セロー250鼻づまり対策(簡単エアークリーナー押え製作)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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1.今回新作して取り付けたエアークリーナー押え
トリッカーを購入して直ぐの2010年に、40km/h以上くらいで、アクセルを開けた時に、鼻をつまんだまま走らされている様な、鼻づまり感を感じた。
対策として、エアークリーナーケースの蓋を取り去って、エアークリーナーエレメントを押さえるだけのアルミ板に付け替えて、以後使用している。
今回、整備手帳に載せるに当たって、簡単に作れる形にしてみました。
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2.ノーマルのエアークリーナーケースのキャップ
エアークリーナーケースは、吸気マフラーの働きをしている。
排気マフラー同様に、これがあると、吸気の流れを阻害して、何らかの出力低下は免れない。しかも、セロー250(トリッカー)の場合は、私がこれまでに経験したバイクの中でも、出力低下が甚だしい。
対策として、2010年当時は、エアークリーナーケース・キャップに穴を開けるとかの記事を見たが、私はもっと単純に、蓋を取り去れば良いと考えた。キャップに加工すると、元に戻せなくなるリスクもある。
最近では、大きな穴を開けた金属製又は樹脂製のセロー250専用エアークリーナーケース・キャップが売られている様だが、私に言わせれば、元の形に囚われて、割り切り方が足りない。
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3.エアークリーナーケースのキャップを取ったところ
キャップはエアークリーナーケースを密閉して、吸気マフラーを構成すると同時にエアークリーナー・エレメントの上端を押さえて固定する働きをしている。
キャップの取付ネジはM6で、その固定部分には2mmの段差がある。
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4.新作したエアークリーナー押えの表側(上側)写真
上のノーマル・キャップに替えて使用するエアークリーナー・エレメント押さえです。
ホームセンターで売られている、2x20アルミバーで作りました。
取付ネジは、ノーマル・キャップに使用しているM6のネジをを使用します。
ネジの底付きを防止するために、6mmバネ座金を左右に1枚ずつ追加します。
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5.新作したエアークリーナー押えの裏側(下側)写真
押さえに必用な2mmの段差は、アルミバーを折り返すことで作りました。
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6.新旧エアークリーナー押えの写真
一番上は、2010年から使用していた、エアークリーナー押さえで、
下は今回新作した物です。両者は機能的には、全く変わり有りません。製作は随分と簡単になりました。
この形式の、エアークリーナー押えを使用して、14,000km余りを走行しましたが、エアークリーナーはシートの下にあるので、特に雨水が入るとか、埃が貯まりやすいとかのトラブルは全くありません。
吸気マフラーの働きをキャンセルすることで、シートの下からグワッ・グワッと言う吸気音がして、若干騒音レベルがアップしますが、我慢を強いられる程では無く、違法マフラーの様に周囲に騒音をまき散らす物でもありません。
何より、加速時のストレスが無くなるのが、うれしいです。
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7.製作部品図 (単位:ミリメートル)
参考に、材料図と加工図を掲載します。
(1)2x20のアルミバーを145mmに切ります。
(2)端から20mmのところで、アルミバーを折り曲げて平らになるよう叩きます。
(3)折り曲げ端から10mm離して、105mmの間隔で、直径6.5mmのドリル穴を2箇所開けます。
(4)角をヤスリで適当に丸めておきます。以上です。
セロー250又はトリッカーのエアークリーナーケース・キャップのパーツ品番は、発売時から現行まで変わっていないので、全ての年式に適用できると思います。
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8.オチ
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