覧

2016年04月03日 イイね!

レヴォーグ(など)のエアコンスイッチ

レヴォーグ(など)のエアコンスイッチインプレッサ スポーツ(GP7A)のエアコンスイッチが手に入りました。(72311FJ030 です。)
このエアコンスイッチは、レヴォーグに取り付けてもアイドリングストップしないということが、たくさんの方々から報告されています。

ちょうど車体側の配線コネクタが付いているものが手に入ったので、少し調べてみました。

車体側の配線を見ると、レヴォーグと配線色も全て同じ。
そして、青と赤のねじってある配線が出ています。これは間違いなく、CAN の配線です。



CAN のデータを見てみました。
このエアコンスイッチの CAN ID は、0x280 と 0x281 のようです。
これはレヴォーグと同じです。

0x281 の方は、各種スイッチやら風力設定やらモード設定やらのデータが CAN ネットワーク上に流れています。
そして 0x280 の方は、消費電力に関わるっぽいデータ(電熱線とファン?)と、エアコンスイッチそのものの状況データと思われます。こちらがアイドリングストップに関連していると思います。

このインプレッサスポーツのスイッチは、0x280 の3つ目のデータが 0x80 または 0x90 です。
これはビット(2進数)で表すと、0x80 = 1000 0000、0x90 = 1001 0000 となります。
一番左のビットと左から4番目のビットが使われています。
一番左のビットが1のときが電源ONの状態、左から4番目のビットが1のときが初期化が終了して稼働中の状態を表すと思われます。
「稼働中」をアイドリングストップコントローラが確認すると、アイドリング機能が動作し始めると考えられます。
(アイドリングストップコントローラは、アイドリングストップに関係するすべてのモジュールが稼働して初めてアイドリングストップ機能を動作させるのだと思います)

一方、レヴォーグのアエコンスイッチは、電源ONが左から4番目、稼働中が左から5番目と思われます(0x10 と 0x18)。
使われているビットの位置の違いから、このインプレッサスポーツのスイッチではレヴォーグでアイドリングストップ機能が動作開始しないと考えられます。

わざわざビットの位置を変えているのは、使い回しできないようにしているだけに思えます・・・。


ちなみに、私のレヴォーグは例のボンネットの塗装はげの不具合で現在修理中ですが、代車は XV(GP7D 2014年式)です。
当然ながら、CAN BUS のデータを取りました。
(実物で確認していませんが、おそらく 72311FJ800 と思います。)
XV は、0x10 のみでした。
XV のアイドリングストップコントローラは、この1ビットだけを見ているのでしょう。
(たまたまレヴォーグもこのビットを使っています。他のデータは 0x280, 0x281 とも、レヴォーグのエアコンスイッチと同じようですので、多分 XV GP7D にレヴォーグや S4 のエアコンスイッチを取り付けても、アイドリングストップするのではないかと思います。そしておそらく、今回調査した GP7A 用のスイッチも同じビットが 1 になるので使えます。)


さて、このインプレッサスポーツ用とレヴォーグ用のビット位置の違いは何とかできるのでしょうか?

とりあえず、このインプレッサスポーツ(GP7A)用のスイッチの中身を拝見。
基盤には、CAN のレシーバ(TJA1040)が載っています。
そして、ワンチップマイコン(ルネサス製の R8C/38C と思われます)も。
(CAN レシーバの上のチップは OP アンプ、右の方にある3つのチップは多分 RAM)



このワンチップマイコンに書き込まれたプログラムが違うということになるでしょう。
このマイコンはプログラムの上書きでの書き換えが可能ですが、元のプログラムがどんなプログラムかが分かりません。
世の中には、ルネサスのチップからプログラムを取り出す技術が存在するようですが、公式にはそんな方法はありません。ちょっとレベルが高すぎます。(多分、パッケージを破壊して内部のフラッシュメモリから直接取り出すんだと思います。)

マイコンのチップそのものをレヴォーグのものと交換すれば良い気もしますが、これもハンダ付けなどいろいろ面倒です。

結局、レヴォーグ用のスイッチと CAN の仕様が同じと思われる S4 用ぐらいしか、レヴォーグでアイドリングストップが動作するエアコンスイッチは無いのではないかと思われます。


おまけです。

このインプレッサスポーツのスイッチですが、ダイヤルを回したときにギヤが回って、ギヤとつながっている十字形のモノが回転します。(十字のモノの写真を撮り忘れました。裏側の基盤側にあります。)



十字形のモノが回転すると、スイッチに十字の先が当たってスイッチが一瞬入ります。
ギヤの1/4回転で一回スイッチが入り、回転が判別できます。(下の写真の黄色い十字が回転するのを想像してください。)
スイッチは、下の写真のようなモノで、右回転と左回転が判別できます。(黒い突起が左にも右にも倒れます。)

Posted at 2016/04/03 21:42:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月21日 イイね!

A型レヴォーグにSRVD設置の詳細(ミラーの配線)

A型レヴォーグにSRVD設置の詳細(ミラーの配線)A型への SRVD 設置に挑戦したいという方がいらっしゃいましたので、ドアミラーの配線についてまとめました。
お役に立てれば幸いです。








変換コネクタはこんな感じ↓です。
GND は全てボディアースなので、点線のようにまとめてしまえばドアを通す配線が少なくて済み、楽です。


Posted at 2016/03/21 20:38:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年03月14日 イイね!

CAN BUS のデータを取得する機器

CAN BUS のデータを取得する機器車載ネットワークである CAN BUS に流れるデータを取得するには、それなりのハードウェアが必要になります。
私は、Arduino 用のハードウェアである、Seeed Studio の CAN BUS Shield を利用していました。
下の写真のようなものです。



この写真のものは Ver. 0.9 とやや古いもので、この記事を書いている現在は Ver.1.2 が販売されているようです。
少し前までは国内で販売しているところはありませんでしたが、現在はネット通販でも手に入ります(「戦国伝承」にあります)。国内なら 3,300円 程度です。


Arduino はハードウェアとしては簡単に操作できるのですが、ちょっと凝ったことをしようとすると難しくなります。
やはり、Linux などの OS が動作するハードの方がいろいろと便利です(操作は難しくなりますが、OS の恩恵を受けられます)。

Linux が動作するハードとして、Raspberry Pi がありますが、Raspberry Pi 用の CAN 用ハードウェアとして、SK Pang というイギリスのメーカーによる、PiCAN 2 というハードがあります。
下の写真の左側のものです。



Linux ですと、OS からコマンドで CAN を扱うことができます。プログラムの作成も Python が使え、比較的楽にできます。
国内では扱っているところが見つけられませんでしたので、直接英国の SK Pang から購入しましたが、送料込みで 6,000円以上しています。


そして、上の写真にある小さなボードですが、右の Arduino につながっています。
このボード、eBay で送料込みで 300円していません。270円くらいです。でも、使えることがわかりました。
(ただし、水晶発振器を 8MHz のものから 16MHz のものに載せ替えています。既存のプログラムが 16MHz 用だったので、書き換えるのが面倒だったためです。)

下の写真がアップです。




1 つ目の CAN BUS Shield も、2 つ目の PiCAN2 も、270円のボードと乗っている部品はほぼ同じです。(それなりに追加されているものも、もちろんあります。)

Raspberry Pi 2 + PiCAN2 と、Arduino + 中華製の 270円ボードをつないで、短い CAN BUS を作ってデータを送受信してみました。下の写真です。



ハードを接続した写真と左右の位置が入れ替わっています。左のコンソールが Arduino + 270円、右が Raspberry Pi + PiCAN2 です。
右のコンソール画面は、Mac から PC LAN 経由で Raspberry Pi に接続しています。そして、Raspberry Pi から CAN BUS にデータを送信しています。

左の画面の Arduino + 270円ボードに、CAN BUS を通ってデータが届いているのが見えます。


おまけです。
Arduino のプログラムは、下のようなものです。受信するだけの、短い簡単なものです。


Posted at 2016/03/14 01:58:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年01月23日 イイね!

A型レヴォーグにSRVD設置の詳細

A型レヴォーグにSRVD設置の詳細A型レヴォーグに SRVD を取り付けました。(整備手帳に記載のとおりです。)
詳細を知りたい方がいらっしゃるかと思いますので、まとめておきます。

■SRVD 構成概要
SRVD を構成している部品は、主に次の4点です。
・リアバンパーの裏、車体の左右角に設置された「ショートレンジ レーダー」
・SRVD 用 LED がついた「左右ドアミラー」
・機能の ON/OFF を切り替える「スイッチ」
・機能の ON/OFF 状態を表示するインジケーターとしての「メーター」

また、車内 LAN である CAN BUS を利用しています。

ショートレンジ レーダー(以下「SRR」)は CAN のモジュールで、ドアミラーの LED を点灯させる判断をしているのも SRR 本体です。SRR が SRVD の中核となる装置です。他の装置は、表示したりするだけの装置です。

■ショートレンジ レーダー(SRR) について
レヴォーグの SRVD に使われている SRR はドイツ A.D.C. GmbH 社製の 24GHz 帯の電波を利用したレーダーです。
50m ほどの距離のレンジがあり、左右方向 150度の検知範囲があります。
なお、この SRR は A.D.C. GmbH 社より、総務省に電波利用機器としての届け出が 2012 年末に行われているようです。個人が車に増設して利用しても、電波法に触れることはないと思います。

概要仕様は、下記リンクの PDF に記載されています。

SRR20X Short Description

上記の資料では、コネクタのピンの仕様も公開されていますが、レヴォーグで利用していないピンもあります。SRR は設定をいろいろと変更できるようですので、使っていないピンには本来の信号が来ていないと思われます。

レヴォーグで使われていないピンを下の図に書きました。取り消し線で消してあるピンは使われていません。



ピン配列図には、Master と Slave の2つの記載がありますが、SRR は左右2つで1セットです。左が Master で 右が Slave です。役割が若干異なっています。

コネクタはこれ→025型TS防水シリーズ10極Fコネクタキット/10P025WPK-TS-BK-F
(SRR 側がオス)

蛇足です。
eBay に出品されている TOYOTA(レクサス)のレーダーを見ると、レヴォーグと同じものが使われているように思います。(たくさん出品されています。)
しかし、SRR は CAN BUS に繋がれていて、BUS から車速やウインカー情報などを取得しているようです。CAN の情報の形態は車種によって異なりますので、レクサスのものはそのままではレヴォーグに利用できないと思います。

■設置のイメージ
SRVD の設置は、SRR をリアバンパーの裏の車体に固定して、電源やドアミラーへ配線するというイメージです。
配線は、電源とドアミラーの LED と、車内 LAN(CAN BUS)、ON/OFF スイッチに繋ぐというイメージになります。下の図のような感じです。



CAN のところの 120Ωの抵抗は、 車内の CAN に繋がないつもりでしたので終端抵抗として付ける予定でした。しかし、車内 LAN に繋がないと SRR は動作しないので、この抵抗は不要です。
また、Switch Indicator と Buzzer は、B型では配線されていません。私が繋ごうと計画しただけです。
(追記:Switch Indicator の線には情報は出てきていません。ON でも OFF でも電圧に変化はありません。)

■設置の実際
SRR はリアバンパー裏の車体に取り付けます。
SUBARU の部品検索システムでは、下の図のように図解されています。



本来は車体から長いネジが出ていて、SRR の台座をネジ止めしますが、A型にはネジがありません。下の写真のように、何もありません。取り付けには工夫が必要です。



おんせん県おおいたサマの写真で B型の SRR 取り付け用ネジを見ることができます。


私は SRR の台座の固定に、工事用に利用されている金属同士を接着するための両面テープ↓を使いました。かなりな粘着力です。




SRR から車内へ配線を引き込む必要がありますが、A型の車体には SRR の配線引き込み用の穴は当然ありません。(B型には 45mmΦの穴があるようです。)
バンパー内で使えそうな穴は、後輪のすぐ後ろの辺りにある2つです。(下の写真を参照)



上の穴は 20mmΦ、下の穴は 30mmΦです。
どちらを使っても良いと思いますが、私は 30mmΦのパッキンが手に入ったので下の穴を使いました。(下の写真参照)




車内へ SRR の線を引き込んだら車内に配線をしますが、荷室の内装を剥がして配線すると良いと思います。
車外からの線を車体前方へ持っていくのと、左右の SRR を接続するために配線をしますが、具体的にどうしたのかは、下の写真をご覧下さい。






↑この時は CAN は繋いでいません。



車体の左右、サイドシルの辺りを通すところは写真を撮っていませんが、元々の配線があるのでその隣を通せば大丈夫です。配線用の既存の固定器具もそのまま利用できますので、それほど難しい作業ではないと思います。ただし、ケガには注意です。鋭い部分がいくつかあります。


左右の SRR をつなぎ、電源/GND と、ドアミラーの LED と、CAN BUS をつなげば動作します。
スイッチはデフォルトで ON なので、機能の ON/OFF が必要なければ繋がなくても良いと思います。
なお、ブザーは繋いでも動作しません。

SRVD 機能の ON/OFF 状態は、B型ですとメーターに表示されますが、これを実現するにはメーターを B型用にしなければなりません。それは現実的ではないので、他のやり方を考えたいと思います。

SRR の電源は ACC から取っています。B型のサービスマニュアルを見てもそれで良いようです。

また、サービスマニュアルを見ると、検知範囲の調整などが必要なようですが、検知範囲が広いので大体でも特に支障はないと思います。


とりあえずこんなところです。
思い出したら付け足すかも知れません。
Posted at 2016/01/23 12:24:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2015年03月31日 イイね!

ドライビングシューズ

ドライビングシューズドライブはやっぱり、薄底のシューズが良いのですが、最近は底が薄いシューズがなかなかありません。

そこで、ドライビングシューズを使っています。
「フェラーリ プーマ ドライビング パワー 2 ロウ SF」という、PUMA のドライビングシューズです。

横幅が狭い造りの靴で、日本人向けの足の形では無いため、サイズは大きめを選ばないとキツくて履けません。

1.5cm 前後大き目のサイズにすると良いようです。
私は 2cm 大きいサイズにしましたが、ちょうど良かったです。

かかとの部分は広範囲にゴムでカバーされています。そして、底は厚すぎず薄すぎず、程良い厚みです。重さも軽めで良い感じです。

このモデルは要所要所に赤が使われていて引き締まって見えます。靴ひもの先端、ヒモを通す穴、ベルクロの裏など。
良いデザインと思います。

ちなみに、靴底も赤いです。
Posted at 2015/03/31 23:35:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #レヴォーグ ツイーターバッフル 3Dプリント https://minkara.carview.co.jp/userid/2407630/car/3056290/8313411/note.aspx
何シテル?   07/27 22:49
にゃんカラです。 単なる自慢ではなく、役に立つことを書きたいと思います。 よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

VNレヴォーグ(E型)/CAN通信調査(3) Mのギア等 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/23 01:41:24
アクセサリーライナースイッチ D型へ交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/31 00:01:17
STIレザーシート塗装補修 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/07/03 00:38:09

愛車一覧

スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
VM4から乗り換えました。車体色はまたレッドです。 初めてローンを使って購入しました。ロ ...
スバル インプレッサスポーツワゴン スバル インプレッサスポーツワゴン
重い車体に 1.5L NAエンジンで非力でしたが、挙動が素直なクルマでした。 扁平率82 ...
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
10年乗りましたが、不注意で少しコスってしまって入庫した時にオイル漏れなどがわかり、いろ ...
スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
現在スバル車3台目です。 A型は初めてです。

過去のブログ

2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation