車好きにとっての最大関心事ベスト100に必ず入るという「洗車」・・・
世界でも日本人は洗車好きと言われますが、自分の感覚ですと世界中の車好きはほとんど「洗車好き」なのでは無いかと思うしだいです。とは言え、正確には「洗車が好き」ではなく「綺麗な車が好き」というのが正しいと思いますけど・・・w
そんな洗車について少し考えてみたいと思い、このブログをエントリーすることにいたしました。
個人的には綺麗にするのにディーラー洗車でも、プロ洗車でも、洗車機でも、自家洗車でも手法はどれでも良いと思っていますが、自分自身は家の前でやる自家洗車が大好きです。
基本的に雨の日のドライブも好きですし、キャンプにも行きますし、未舗装路でもどこでも走ります。
ガンガン自由に使ってから家に帰って頑張って綺麗にして、車を前にまったりするスタイルが大好きです。
当然小傷や様々な汚れも付着しますが、走ってつく傷や汚れには結構寛容だったりします。(ΦωΦ)
しかし自家洗車の最大の敵は「面倒!」という気持ちそのものなのですが、自分に鞭打って毎週は無理でも月に1~2回程度の頻度で洗車しています。
所用時間は通常なら1時間以内、念入りなら1時間~2時間、死ぬ気なら3時間~2日ぐらいでしょうか・・・死なんけど(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

この洗車は西から東まで多くの流派があるようで、もはや「道」と言っても過言でない世界です。
何より道具もケミカルもすざまじい種類がある上に、専門業者や専門家?などのプロも数多くいらっしゃってそれぞれが腕や性能を競い合うまさに洗車戦国時代といった様相です。
普通に言うと「洗車」カッコよく言うと「カーディテイリング」日本語で言うと「細部までのこだわり洗車」みたいな感じですが、自分のイメージは「やわらか洗車」って感じでしょうか?と言うのは、あんまり色々ルールとか流儀とか考えたくなく、気の向くままに「洗車を楽しむ!」感じがいいなぁと思ってるからです。
いろんな道具や技、ケミカルなんかも拝見しますが、何が正解なのか全然わかっていませんww
しか~し「クルマを綺麗にしたい」という気持ちだけは、この道を歩む全員の総意なのは間違いないので、創意工夫やご意見をとても楽しく勉強させていただいています。
個人的にはプロのスタイルだけでなく、我々一般人の洗車スタイルを観察したり勉強するのも大好きす。
このブログに何度も登場するボスオ氏の洗車は、是非ともブログに書きたい失禁レベルの驚愕スタイルなのですが、本人の人権に配慮して今回は公開は避けておきます・・・ヽ ( ꒪д꒪ )ノ
そして、洗車といえば「水道水」を使います!
※環境によっては沢水や井戸水利用の方も多いようですが、とりあえず今回は水道水でまいります。
その水に関して少し前にネットの記事で見かけたのですが、自分の住む愛知県は日本で一番洗車に適した水道水らしいです!!詳しくは下記のサイトでご確認ください。※データそのものは2002年のもののようです。
全国都道府県別・平均硬度ランキングを発表!
http://softwater.jp/what/000052.html
日本で一番洗車に適した水?とはどういうことでしょう?
簡単にいうと車などの塗装に与えるダメージが一番少ない水道水だということです。
洗車で使う水道水が車の塗装に良くないと言われる原因はカルシウムやマグネシウムといった微量成分であり、洗車後の水滴などを放置しておくと塗装面に白い鱗状のシミを作ったり無塗装の樹脂部品を白ボケさせたりする要因となります。これらが塗装表面に固着するとイオンデポジットやスケールと言われる塗膜表面を覆う厄介なものとなります。
この水道水に含まれる元素の量を測った数値を「硬度」と呼びますが、硬度が0であれば上記の元素が含まれていない事を示し、理論的には「シミがつかない」とも言われていますが、これは少し正確では無いような気がします。水には硬度を上げる元素以外にも様々なものが混じっており「蒸発残留物」として塗装面に跡が残ることがあります。
※上の元素以外に代表的な残留物としてはシリカなどがあるようです。
とはいえ使用する水の硬度や蒸発残留物が低ければカーシャンプーの泡立ちも最高になり、残留物の塊と言われるスケールの付着を最小限に抑えることが期待できます。
※洗剤の泡立ちが悪くなる原因は石けんとカルシウムやマグネシウムが反応して「金属石けん」に変質するかららしいですが、名前からして怖いですw
では果たして自分の居住地の水質はどうなのか?確認してみることにいたしました。
検索方法は簡単で、自分の住んできる市町村などの「名称」と「水質」のキーワードで調べてることができます。
例えば「大阪市 水質」と検索すると大阪市の水質検査のページを見つけることができ、検査結果のPDFを見ることができます。
https://www.city.osaka.lg.jp/suido/cmsfiles/contents/0000014/14772/R308titenbetukekka.pdf
大阪市の場合は各区ごとのデータがまとめられており、例として住吉区のデータを見てみます。
この2021.8.24付けのデータから見てみると、基39と基40の欄が硬度と残留物の量となりますが、硬度39mg/L、残留物113mg/Lとなっています。
大阪市は水道水をペットボトルで販売するぐらい水質に自信があるようですが、モンドセレクション金賞受賞の「ほんまや」という品名で販売されていた水は硬度43mg/L、pH7.5だったようです。
同じように自分の住んでいる愛知県某所の「水質」を確認してみると・・・
2021.5.11付けのデータでは、硬度14mg/L、残留物36mg/L、pH7.3となっており
2021.8.3付けのデータでは、硬度18mg/L、残留物45mg/L、pH7.3となっています。
これって!かな~り良い数字だと思いますが、どうなんでしょうか?
みなさまのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
探すのめんどくせーよ!というお急ぎの方は水関係では大手の「クリタック」さんのwebサイトに見やすい「全国水質マップ」が掲載されています。
ここでは詳細を見ることはできませんが、地域別の大まかな水質がわかります。
https://www.kuritac.co.jp/column/map.html
自分が調べた範囲では、概ね硬度45mg/Lぐらいが日本の標準値ぐらいの印象を持っています。
そういう意味では愛知にお住まいの方々は洗車のみならず、洗濯や洗髪においてもとっても恵まれていると言うことができます。
水の味の面でも超軟水(海外では40mg/L以下を超軟水というみたいです。)は有利だと言われており、日本は世界の中でもつくづく「水」に恵まれた国だと再認識するしだいです。
さて、この軟水をさらに軟水にしようというのが「軟水器」とか「純水器」と言われるものです。
この機器を使用すると硬度0mg/L、残留物0mg/Lを目指すことも不可能では無いようです。
様々な業務用・家庭用の機器が販売されていて洗車屋さんなどの広告でもよく「純水洗車!」とか謳われているのを見かけます。
また、ホテルやレストランなどでもコップにスケールなどが付着するのを防ぐためにこれらの機器を導入しているところも少なく無いようです。
この純水器(軟水器)なのですが、構造は至って簡単なようで「イオン交換樹脂」というものを使って、残留物となるカルシウム・マグネシウム・ケイ素などを吸着処理して水質の改善を図ることができるようです。
業務用の純水器(軟水器)は概ね5万~15万ぐらい、家庭用だと概ね2万~3万ぐらいであるようですが、自作だと1万円以下でも作ることができるみたいです。
youtubeでも「純水器 自作」で多くの作例を見ることができますので、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もちろん自分自身も自作する気は満々だったりしますので、いつものように考察を進めていました。
しかし・・・
簡単に結論を書きますと・・・
自分には不要!
となりましたw
最大の理由は「使ってる水の硬度が低いのであまり必要性が高くないのと、実際あまり困ったことがない」からです。
基本的に洗車後の拭き取りは行っていますし、直射日光の当たりにくい場所で洗車しており、もしも太陽が当たるようならガレージの中で拭き取りをしているので、水道水のダメージをあまり恐れる必要がないと考えています。
特にイオンデポジットが付着しやすいと言われるガラス系のコートなども避けていますので、スケールの付着も比較的少ない方だと思っています。
また純水器(軟水器)は業務用でも何でもそれなりのメンテナンスが必要ですし、管理の手間とかもあります。
使用頻度も多くても月に数回程度の使用では、あまりメリットがないのでは無いか?と考えてこの結論に至ったしだいです。
ちなみに最安値の純水器装置アイデアは、散水ホースのホースにそのままイオン交換樹脂を詰め込むアイデアですw

計算上は内径15ミリのホース約3メートルにイオン交換樹脂を詰め込んで、ホースの両端はスポンジで栓をしてからワンタッチ接続カプラーを装着します。
これで、およそ5Lの樹脂容量の装置ができるはずです。
お値段もアマゾンで揃えた場合ざっくりコネクター2個で600円、ホース3mで500円、イオン交換樹脂(サンエイ化学製純水用)5Lで4800円、合計5900円!
他社の家庭用ですとイオン交換樹脂2Lぐらいのもあるようですので、送料無料の3L(3200円)で制作すればわずか4300円で純水器の出来上がり?
硬度の低い水道水なら、3Lでも十分に効果が期待できそうな気もします。
でも、実際には内部の抵抗などでうまく動作しない気もしますし、どうなんでしょうかww
誰かチャレンジしてみてください♪
そんなこんなで「洗車の細道」第1回は水の考察でした。
みなさんのお住まいの地域の水はいかがでしょうか?
そのうち愛知へ洗車の旅!なんて企画が出てきたりしてww
ところで今回は水に関して色々考察をしていたら、今まで不要だと思っていたある装置に俄然興味が湧いて来まして・・・
次回はその辺りの細道に入ってみたいと思う所存です!
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Posted at
2021/11/27 18:27:13