
(予めお断りしますが、全文相当長いです)
ここ数年、日本の世界遺産を巡る旅にはまってます(笑)
今回は日・月の連休を利用して2泊2日(?)での「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を見て回るコースです。7月5日の「東海北陸自動車道」全通により白川郷・五箇山へのアクセスが格段にアップしました。新開通区間には日本の道路トンネルでは関越道の関越トンネル(上り線11,055m、下り線10,926m)に続く長さの飛騨トンネル(10,712m)も含まれていて、出来立てトンネルの初通過も楽しみの1つです。
また、「東海北陸自動車道」の開通を記念してNEXCO中日本が期間限定で発売した「
東海北陸道全通記念ETC周遊プラン」
これは名古屋・岐阜近辺のICから出発して2日間東海北陸道区間が乗り放題というスグレモノ!(他にも3パターンあります)今回の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」周遊のドライブにはまさにピッタリのものです。
僕の場合最も近い出発地ICは名神の関ヶ原ICですので、そこまでは「通勤割引」等を駆使してできるだけ高速料金が安くて到達するようなプランを組み立てました。
ということで、19日(土)の仕事が終わった19:00に自宅出発。この日は名神栗東ICまで走行する予定です。およそ3時間の行程を予定してたのですが・・・・
西宮北=宝塚間事故渋滞!
orz・・・・
出発前の17時頃発生した事故。通過予定が21時前なのでまあその頃にはどうにかなってるだろうと予想して見切り出発しましたが、どうにもなってませんでした(爆)
やむを得ず神戸北ICに退避して、宝塚ICまで下道を通ることにしたものの案の定・・・
下道も大渋滞!
宝塚ICまでの1区間に1時間を要してしまいました。
渋滞の中、どうやらバッテリー上がりで止まってしまったクルマを何台か見かけました。夜間ヘッドライトを点けてブレーキを踏みながら、しかも蒸し暑い夜でエアコン全開で走行してると、ダイナモで発電できる電流以上の消費電流となります。新めのバッテリーならまだしもくたびれたバッテリーだとあっという間にバッテリー上がりを起こします。夏のレジャーシーズン、夜間の渋滞で陥りやすいアクシデントの1つになりますね。
それでも23時半頃ようやく栗東IC近くのホテルに到着。昔だったら車中泊も選択肢になったでしょうが、トシがトシだけにそれは少々キビシーです(笑)
20日(日)、いよいよ最初の目的地白川郷へ。その前にどうにもこうにも気になってたのがフロントバンパーとフロントガラスにこびり付いた夥しい虫の死骸!
ここで滅多に使ったことのないオーナーズデスクを利用することにしました。
関ヶ原ICで東海北陸道全通記念ETC周遊プラン利用のための一旦流出。近くのスタンドで給油ついでにオーナーズデスクに電話します。しばらく呼びだし音で待たされて(最近つながりにくいですね)ようやく通じました。
「岐阜市内のL店でこれから洗車対応できる店を紹介して♪」
「岐阜市内の各店は9時半からの対応になりますので、しばらくお待ちください。こちらからご連絡します」
店に9時半前後に着けばいいから、見切り発車で東へと向かいます。すると思ったより早く大垣IC付近を走行中に返事が返ってきました。
「L藪田店で対応できるそうです。ルートをお送りします」
レクサスナビに届いたデータは岐阜羽島ICで降りるルート。でもそれでは東海北陸道全通記念ETC周遊プランのルールから外れてしまうので、無視して岐阜各務原ICへ向かいます。
それでも9時半過ぎにはL藪田店到着。目も当てられないほどの虫だらけになっていたISがやっとスッキリした姿になりました。
L薮田店スタッフの皆様、お世話になりました♪
さてここからがいよいよ本題。(プロローグが長すぎました(笑))
再び岐阜各務原ICから東海北陸道に戻り、一路北を目指します。
ところがやはり世間一般は三連休。郡上八幡IC付近から渋滞にはまってしまいます。
ナビの情報ではこの先高鷲IC付近まで渋滞は断続的に続くようです。やむを得ず白鳥ICで一旦流出。ちょうど昼時になって腹が減ったというのもあります。何しろ東海北陸道ってSAやPAが少なすぎます。
国道に出てとりあえずコンビニで昼飯ゲット。食べながらさらに北へと向かいます。
高鷲ICから再び高速に戻り、飛騨清見ICからがいよいよ新開通区間です。僕のナビは5月にバージョンアップしてありますが、さすがにまだこの新区間は未対応です。でも予定線だけはデータに入ってるみたいで、下の写真のような表示になります。
保トンネルと飛騨トンネルに挟まれたような飛騨河合PA(トップ写真)に立ち寄って、次がいよいよ飛騨トンネル。
開通から2週間ほど。まだピカピカのトンネルです♪
中は壁も天井も白くて、思ったほどの閉塞感はないです。長大トンネルの前にはよく進入禁止用の信号機がありますが、飛騨トンネルにはトンネルの途中にも3kmおきくらいに信号機が設置されてます。さすが10kmを超える長大トンネルならではです。
14時前くらいに白川郷IC到着。ICから荻町駐車場まで約2kmほどの区間がまたまた渋滞。クルマを止めるまで30分ほどかかったでしょうか。連休と高速開通効果で例年にない人出となってるようです。

↑ガイドブックでよく見かけるような風景。ちなみにこれは普通のお宅だそうです。

消防団の機庫も民芸風。平成の大合併に参加しなかった白川村。人口2500人くらいの小さな村の消防団ですが、世界遺産を守っていくためにもこれからもがんばってほしいですね。

荻町集落を見下ろす展望台にて。ここを出発した後ちょうど下から団体バスが上がってきたので、ギリギリセーフ!
続いて県境を越えて五箇山へと向かいます。白川郷ICから北はすでに開通していた区間で、次のICが五箇山ICです。この五箇山ICが大阪方面から高速を走って、金沢経由でも岐阜経由でもちょうど同距離のところになります。
この日は渋滞の影響などで旧平村の相倉地区にしか行く時間がなくなりました。

アジサイと民家。

白川郷ほどは観光客も多くないので、ゆっくり見物できます。

民芸館で見つけた電話機。右は黒ダイヤル電話機ですが、左は何かわかりますか?
電話がダイヤル自動交換になる前の交換手による電話機です。ちなみに僕が小学校4年生までは僕の地元でも普通に使ってました。右下のハンドルをグリグリ回すと交換手が出ますので、「○○番お願いします」と言うと、交換機のプラグを差し替えてつないでくれるらしいんですね(笑)
でも僕の地元以外の友人などは全く使い方を知りませんでした・・・・
ここで17時となり、合掌集落の観光地はこの時間を持って門限です。もう1箇所いくところを残してしまいましたが、それは次の日に回すことにしました。
この日は高山市まで戻って宿泊です。
翌日21日(月)、8時ころ高山を出発。残り1つの目的地「五箇山菅沼地区」を目指します。
高速開通前だと高山から2時間近くかかっていた場所ですが、高速道路のおかげで1時間弱で到着。

今日もいい天気です!

旧上平村の菅沼地区。世界遺産の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は岐阜県白川村の荻町地区、富山県南砺市の相倉地区と菅沼地区を合わせた区域で構成されてるので、ここだけ落とすわけにはいきません(笑)

屋根を改修中の合掌住宅。昔は地区総出で萱の吹き替えを行っていたそうですが、人口減少と高齢化により最近では森林組合が請け負って行われることが多いそうです。
お昼前に高山近郊の道の駅「ななもり清見」まで戻ってお土産物を買いあさります。
実はここで待ち合わせもしていまして・・・
この方
とおひるごはんをご一緒しました。
で、やはり飛騨での締めといえば・・・・
飛騨牛!ウマ~
*shohei*さんお付き合いいただいてありがと♪
こうして2泊2日の超あわただしい世界遺産めぐりも終わり、帰途についたのでした。帰りは渋滞も全くなく、約6時間で自宅に到着しました。
もちろん、途中のひるがの高原SAのソフトクリームはしっかり食べてきましたよ!