函館市|居酒屋ココ
地元で大人気、美味しい活魚を安く楽しめる!
2010年07月30日

北海道を代表する観光地として未だ人気が衰えることのない函館市。
2009年の「地域ブランド調査」でも堂々の全国1位に輝きましたが、その理由は函館山の夜景や教会群など豊富な観光スポットの存在、観光客を温かく受け入れてくれる情に厚い土地柄、そして何よりも豊富な海の幸を美味しく堪能できる点にあるのではないでしょうか。
函館の海の幸といって真っ先に思い浮かぶのが"イカ"。2008年からは「イカール星人」というキャラクターも登場してインターネット上では人気を集めていますが、今から200年ほど前には既に函館産のイカが長崎経由で中国に輸出されたという記録も残っているという、伝統ある産業のひとつでもあります。
毎年6月1日になるとスルメイカが解禁となり、近海には煌々と灯をつけたイカ釣り船が漁に出て行きます。
そんな新鮮な函館産のイカをはじめとした海鮮、その美味しさを謳う居酒屋さんは市内に数多くありますが、今回訪れたのは地元の友人がお薦めのお店。
「居酒屋ココ」は、国道5号の函館新道起点近くにあるお店ですが、正直なところ公共交通機関の便があまり良くないこともあり、観光客の姿はほとんど見かけることが無いそうです。しかし、その代わりというわけではないですが、地元の方々からは「安くて、美味しい」と高評価を集めているそうで、平日でも大賑わいなのだとか。週末はほぼ満席の状態が続くそうで、私が訪れたのは市内で花火大会が盛大に開催されている真っ最中だったからか、かろうじて待つこと無く席に案内されました。
店内で目を惹くのは壁一面という巨大な生け簀。水族館のような状態ですが、もちろん水槽を泳いでいるのはどれも"美味しそうな魚"たちです。また、これとは別にイカやカニ専用の生け簀も用意されており、これらを見て鮮度の良さは保証されたような感じ。
果たして注文して出された活イカ刺身は捌き立ての透き通った身、ゲソはまだ動いている状態です。これらを味わうわけですが、地元在住の友人が薦めるにはゴロ(内蔵)の部分を醤油に溶いて食べるとコクがあって美味しい、と。試しにやってみると確かにその通り、この食べ方はお薦めです。
透き通った身のコリコリ感を楽しんだあとは、あえて少し間を置いて身に白さが出てくるのを待ちます。すると甘みが増して、これもまた美味しくいただけるという算段です。
もちろん居酒屋さんですから、美味しいイカは当たり前として、この他の海鮮や肉類などもメニューは豊富。この時は「ホッケ刺し」「ホタテイカバター炒め」「鮭のチャンチャン味噌焼」「たこザンギ」などを注文しましたが、とにかくどれも美味しくて、しかも安くて大満足。
店内は若いグループから家族連れまで幅広い層の来店があり、地元の人が安心して海鮮やお酒を楽しんでいる店だということも改めて理解できたのでした。
なお、お店には50台を収容できる無料の専用駐車場がありますが、車で訪れた場合はドライバーが飲酒厳禁なのはいうまでもありません。もし一緒にお酒を楽しむ場合は、運転代行などを活用しましょう。お店では翌日まで車を預かってくれるサービスも行っています。
ちなみに同店は函館駅に近い場所にも「大門店」を展開していますので、観光客の場合はこちらの方が利便性が高いかもしれません。
■居酒屋ココ・昭和店
営業時間 (居酒屋タイム) 17:00~24:00 (ランチタイム) 11:00~14:00
定休日 日曜日
駐車場 50台収容専用駐車場あり
住所: 北海道函館市昭和4丁目29-8
電話 : 0138-41-2196
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