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NorthStarの愛車 [三菱 ディアマンテ]

2007 全日本ダートトライアル選手権 第1戦

投稿日 : 2007年03月26日
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3月25日、栃木県の丸和オートランド那須に於いて、2007年の全日本ダートトライアル選手権が開幕。
当日は午前中は前夜からの雨が残りましたが、お昼すぎには雨もあがり路面状況も好転。

ダートトライアルは正直なところ一般的な認知度は低いモータースポーツですが、観戦を是非お薦めしたいカテゴリーです。

写真はN2クラスに参戦するダイハツブーン。
トヨタパッソと兄弟関係にあるブーンですが、ダイハツは元々ラリーやダートラで活躍しているメーカー。
ゆえに「X4(クロスフォー)」というグレードを独自にラインナップしており、同グレードはインタークーラーターボ付きの排気量936ccエンジンを搭載、駆動方式はもちろん4WDで98kW(133ps)というハイパワーを誇っています。
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同じくダイハツからは軽自動車も参戦しています。

シードゼッケン「21」はミラ・ジーノ、小清水昭一郎選手はダイハツワークスドライバーであり、2年連続でSC2クラスのチャンピオンに輝いています。

SC2クラスは排気量1600cc以下の4WD車が属しますが、SC車両はナンバー無しの競技専用車両とされ、大幅な改造が認められています。
エンジン排気量の拡大もOKですし、オーバーフェンダー装着などによる車体寸法の変更も可能。

ゆえに写真のミラ・ジーノもそのフェイスは市販車同様にファニーなものですが、ワイドフェンダーで逞しい印象をも与えてくれます。
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ダート路面での競技といえば、やはり三菱ランサーエボリューション無しには語れません。

写真はナンバー付改造車であるSA車両、そのうち4WD車が属するSA2クラスから参戦した、名門・OKUYAMAのランサーエボリューション。

そして何と、ドライバーはSUPER GTやスーパー耐久でもチャンピオンを獲得しているレーシングドライバーの青木孝行選手。
テレビ番組の企画として始まったダートトライアルへのチャレンジが、遂には全日本選手権参戦へと行き着いてのエントリー。

更に驚いたのは、当日の青木選手の出で立ち。
OKUYAMAのレーシングスーツに身を包んでおられたのですが、なんとそのスーツは往年のダートラ名選手・宝田芳浩選手のものだったのです。
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SA2クラスと言えば、今年は"大物"が移籍してきました。

昨年まではより改造範囲が狭いN3クラスに三菱ランサーエボリューションで参戦して連続チャンピオンを獲得してきた荒井信介選手。

その荒井選手が改造範囲のより広いSA2クラスへと戦いの場を移したのです。

荒井選手は群馬三菱自動車にお勤めのディーラーマン。歴代ランサーエボリューションはもとより、エボリューションになる前のランサーやギャランなどで参戦を重ねてきた超ベテランあり、ダートラ界では生粋の三菱使い。

移籍緒戦はぎりぎりで製作が間に合ったエボリューションIX MRで参戦、まだN車両に近い状態ながらも2位を大きく引き離して見事な優勝を飾りました。
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絶対にダートトライアルでなければ競技に参加している姿を見ることが出来ない車種というのがいくつかあります。

写真はSC1クラスに参戦するトヨタサイノス。
先に説明したようにナンバー無しで大幅な改造が認められているSC車両、そのうちSC1クラスは2輪駆動車が属します。

サイノスは今では絶版となってしまいましたが、トヨタがリリースしていたコンパクトクーペ。
1991年に登場、1995年には二代目にバトンタッチされ、1999年まで生産されていました。

キャラクター的には主に若い女性をターゲットとした"お洒落でお手軽なクーペ"。
北米市場における「セクレタリーカー」と呼ばれるユーザーマーケットを対象として開発され、日本でも販売されましたが存在感は決して高い車種ではありませんでした。

メカニズム的にもポピュラーカーの技術をそのままにクーペボディを被せたような作り方なので、モータースポーツとは縁遠い存在でした。

そんなサイノスが"激走"する姿は、全日本ダートラでしか見ることは出来ません。
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写真のクルマ、何だかお分かりでしょうか?
公式なエントリー名によると、三菱FTOとされています。

このクルマはDクラスのマシン。
全日本ジムカーナのDクラスと同様に、事実上「何でもアリ」のクラスで、モンスターと称するに相応しいようなマシンが豪快な走りを魅せてくれます。

決まり事としては全長5m以内、全幅2m以内、ホイルベース2m以上という外寸で、車両重量は400kg以上。
この範囲内で規定を満たす安全装備を施せれば、どのようなクルマを作っても良いということになります。

ゆえに駆動方式もエンジンも何でもアリ状態。
写真のクルマも良く見るとボディシルエットにはFTOの面影がありますが、前後の巨大なウィングが独自の存在感を演出しています。
さらにエンジンや駆動コンポーネンツはFTOのものとは全く異なる中身となっています。
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ダートトライアルではトップドライバーによる豪快な走りを楽しんだり、他のカテゴリーでは滅多にお目にかかれないようなユニークな車種の力走を楽しむことが出来ます。

そして・・・。

時には滅多に見ることが出来ない、「クルマの裏側」を観察できたりもするのです・・・。
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ここ丸和オートランド那須は大会開催時の観客サービスに力を入れています。

なんと今回、ダートラ場には似つかわしくない(?)、メイドが描かれた自動販売機が登場しました。

そう、秋葉原で人気の「おでん缶」です。
しかもご丁寧に、隣にはお茶の自動販売機まで用意されました。

今回の大会は寒かったので、美味しく食したチーム関係者も多かったのでは!?

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