
11月24日、25日の両日、
このブログで予告したように、僕の青春時代の思い出の詰まっている山梨県まで出かけてきました。
ただし件のブログで予定していた日程などがその後多少変更となり、クルマで行くつもりにしていたコースが急遽変更。羽田まで飛行機で飛んでから中央線の特急で甲州入りすることになりました。
というのも23日の夕方出発するつもりが突然当日夕方まで仕事が入ってしまい、時間的に難しくなったのです。
幸いその仕事の予定が入った日にすかさずJALの格安料金「おともでマイル割」をゲットすることができたので、旅費はクルマで行った場合とほとんど同じに済ませることができたのはラッキーでした。
ちなみに今回の旅行の「おとも」は、地元商工団体の仲間2人。前々から一度山梨に行ってみたいと言われていたこともあって、僕も十数年ぶりに案内人を兼ねて出かけることになりました。
24日(月)は早朝5時半自宅出発。今回の旅行はなぜか出雲空港から羽田にむかいます。
というのも「おともでマイル割」を予約する際、岡山空港の帰り便が満席になってしまっていたのです。
幸いにも地元から岡山空港までの距離と出雲空港までの距離はほぼ一緒。約1時間の道のりです。ですから正直どちらの空港でも構わないといえば構わないんですね。
このように僕の地元は1時間半圏内で岡山・米子・出雲・鳥取の4空港を利用できる、山の中にも関わらず意外に便利な場所だったりします。
7時35分に出雲を離陸した飛行機は8時半羽田着。京急と山手線を乗り継いで新宿まで進みます。
新宿からは特急「かいじ」で約1時間半。甲府到着はちょうど正午頃になりました。
朝早くて腹も減ったことですし、早速山梨名物「ほうとう」のお店へ!
山梨では有名なほうとうのチェーン店、「小作」です。
ただし観光ガイドなんかでは甲府駅南口の店舗が紹介されていることが多いですが、僕の選んだのは反対側の駅北口の店。駅に近いにも関わらず案外空いています。
このお店、僕が山梨で学生だった二十数年前から変らずこの場所にあり、一度行ってみようと思いながら結局4年間行くことがありませんでした。ですから僕自身、「ほうとう」は初体験です!
初「ほうとう」、3人ともかやくごはんとセットになった「信玄セット」を注文しました。
いや~、これがなかなか
「美味」でした(笑)
このセットのほうとうは定番の「かぼちゃほうとう」で、肉とか魚などの動物性タンパクは一切入ってないフツーのほうとうです。
味噌仕立てで煮込んだ野菜とほうとうの麺がベストマッチ。ボリュームもあって腹いっぱいになりました。
この後のこの日の予定はレンタカーで河口湖方面に向かい、富士山五合目まで登ってみるつもりです。
再び駅を通り抜けて南口に回り、トップ写真にも載ってる信玄公の銅像前で記念写真。銅像の裏側にある「駅レンタカー」でクルマを調達していよいよ富士山に向かいます。
ところがこの頃から雨がポツリポツリ・・・・
この雨がまさかこの後の予定を狂わせることになるとは、その時は誰も予想してませんでした。
甲府から河口湖までは約1時間の道程。学生時代に「スズキアルト」で走った懐かしい道を進みながら、周囲の建物や風景の変りように驚きながらクルマを走らせます。
御坂峠を越えると河口湖が見えてきます。事前の情報では通行止めだった「河口湖大橋」が、連休期間中に限り通行止め解除になってたのは幸いなことでした。
予定通り順調にクルマは「富士スバルライン」のゲート前に到着したのですが、料金所前までやってくると、
「雪のため、通行止め」orz・・・・・
そういえば途中の御坂峠(標高約1000m)の温度計が「3℃」だったし、麓では雨になっていても、富士山五合目(標高約2300m)では雪になるのも無理からぬことです。
致し方ないので予定を変更して、「穴めぐり」をすることにしました。
富士山の麓の溶岩台地には随所に「風穴」や「氷穴」が点在しています。今回はその中でもよく整備がされている「鳴沢氷穴」「富岳風穴」の2ヵ所を回りました。

↑「鳴沢氷穴」
右の写真は見るからに人工の氷に見えますが・・・・
間違いなく「人工」です(笑)
というのも、観光地化されているため入場者の体温や、温暖化で気温自体が上がっているため本当の「氷」を保護するためにも「人工氷」を洞内に置いてあるみたいですね。

↑こちらは、「富岳風穴」
昔から「冷蔵庫」の代用として活用されていたそうで、右の写真は山梨県が種子の保存のために設置している「天然冷蔵庫」です。
ただ一斗缶に入れてあるため、その一斗缶自体が腐食して中身の種子がむき出しになっているにも関わらず、そのまま置いてあるのはなぜだかわかりませんが・・・・
帰りは旧「甲府精進湖道路」経由で甲府に戻ります。ところで僕が学生時代から常々思ってたんですが、山梨はもちろんのこと東日本はこの時期夕暮れが異常に早いです。16時半を過ぎるとほぼ真っ暗になります(爆)
甲府に着いたのがちょうど16時半。案の定、日はとっぷりと暮れてます。
でもホテルのチェックインを17時半にしていることもあって、久しぶりに僕の大学に行ってみることにしました。
休日ですから学生の姿は見えませんが、校舎などはほとんど20年前と変ってませんでした。僕の研究室だった部屋を外から覗いてみましたが、全く一緒!
しばし、懐かしい気分に浸ることができました・・・・
今夜の泊まりは市内中心部の格安ホテル!(1泊朝食付き¥6,000)
ただ昨年オープンしたばかりの新しいホテルで、コストパフォーマンスは満点です。
夜はやっとアルコールが解禁となりましたので、しっかり飲んできましたよ(笑)
翌日25日はまず武田信玄の館跡「武田神社」に参拝。
僕の大学から程近い、市内を見下ろす小高い場所にあります。
続いておそらくまだ紅葉が見られるんじゃないかな?、ということで「昇仙峡」へと向かいました。

↑通常の「昇仙峡」へのルートとは違う、僕の大学の近くからのコースを走りました。写真は途中の通称「和田峠」からの甲府盆地。解りにくいかもしれませんが写真上部に富士山が見えています。
ここは夜景の名所でもあり、甲府盆地の有名夜景スポットの1つでもあります。

↑さてこれが「昇仙峡」で撮った写真の1枚。この日は前日とうって変わって好天に恵まれました。平日ということもあって観光客も少なめ。

↑初めて昇仙峡ロープウエイにも乗りました。頂上からの南アルプスの眺め。
駐車場から往復約2km、この後に控えている昼食に向けていい運動になりましたね(謎)
ただこの日唯一の失敗が、予定していた「山梨県立美術館」に行けなかったこと。ミレーの「種を撒く人」で有名な美術館です。祝日の翌日は休館日ということをすっかり失念していました。
でもその分「昇仙峡」の紅葉をゆっくり満喫できたので、まあよしとしましょう!
そろそろお昼が近づき、昼食スポットへと向かうことにします。
この日の昼食は僕が学生時代に友人たちと足しげく通った食堂「ぼんち」
当時から地元では有名な店でしたが、最近ではいろんなブログでも見かけるようになりました。
甲府市と甲斐市(旧竜王町)の境目のような場所にあり、正直
とてもわかりにくい場所にあります。
でも当時の記憶を頼りに、どうにか到着。僕の目的は20年ぶりにここの・・・・
↑オムライス♪を食べること(笑)
ちなみに、大盛ではありません。
大きさの対象物を写真に入れるのを忘れてしまったので、この写真だけではわかりにくいと思いますが・・・・
恐らく通常のオムライスの2.5倍はあるシロモノです。(でも値段は驚きの¥800!)
で、比較のためにも友人に無理やりお薦めしたメニューがコレ!
↑カツカレー♪(¥1,000)
コレも、決して大盛ではありません。
奥のコップは普通のビールグラスです。
ご飯の量が約3倍。カツは大ぶりのものが2枚丸ごと乗っかってます。
もう1つ、ここのお店の看板メニューといってもいい・・・
↑中華丼♪(¥650)
どんぶり、見えません!(爆)
くどいようですが、大盛ではありません。
これもご飯の量が約2.5倍、どんぶりの下にはお盆があって、具があふれまくってます。
あ、中華丼は大盛の設定がありますが、どんぶりの代わりにいわゆる
すりばちを使用します。
これももちろんあふれるほど具が乗っかるのはいうまでもありません。当時学生時代の友人が1人、完食しましたね~
僕のオムライスは経験上、食べきれることはわかってましたが、案の定友人二人は途中でギブアップ。ちなみにカツカレーのカツ1枚は僕の胃袋に入りました(汗)
←食いすぎです
20年ぶりに訪れたこのお店。昔僕が通った頃と店の造りが変ってたので支払いの時店の女将さんに「いつ頃建替えられたんですか?」と聞くと「約20年前です」とのこと。
この時は何とも思わなかったものの、自宅に戻ってから思い出したことがありました。
4回生の冬、友人から「ぼんち、建て替えで当分休業なんだって・・・」と聞かされたことを。
それっきりすっかり忘れてましたが、今回の旅行にあたってインターネットを調べてみたら、どうやら営業しているらしいことが判明して、コースに加えました。
さて1泊2日の強行軍の甲州の旅、15時過ぎの中央線特急「あずさ」に乗るために甲府駅に戻らなくてはなりません。もたれる胃をなだめながらクルマをレンタカーの営業所に戻し、駅ビルと隣の「山交百貨店」で土産物を買い込み。そして羽田へと向かいました。
飛行機が出発するまでしばし時間が取れるので、ここで夕食にしようか、とも考えていたものの、昼の影響がまだ残っていて蕎麦を食べるだけで必要十分でした(笑)
さてさて久しぶりの長編、最後までお読みいただきありがとうございます。
「発汗倶楽部」(別名「大食倶楽部」)の皆様には是非行ってもらいたい2日目の昼食会場「ぼんち」ですが、いかんせん中国地方からは遠すぎますので・・・・
万が一、山梨を訪れる機会がありましたら是非とも行かれるように、強力にお薦めいたします(爆)