
前々からやろうと思っていたのに筆がのらなかったんですが、先日のオフミでタッチ_さんのお話を聞いたのもあって、考えをまとめておこうと思います。
まぁ、もはや当たり前のことなんですが。
直線から減速、旋回、加速を一定Gで行うということは、要は
等加速度直線運動と等速円運動の複合問題である
ということ。
等速円運動の加速度(つまるところの横G)は以下の式で定義されます。
公道であれば半径の自由度はそう大きくありませんから、
コーナーの進入速度でほぼ横Gが決まる
ということになります。
では何キロなら良いのか?
Googleマップで測ってみたところ、直角コーナーで車がとりうる半径は約12~22 m
目標Gを0.2 Gとして、これを上記の式に当てはめると、約18~23 km/hということになります。
なので、この速度域を外れてしまうと、
どのようにハンドルを切ったって0.2 Gになるわけがありません。
というわけで、目標車速を20 km/hとして、60,50,40 km/hから0.2 Gで減速したときに何mになるかを計算してみたのがこちら
目標G到達時間は、ブレーキ踏み始めてから0.2 Gが立ち上がるまでの時間をG-Bowlのログから読み取ったものです。
想像以上にGの立ち上げが遅くて驚愕しています。
うわっ・・・私のG立ち上げ、遅すぎ・・・?
それはさておき、目標までの距離(以下、理論値)欄で示した距離は、ブレーキ踏んだ瞬間に0.2 Gで減速が始まるという物理的にありえない数字なので、ごにょごにょっと(適当に)補正したのが補正込みの値。
タッチ_さん同乗時に50 km/hから0.2 Gで減速して20 km/hになるのに50 mとおっしゃってたので、まぁ、そう大きくは外れてないでしょう。
で、それをGoogleマップに示したのがこちら
先日のオフミに参加された方には見覚えのあるコーナーかと思いますが(笑)
赤が60 km/h, オレンジが50 km/h, 緑が40 km/hからのブレーキングポイントです。
半透明で示しているのは理論値のポイント。
さて、どうでしょう?
なんかむっちゃ遠くないですか?
と、思うのは私の普段のブレーキングポイントがむちゃくちゃだからなのか・・・。
試しに50 km/hからのブレーキングポイントをストリートビューで見てみたのがこれ
遠い気がする・・・。
まぁ高校生レベルの物理知識で適当に値を出してるので、いろいろと誤差はあるんだろうと思います。
かといってこれが何の役にも立たないかというとそうではなくて、これをとっかかりに実際に走ってみてブレーキングポイントを詰めていけばいいんじゃないかな?と思ってます。
Posted at 2015/10/22 03:55:20 | |
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