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Ken@ndのブログ一覧

2021年12月08日 イイね!

洗車の細道(高圧洗浄機編)

洗車の細道(高圧洗浄機編)このブログサムネイルの写真は兵庫の「洗車しない王」の所持品なのですが、2016年10月23日の時点で彼は以下のように呟いてます・・・

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全くやる気の無い呟きww
彼は結局洗車しないまま、このオートグリムもほぼ未使用のまま・・・
5年間庭で自然に還るべく腐葉土に埋もれていていたものを「掘り返して写真撮って送って♡」という自分のリクエストに応えてくれたものです。

しかし、まさに映画トレインスポッティングの世界ww

ここまで楽しい洗車の世界を馬鹿にされると殺意すら覚えますがw
これも彼の生き様なので寛容な心で生暖かく見守って行こうと思います♪



さて、洗車の細道も第2回となりました。
今回は最近俄然興味の出て来たある機械について書こうと思います。

それは
「高圧洗浄機」というものです。
完全に今更?って感じではありますが、昭和・平成前期の時代には随分カーピカランドなどでお世話になったあの機械!

当時はアホだったので
「威力は強ければ強いほど最高!」と疑わず、至近距離で高圧ジェット噴霧でステッカー剥がしたり、雨漏りさせたり、洗浄傷つけたり・・・
洗車に水圧はあんまり必要ないと知ったのは、何度も何度も何度も失敗を重ねた祭りの後でした・・・

それ以来、水道の水圧でずっと洗車をして来ましたがYouTubeなどで洗車動画を見ていると「ノズルの交換で水圧抑えめ」に洗車できたり、魅惑の泡泡洗車ができるのを知り、今なら洗車向きの洗浄機を使えるかも知れない!と思い、色々考察してみました。


自分の希望をまとめると・・・
1)90%洗車目的で使用するので、水圧はあまり要らない!
2)その気になれば泡泡洗車ができる!
3)洗車が楽しくなる!

の3点に絞りました。(あ、できるだけお安くやりたい!が1番でしたw)


洗浄機は、いろんなメーカーから出ていますが一番有名なのはドイツのケルヒャーさんでしょうか?
アイリスさんやマキタさん、ハイコーキさんなんかも有名でしょうか?

どれも「強力噴射で凄い洗浄力!」って謳っていますが、できるだけ謳って無い奴を探してみると・・・
ケルヒャーの末っ子、K2というのがパワーがなさそうです。
さらに昨年の10月にはK MINIという日本向けの可愛いモデルが発売されていました。
(中身はK2と同じらしいです。)

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調べると、ケルヒャーでは一番ローパワーで一番取り回しがしやすそうなモデルです。
お値段も自分が買った時にはアマゾンで13,500円でしたので、悪くないと思いました。

そして、いろんな考察をしながらついに「人生初のMY高圧洗浄機」を購入!
(その他の考察道具はまた今度ご紹介いたします。)

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セットの中には、今までより遥かに扱いやすい柔らかいホース、ケルヒャーラインナップでは一番コンパクトな洗浄ガンが入っています。

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昨今の洗車業界ではスーパーショートなガンが流行っているようで、ケルヒャーに装着できる各種ガンなども多く販売されているようです。このK MINIには短いと言っても50センチぐらいのガンがついて来ますので、もっとコンパクトにするべく追加の部品を購入します。

それがこのアダプターセットになります。
これはケルヒャーに装着して1/4インチコネクターが使えるようになる変換アダプターですが、これをガン本体に付ける事でかなり短い洗浄ガンが作れます。

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自分は1,300円ぐらいで購入しましたがK MINIのガンは通常のケルヒャーの接続形式と僅かに相違点があり、自分の場合は下の写真のように0.5~1mmぐらい削って装着しました。
商品のリンクも一応貼りますが、加工なしでつく物もあるようですので、ご購入される場合にはご注意ください。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B085CCHBMJ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1

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このアダプターをガンに装着すると、かなり取り回しの良い洗浄ガンの完成です♪
ノズルは5種類付いて来ますが、自分が使ったところ一番広角な白アダプター(放射角40度前後)がもの凄く使いやすいと思いました。手で触れるぐらいの強くない圧力と綺麗な扇型の「水の扇」でボディを撫でているような感じを味わえます。
後はホイルハウスの中とかを洗浄する時にオレンジアダプター(放射角15度前後)があれば十分だと思いました。

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そして、このガンに装着する泡泡発生装置がMJJC謹製のフォームキャノンSという商品です。※自分は1/4インチ用のアダプターを付けているので、ケルヒャーアタッチメントではなく、1/4インチ仕様のアタッチメントのガンを買いました。

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いくつかこの手の商品がありますが、基本的に低圧の洗浄機は泡ができにくい傾向にあります。
今回はできるだけ低圧の洗浄機が欲しかったので泡泡は望みにくいのですが、泡泡発生装置はちょっと無理していい奴?と言われているものを購入いたしました。

この商品は低圧の洗浄機用にノズルの径の小さいものが付属しています。
今回はもちろん低圧用のノズルに交換します。

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本体に装着!フォールディングはウージーやイングラムほどでは無くH&K MP5的な感じでしょうか?

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テスト前にウチの泡泡兄弟をご紹介!
左はエアで泡を発生させるガン、右は手動で出すタイプです。
左のガンは今回で退役となりますが、右の手動タイプはまだまだ活用します。
洗車でも部分洗などでも、めちゃくちゃ役立つのでオススメです。

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テストで使うシャンプーはプロバイド謹製のカーシャンプーです。
https://provide.shop-pro.jp/?pid=113116787

4Lで3,520円でしたが、有名なシュアラスターのカーシャンプーは1Lで650円くらいみたいですので、少しお高い部類になると思われます。※当社調べ

正直今までシャンプーの違いを強く意識したことなど全然ないのですが、今回は泡の発生を検証するので嫌でもこのシャンプーの能力を見ることとなります・・・土器が胸胸して来ます。

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計測方法は下の写真のように水溶液を事前に作って実地テストを行います。

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作った溶液は以下の通りです。
体積でやるべきだと思いますが、今回はあまり差がないと予想して質量でいきますw

1)40倍希釈 洗剤10g+水390g(2.5%水溶液)
2)20倍希釈 洗剤20g+水380g(5%水溶液)
3)10倍希釈 洗剤40g+水360g(10%水溶液)
4)5倍希釈 洗剤80g+水320g(20%水溶液)
番外編で今まで使ってた4%水溶液(25倍希釈)も参加させます。

では、被験者のご紹介です。
今回は我が家のF30型328i君を実験台にいたします。当日は雨模様だったので車はビショビショで泡テストにとってはあまり良くない条件でした。
ちなみに、世の中の泡テストでは概ね5倍希釈から原液使用が成果を上げているようですが、それぞれの環境でも差が出ると思いますので愛知県の水質で、K MINIとフォームキャノンSとプロバイドシャンプーの組み合わせだということをご承知ください。
ちなみに、フォームガンSの推奨希釈は3~10倍でした。

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まずは「絶対に薄いやろーなぁ」の40倍希釈でチャレンジ!

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お?



いや・・・



悪くない悪寒w


普通に洗車するなら、もうこれでええやん・・・泡自体はかなりキメの細かいクリーミーさです。



では、今までの洗車で使っていた25倍希釈を噴射!!

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おおお!
40倍希釈とは明らかに違う厚みが出てまいりました!



あまり差がないかもですが、20倍希釈を噴射!!

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キタ!

全て何度も重ねずにほぼ1回吹き付けなのですが厚み、質共に「泡泡洗車」の世界です。
泡の粘りもかなりあって、もうこれで満足ですww

ちなみに毎回、白アダプター(放射角40度前後)で流していますが、この辺りから濯ぎの粘りも出始めている気がします。

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ではでは、10倍希釈にチャレンジ!

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厚い!厚いぞ!まったりと厚いぞ!(興奮が止まらない)


そして最後は5倍希釈噴射!

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ん~もう変わらない?
なんとなく同じ印象です。
しばらく放置しておくと泡の重みでどんどん下がって行ってしまします。

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10分程度は経ったように思いますが、窓以外の立ち面はズルッと泡が下がっています。

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個人的に動画でも撮影するなら10倍希釈が良いように思いますが、実戦だと20倍でも良いかなぁと思いました。
洗車専門店のキーパーさんの泡噴射はもっとライトなので、本当はもっと薄くて良いんだろうなぁ・・・なんて漠然と思っていますけど、なんと言っても車が真っ白になるのが「超気持ち良い」ので、しばらくは泡泡洗車を楽しんでみたいと思います♪

それにしても、プロバイドシャンプーは予想以上に泡泡性能が高くてビックリです。
自分の見た動画のシュアラスターさんの原液レベルの泡が20倍水溶液でも出てました。
きっといろんな相性なんかもあると思うのでアレですが、機会があれば他社のシャンプーなんかも試してみたいです。



そして、最後に燃費計測をしました。
今まで使っていた4%水溶液(25倍希釈)を600ccボトルに入れて車1台に噴射して使用量を計測します。

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あ、ケルヒャーのK MINIはホースが5mしかないので最低でも1回は本体の移動が必要です。オプションで長いホースもあるようですが、自分は当面取り回しなどを優先してこのまま使います。

さて、ウチのF30ですがサイズはまぁまぁデカイのでNDなら確実にもっと少ない消費量だと思います。

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さて・・・
実はピッタリ600ccを使い切りましたww

ちょうど普通自動車1台に満遍なく噴霧して600ccの使用量、NDなら400~500ccって感じでしょうか?

自分の場合は、この泡で「予洗い→本洗い」と2回洗うつもりなので、何となく800~1000ccが1回洗車分な感じです。
希釈率は色々考えて今回は6.25%水溶液(16倍希釈)にしました。

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原液4Lを薄めて64Lにして、1回1L使用したと仮定して、1回あたり55円の計算になります。
これぐらいなら不経済な感じもしない気がするので、少しこの水溶液で観察を継続して、実際にNDで使用してみての感想なども今後アップするようにいたします。

あ、そういえばこの高圧洗浄機は水の使用量がとても少なくなりますので、ちょっとお財布に優しいかも知れません・・・知らんけど



ではでは、最後に兵庫の彼の話で締めたいと思います。
実は自分の考察を聞きつけた彼は「Kenさん、何買うん?」「全商品教えて!」というので、教えた結果・・・
ほぼ同じ物品を自分より1週間ぐらい早く、全て購入するという鬼畜技を魅せてくれました。※アダプターを中国発送商品で選んだのが敗因でしたww



そして何のテストもしない彼ですから、説明書に記載されている「3倍から10倍の水溶液をご使用ください」の文言のMAX3倍溶液ではりきって噴霧したのがこの写真です。
そして「Kenさん、このフォームガンめっちゃシャンプー使うでぇ、4L買ってもすぐに無くなりそうやでぇw」って、上から目線で忠告して頂けました。

「ボスオさん・・・全然10倍以上でいけますよw
でも、そもそもボスオさん4Lもあったら原液でも10年は持つんとちゃいます?」


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以上です。裁判長!




あ、最後に追記ですw

このK MINIはコンパクトでとても良いのですがコンパクト故に転倒の危険もあります。
そこで取り外し可能なサイドボックスを固定したらとても使いやすかったのでご紹介いたします。

まず、サイドボックスの底に6箇所ほど水抜きの穴を開けました。

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そして100均などで買える強力ブチルテープで・・・

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サイドボックスを貼り付けます。

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これだけでかなり転けにくくなります。電源コードは下のくびれに巻き付ける仕様なのですが、このサイドボックスを貼り付けると下のくびれに巻き付ける事はできなくなります。とはいえ、元々巻き付けるのもかなり面倒くさいので適当に丸めるだけで良ければほんとうにお勧めしたい加工です♪



Posted at 2021/12/08 18:19:14 | コメント(5) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2021年11月27日 イイね!

洗車の細道(水道水編)

洗車の細道(水道水編)車好きにとっての最大関心事ベスト100に必ず入るという「洗車」・・・
世界でも日本人は洗車好きと言われますが、自分の感覚ですと世界中の車好きはほとんど「洗車好き」なのでは無いかと思うしだいです。とは言え、正確には「洗車が好き」ではなく「綺麗な車が好き」というのが正しいと思いますけど・・・w

そんな洗車について少し考えてみたいと思い、このブログをエントリーすることにいたしました。

個人的には綺麗にするのにディーラー洗車でも、プロ洗車でも、洗車機でも、自家洗車でも手法はどれでも良いと思っていますが、自分自身は家の前でやる自家洗車が大好きです。
基本的に雨の日のドライブも好きですし、キャンプにも行きますし、未舗装路でもどこでも走ります。
ガンガン自由に使ってから家に帰って頑張って綺麗にして、車を前にまったりするスタイルが大好きです。
当然小傷や様々な汚れも付着しますが、走ってつく傷や汚れには結構寛容だったりします。(ΦωΦ)

しかし自家洗車の最大の敵は「面倒!」という気持ちそのものなのですが、自分に鞭打って毎週は無理でも月に1~2回程度の頻度で洗車しています。
所用時間は通常なら1時間以内、念入りなら1時間~2時間、死ぬ気なら3時間~2日ぐらいでしょうか・・・死なんけど(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

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この洗車は西から東まで多くの流派があるようで、もはや
「道」と言っても過言でない世界です。
何より道具もケミカルもすざまじい種類がある上に、専門業者や専門家?などのプロも数多くいらっしゃってそれぞれが腕や性能を競い合うまさに洗車戦国時代といった様相です。
普通に言うと「洗車」カッコよく言うと「カーディテイリング」日本語で言うと「細部までのこだわり洗車」みたいな感じですが、自分のイメージは「やわらか洗車」って感じでしょうか?と言うのは、あんまり色々ルールとか流儀とか考えたくなく、気の向くままに「洗車を楽しむ!」感じがいいなぁと思ってるからです。

いろんな道具や技、ケミカルなんかも拝見しますが、何が正解なのか全然わかっていませんww

しか~し「クルマを綺麗にしたい」という気持ちだけは、この道を歩む全員の総意なのは間違いないので、創意工夫やご意見をとても楽しく勉強させていただいています。

個人的にはプロのスタイルだけでなく、我々一般人の洗車スタイルを観察したり勉強するのも大好きす。
このブログに何度も登場するボスオ氏の洗車は、是非ともブログに書きたい失禁レベルの驚愕スタイルなのですが、本人の人権に配慮して今回は公開は避けておきます・・・ヽ ( ꒪д꒪ )ノ

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そして、洗車といえば「水道水」を使います!
※環境によっては沢水や井戸水利用の方も多いようですが、とりあえず今回は水道水でまいります。
その水に関して少し前にネットの記事で見かけたのですが、自分の住む愛知県は日本で一番洗車に適した水道水らしいです!!詳しくは下記のサイトでご確認ください。※データそのものは2002年のもののようです。

全国都道府県別・平均硬度ランキングを発表!
http://softwater.jp/what/000052.html

日本で一番洗車に適した水?とはどういうことでしょう?
簡単にいうと車などの塗装に与えるダメージが一番少ない水道水だということです。
洗車で使う水道水が車の塗装に良くないと言われる原因はカルシウムやマグネシウムといった微量成分であり、洗車後の水滴などを放置しておくと塗装面に白い鱗状のシミを作ったり無塗装の樹脂部品を白ボケさせたりする要因となります。これらが塗装表面に固着するとイオンデポジットやスケールと言われる塗膜表面を覆う厄介なものとなります。

この水道水に含まれる元素の量を測った数値を「硬度」と呼びますが、硬度が0であれば上記の元素が含まれていない事を示し、理論的には「シミがつかない」とも言われていますが、これは少し正確では無いような気がします。水には硬度を上げる元素以外にも様々なものが混じっており「蒸発残留物」として塗装面に跡が残ることがあります。
※上の元素以外に代表的な残留物としてはシリカなどがあるようです。

とはいえ使用する水の硬度や蒸発残留物が低ければカーシャンプーの泡立ちも最高になり、残留物の塊と言われるスケールの付着を最小限に抑えることが期待できます。
※洗剤の泡立ちが悪くなる原因は石けんとカルシウムやマグネシウムが反応して「金属石けん」に変質するかららしいですが、名前からして怖いですw



では果たして自分の居住地の水質はどうなのか?確認してみることにいたしました。
検索方法は簡単で、自分の住んできる市町村などの「名称」と「水質」のキーワードで調べてることができます。

例えば「大阪市 水質」と検索すると大阪市の水質検査のページを見つけることができ、検査結果のPDFを見ることができます。
https://www.city.osaka.lg.jp/suido/cmsfiles/contents/0000014/14772/R308titenbetukekka.pdf

大阪市の場合は各区ごとのデータがまとめられており、例として住吉区のデータを見てみます。
この2021.8.24付けのデータから見てみると、基39と基40の欄が硬度と残留物の量となりますが、硬度39mg/L、残留物113mg/Lとなっています。
大阪市は水道水をペットボトルで販売するぐらい水質に自信があるようですが、モンドセレクション金賞受賞の「ほんまや」という品名で販売されていた水は硬度43mg/L、pH7.5だったようです。

同じように自分の住んでいる愛知県某所の「水質」を確認してみると・・・
2021.5.11付けのデータでは、硬度14mg/L、残留物36mg/L、pH7.3となっており
2021.8.3付けのデータでは、硬度18mg/L、残留物45mg/L、pH7.3となっています。

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これって!かな~り良い数字だと思いますが、どうなんでしょうか?
みなさまのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
探すのめんどくせーよ!というお急ぎの方は水関係では大手の「クリタック」さんのwebサイトに見やすい「全国水質マップ」が掲載されています。
ここでは詳細を見ることはできませんが、地域別の大まかな水質がわかります。
https://www.kuritac.co.jp/column/map.html

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自分が調べた範囲では、概ね硬度45mg/Lぐらいが日本の標準値ぐらいの印象を持っています。
そういう意味では愛知にお住まいの方々は洗車のみならず、洗濯や洗髪においてもとっても恵まれていると言うことができます。
水の味の面でも超軟水(海外では40mg/L以下を超軟水というみたいです。)は有利だと言われており、日本は世界の中でもつくづく「水」に恵まれた国だと再認識するしだいです。

さて、この軟水をさらに軟水にしようというのが「軟水器」とか「純水器」と言われるものです。
この機器を使用すると硬度0mg/L、残留物0mg/Lを目指すことも不可能では無いようです。
様々な業務用・家庭用の機器が販売されていて洗車屋さんなどの広告でもよく「純水洗車!」とか謳われているのを見かけます。
また、ホテルやレストランなどでもコップにスケールなどが付着するのを防ぐためにこれらの機器を導入しているところも少なく無いようです。

この純水器(軟水器)なのですが、構造は至って簡単なようで「イオン交換樹脂」というものを使って、残留物となるカルシウム・マグネシウム・ケイ素などを吸着処理して水質の改善を図ることができるようです。

業務用の純水器(軟水器)は概ね5万~15万ぐらい、家庭用だと概ね2万~3万ぐらいであるようですが、自作だと1万円以下でも作ることができるみたいです。
youtubeでも「純水器 自作」で多くの作例を見ることができますので、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



もちろん自分自身も自作する気は満々だったりしますので、いつものように考察を進めていました。

しかし・・・


簡単に結論を書きますと・・・


自分には不要!
となりましたw

最大の理由は「使ってる水の硬度が低いのであまり必要性が高くないのと、実際あまり困ったことがない」からです。

基本的に洗車後の拭き取りは行っていますし、直射日光の当たりにくい場所で洗車しており、もしも太陽が当たるようならガレージの中で拭き取りをしているので、水道水のダメージをあまり恐れる必要がないと考えています。
特にイオンデポジットが付着しやすいと言われるガラス系のコートなども避けていますので、スケールの付着も比較的少ない方だと思っています。

また純水器(軟水器)は業務用でも何でもそれなりのメンテナンスが必要ですし、管理の手間とかもあります。
使用頻度も多くても月に数回程度の使用では、あまりメリットがないのでは無いか?と考えてこの結論に至ったしだいです。

ちなみに最安値の純水器装置アイデアは、散水ホースのホースにそのままイオン交換樹脂を詰め込むアイデアですw

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計算上は内径15ミリのホース約3メートルにイオン交換樹脂を詰め込んで、ホースの両端はスポンジで栓をしてからワンタッチ接続カプラーを装着します。
これで、およそ5Lの樹脂容量の装置ができるはずです。
お値段もアマゾンで揃えた場合ざっくりコネクター2個で600円、ホース3mで500円、イオン交換樹脂(サンエイ化学製純水用)5Lで4800円、合計5900円!
他社の家庭用ですとイオン交換樹脂2Lぐらいのもあるようですので、送料無料の3L(3200円)で制作すればわずか4300円で純水器の出来上がり?
硬度の低い水道水なら、3Lでも十分に効果が期待できそうな気もします。
でも、実際には内部の抵抗などでうまく動作しない気もしますし、どうなんでしょうかww
誰かチャレンジしてみてください♪



そんなこんなで「洗車の細道」第1回は水の考察でした。
みなさんのお住まいの地域の水はいかがでしょうか?
そのうち愛知へ洗車の旅!なんて企画が出てきたりしてww

ところで今回は水に関して色々考察をしていたら、今まで不要だと思っていたある装置に俄然興味が湧いて来まして・・・
次回はその辺りの細道に入ってみたいと思う所存です!



Posted at 2021/11/27 18:27:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2021年11月04日 イイね!

NDの幌メンテナンス 2021版

NDの幌メンテナンス 2021版軽井沢で受けたロドスタ熱が冷めないうちに、久々に幌のメンテナンスを行おうと思います。
幌のメンテナンスって人によって感覚が違うかもしれませんので自分の場合のメンテナンスのイメージをまとめます。

1)色が褪せないこと&生地の汚れなどが目立たないこと!
2)汚れにくくなって、できたら撥水して早く乾燥して欲しい!

こんな感じでしょうか?経年劣化によってどうしても色褪せやムラみたいなものが目立つようになるのですが、できるだけそれを抑えて綺麗な状態を保ちたい!というのが1番です。

今回使用するケミカルは今まで通りBMW純正カブリオレケアセットの一部を使います。
他にもモータウンさんやオートグリムさんなどが有名ですが、なんとなくBMW用を使います。
(中身はおそらく防汚・防水に効果を発揮するフッ素系だと思います。)
※BMW Mini用にも同一のものがありますので、お好きなブランドのケミカルを選ばれても良いと思います。

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上の写真の中で自分が使うのは、
ソフトトップ・クリーナー 500ml
2,484円(2,300円)品番:8312 2298 222
ソフトトップ防水剤 250ml
4,860円(4,500円)品番:8312 2298 223
この二つになります。
これにバケツとか色々セットになったものが、ディーラーの年2回程度行われるセールで買うと6,300円ぐらいでしたので、自分はセットで購入しました。
NDで使用する場合ですが、小分けにして使用すると5回はメンテナンスできると思いますので、とてもお買い得だと思っています。
(上手にやれば8回とか10回は使えるかも?)

過去に作業した内容などは以下のブログに記載していますが、今回は最新のメソッドでご紹介いたします。
1) NDで初めての幌メンテナンス(なんでだろ~Ver)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/36730424/

2) 幌メンテ+松子姐さん近況+エアフィルター&More
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/37173157/

3) ND US純正スカッフプレート+幌メンテレポート
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/d20160512/

4) 幌メンテ長期レポート(最終回)&アルミテープ作戦(第一回経過報告)&More
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/38619031/

まずは、現在の様子です。

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スーパー低撥水というか全く撥水していませんが、一応少し黒さが弱いもののまぁまぁ綺麗な状態です。

最初に普通の中性洗剤(カーシャンプー)などで予洗いをします。
洗うのは写真のような毛の細かい柔らかいブラシが最も適していると思います。

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ソフトに細かくストロークしながら全体を洗って行きます。
すすぎはどんどん水を流しながらブラシも併用して行います。

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ざっとすすいただら、幌を半分開けてベルトライン廻りのキャンバス部も洗浄します。
ここは一度に水をかけすぎると排水がオーバーフローするので、すすぎは慎重に行いましょう。
(もしくは洗浄後、幌を閉じてからすすいでも良いかも知れません)

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ここからが本洗になります。
今回は液剤を100ccを小分けして適当な霧吹きで吹き付けようとしましたが、残念ながら粘度の問題なのか霧吹きがへぼかったのか?綺麗に噴霧できませんでしたw
(最終的には適当に原液を幌にかけて洗浄しました。)

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こんな感じの極めて細かい泡の優しい感じに泡立ちます。
ちょっと良い匂いもしてなんだか楽しくなってきます。
ストロークは写真のようにスエードのクリーニングみたいなイメージでブラッシングします。

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細かいブラッシングの後は、ブラシを少し大きく動かして全体に液剤が行き渡るイメージにしてから3分ほど待ちます。
説明書には3分以上待つように指示がありますが、洗初めから全体で6~10分程度の作業にはなると思いますので、純粋な待ち時間は3分にしました。

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3分経ったら再び全体をブラッシングしてからすすぎます。

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すすいだ後ですが、いつもはセーム革で水気を拭き取りますが、毛羽立ちなどを回避するため今回は自然乾燥を選択。
100%乾燥でなくとも施工はできるのですが、写真のように幌を半開けにしてまぁまぁ乾燥させました。

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コート剤の施工前に毛羽立ちなどのゴミを養生テープなどでとっておきます。

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今回はコート剤50ccに水を350cc添加して液量400ccで作業をしました。
実際に今回作業をしてみて300ccで十分な気もするので、次回はコート剤50ccに水を250cc添加して液量300ccで施工してみたいと思います。ハケはダイソー謹製の安いもので十分でした。

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こんな感じでハケでコート剤を塗って行きますが・・・

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こういう風に垂れてくるので、必ず事前に拭き取り用の布などを用意しましょう。
自分は幌をロックしてない状態で塗り始めましたが、ロックして上部塗布→半開けでベルトライン廻り塗布→ロックして全体作業という流れが一番安全で綺麗だと思います。

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こんな感じで少し粘りある感じの液体をハケで塗って行きます。

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1回目の塗布が終わった状態です。
1回目のみ、幌を半開けにしてベルトライン廻りの隠れる部分にも施工しましたが、以後は幌をロックした状態で作業を進めました。
以前は吹き付けとかもやりましたがハケ塗りの方がマスキングもなしでムラにもならず簡単でしたので、今となってはハケ塗りの方をお勧めいたします。

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1回で100cc強ぐらいの使用量でしょうか?
ここで15分~~30分程度の乾燥タイムを持ちます。

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2回目の塗布からはすぐに液剤の飽和状態になるので非常に垂れやすくなります。
写真は一番垂れる幌の前の部分に垂れてもいいようにティッシュを挟んでいます。
(後ほど、ごく普通に窓に挟むのが一番簡単だと判明w)

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ガラスなどに付いてもすぐに拭き取れば問題はないと思われますが、気になる痕が出れば油膜とりで除去したいと思います。
ボディには付着しないように施工していますが、万が一に備え水で濡らしたタオルは常に装備しておきました。

2回目の塗布を終えての残量です。
個人的には2回の塗布作業で十分だと思いますので、次回はまずは100cc減らして作業して様子を見たいと思います。
ここでもまた15分~~30分程度の乾燥タイムを持ちます。

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3回目の塗布後の様子です。

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乾燥が進むにつれ、どんどんしっとりした黒に変わって行きます。

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かなり綺麗になりました。

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70%以上乾いたら、幌を半開けにして乾燥を進めます。

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乾燥前に幌を半開けにすることでコート剤の線などが出ないようにします。
写真ではうっすら半乾きの線が出ていますが、乾燥と共にほぼ消えました。

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翌日、完全に乾燥していれば作業は完了です。

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なんて説明していいのか難しいですが、色の濃さなど均一な風合いになっています。
新品の状態を100だとすると85~90ぐらいの印象でしょうか?
作業前は75~80ぐらいの印象ですので、劇的に変わったか?と言われるとそうでもないけど、綺麗にするのが好きな人ならやる価値は十分あると思います。

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ちなみに今回、一番汚かったのはベルトラインで隠れるこの部分・・・
もっと予洗いで綺麗になるまで頑張れば良かったと反省しております・・・><

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以上で、幌のメンテナンスは終了です。
リアのガラスやサイドのガラスには若干コート剤の影響らしきものがあったので、今度油膜取りなどで綺麗にします。
フロントのAピラーとの嵌合部のウエザーストリップにも薬剤痕が少しありましたが、こちらは水に濡らした雑巾で拭いてすぐに綺麗になりました。

今までのパターンだと、最初は撥水とか実感できなくても、しばらくしてから撥水効果が爆誕して・・・なんだかんだで1年弱ぐらい効果が持続してる印象なので、少し経過観察しながら何かあればご報告したいと思います。
作業としては、風が少なくて乾燥が急激でない秋が一番いいように思います。

本来なら皆さんをお誘いして「幌メンテ祭り」でもやりたいのですが、ここ数年この時期が繁忙期になっていて夢は叶いそうにもありません・・・(;゜3゜)~♪
作業時間は正味1~2時間も無いのですが、待ち時間などあってなんだかんだで半日作業になりますので、十分ご注意ください♪
ではでは皆様、季節の変わり目ですのでお体ご自愛くださいませ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)


Posted at 2021/11/04 18:40:06 | コメント(6) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2021年10月31日 イイね!

「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その2

「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その2「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その1の続きになりますが、軽井沢ミーティングでは綺麗に洗車された車ばかり大量に拝見できて本当に嬉しかったのですが、ND型でも発売されて6年半経過してそろそろ「劣化と言う名の悪魔」が忍び寄って来てるのでは無いでしょうか?

特に気になるのが、ベルトライン廻りのモールだとかエアカウルと呼ばれるワイパーの根本にある樹脂部品だったりします。
3年目ぐらいまでは殆ど気にならない劣化でも、5年を過ぎたあたりで急に加速してる様な気がしますが、軽井沢でも少し気になる状態のものを撮影させていただきました。

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これはエアカウルの白化現象とも言う様な劣化ですね。

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これらは白化ではなく、変質?しているかの様な状況ですね。

これは通常の洗車後の写真ですが、自分のエアカウルの状態です。
少しケアをしているので少し白化跡はありますがまぁまぁ綺麗だと思います。
ケアというのは、酸性のイオンデポジット除去剤をメラミンスポンジに浸して擦るだけで、基本的には何も塗っていません。
※自分のNDは登録が2015年の5月なので最初期型と言っても過言でない車体です。

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こちらがベルトラインモールです。
ドアのモールは錆問題でディーラーで3年目ぐらいに無償交換になりましたので今のところはとても綺麗です。

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写真ではわかりにくいですが、一番劣化してるところをアップで撮りました。

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なんとなく、粘りの強そうなゴム質がある様な雰囲気になっています。
まだ、ゴムが湧いているような異変はありませんが新車のそれとは大いに違う質感になっています。

今回は、この劣化をどのくらい挽回できるのか?全力チャレンジをしてみたいと思います。
まずはカウルを外します。
外し方は自分のどこかのブログ載せた様に思うのですが、どこに載せたかわかりませんww

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一番、酷く見える様に頑張って撮影しました。
凹んだところや広い面の白化がはっきりと見えますね!

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まずは洗浄を頑張ります!
洗浄にはいつもと同じ、イオンデポジットで使う液剤をメラミンスポンジで擦ります。

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こんな感じで根気強く汚れを落とします。
途中で中性洗剤で洗ってみて「気が済むまで」洗浄しますw
自分の場合は3回ぐらい擦って→洗ってを繰り返した様に思います。

下の写真が洗浄後の写真です。
この状態でも車両に装着すると「ぱっと見ほぼ新品」にも見えますが、今回はさらに洗浄を続けます!

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次に使うケミカルはコレ!比較的安価に手に入るケミカルですが、今回はこれを使ってメラミンスポンジで擦ります。

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最初のイオンデポジット液でカルシウムやマグネシウムなどのミネラル系の白化物を除去して、大気の煤などの汚れをこのシリコン系の液剤で除去する作戦です。
この手の液剤は塗ると最初に溶剤系のクリーニング効果を出してから保護系のシリコンオイルが残るのが多いので、メラミンスポンジに吹き付けたらすぐに小さい範囲を擦り、クリーニング効果が弱まらない様に気をつけます。
後に残るシリコンはゆっくり拭き取れば良いので少し段取りを気にしながら作業します。

拭き取るとまだまだ汚れがあるのがわかります。

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この作業も気が済むまでですが、自分の場合はメラミンで擦るのを2回→洗浄→ウエスで拭くの合計3回の洗浄行為を行いました。
最後にテカリや汚れの再付着が嫌なので、綺麗に洗い流すと地肌だけの綺麗な状態になります。

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お好みでこの状態でよくある保護剤なんかを塗るのもアリだと思います。
自分はできるだけ何もしていないスッピン風を目指しているので洗浄だけで終了して車体に装着します。

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どうでしょう?メクラ蓋のムラが気になるぐらいにしっとりとした新品の様な再初期型のカウルですw
自分は1年に1回ぐらい、定期メンテとして行っています。

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ついでに、ワイパーアームやブレードホルダーもイオンデポジットの液体とメラミンスポンジで清掃しましたが「相当新品に見える」様になりましたw

続いてはベルトラインモールです。
モール全体をマスキングしてから、カウルと同様にイオンデポジット液剤をメラミンスポンジで擦ります。
その後、カウル同様ラバープロテクタント使ってメラミンスポンジで擦ります。

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まだまだ、汚れが取れますね!

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これぐらい取れると気持ちいいw

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少しづつしか汚れは落ちませんが、最初は鱗の様に着いていた汚れが何度も擦っていると

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相当綺麗に・・・!

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若干の跡は残りましたが、相当綺麗になりました。

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一番酷かったところも跡は残っていますが、湧いたような変質した部分は無くなりました。

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モール部分のシリコンを洗浄して普通の位置で見る範囲ですと「まぁまぁ新品」に見える?再初期型のベルトラインモールです♪

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さて、今回は定期メンテなのですがブレーキキャリパーの汚れ?も気になって来ましたので色を塗るべきか?綺麗にするべきか悩んで一つの試験をしてみました。それが写真の「ルーターで綺麗にしてみる作戦」です。
結構長時間(10分以上)のルーター作業になるので安い100均製のルーターを使用しました。
(良いルーターはもったいないと思います。)

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これはいい!気になっていた汚れが全部取れます!
今回は試験なので、次回パッドを外す時に改めて綺麗綺麗作戦を行いたいと思います。

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それにしても、テカリが気になりますw
そこで表面保護も兼ねて簡易アルマイトとして酸化させる作戦を追加で決行。

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イオンデポジットの液剤をピカピカのキャリパーに筆で塗布しました。

はい、まぁまぁいい感じです。

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写真であまり写ってませんが、リアのキャリパーは熱が少ないのか?あまり汚れも気にならないので、パーツクリーナーと通常の洗剤で綺麗にしました。

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それから、エンジンオイルの交換をしました。
基本的に7500キロ~1万キロでの交換を意識していますが、今回は7500キロでの交換です。
毎回4Lのみ交換していますが、交換直後のゲージの上の穴程度から半分ぐらいまで消費している感じです。
オイル消費は500ccも行っていないと思いますが、色も悪くない感じで当分は現状のままのスタイルを継続しようと思います。

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ちなみに、自分は人よりエンジン回転数が多いと思いますので、普通の方でしたら1万~1.5万キロ交換でも十分な気がします。
(燃費が信号のない山道ドライブで12キロ 街中9.5キロぐらいですのでお察しください。)

使うオイルはいつも通り、ニューテックさんの0w-30と0w-20のブレンドです。

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オイル交換の後は各種油脂類のチェック!
冷却水が結構減ってますね~!

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NDの冷却水は新車時なら9年18万キロ持つみたいですので、基本は交換不要です。
ただし水を入れたりすると性能が落ちてしまうらしく、補充は専用クーラントを指定されています。
というわけで、ディーラーさんで1Lだけ売って頂きました。値段は1200円でお釣りが来ました。

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リザーバータンクは簡単に外れるので、丸洗いして新しいクーラントを500cc入れました。
ちょうどFULLより少し下の良い位置になります。

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続いてはブレーキフルードの交換です。
今回もウェッズスポーツさんのレブフルードを使用します。

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まずは注射器でフルードタンクの中身を全部抜きます。

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後ろ側はクラッチ作動油部分ですので・・・
空っぽになったら新液をMINよりちょっと上まで注ぎます。

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ワンマンブリーダーという装置をクラッチのエア抜きバルブに装着して・・・
(ワンマンブリーダーはストレートさんの製品が安くて良い様に思います。)

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クラッチのエア抜き兼作動油交換をします。

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こうやってクラッチの作動油の油面が低くなったら・・・

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新液を注ぎ足してクラッチ作動油室に補液します。

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クラッチの作動油交換が終わったら、ブレーキ作動油のエア抜き兼作動油交換をして作業は完了です。

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この作業は、どこかにも書いた気がするので省きますが今回使用した油量はだいたい500ccぐらいでしたので、毎年少しづつエア抜きしても1L缶があれば3年ぐらいは持ちそうな気がします。(クラッチは3年ぐらいは何もしないで良い気がします。)

後は下廻りの点検や清掃などを行います。
自分はお掃除も大好きですが走るのも大好き!雨でもダートでも融雪剤撒いた道路でも平気で走るので、たまに車体を擦ったりします。

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少し前に酷道を走行中にバンプして下廻りをヒットしたのですが、車体下の一番前側のプレートの一部破損と配管カプラーが損傷してました。
プレートは品番が56-A9Xで11000円ぐらい!クリップは400円ぐらいだそうですが、しょうがないので発注しましたw

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配管もダメージが少しありましたが「まぁ、いけるんちゃう?」と震えながら行ける判定を下しました♡

タイヤも摩耗チェック!
ほぼ内外の減りに差がなく、アライメントは自分の走りにぴったりだと確認、前後にも差が無いのでやはり50:50の車両バランスは最高だと再確認しました。今回のミシュランは回転方向指定は無いのでなんとなくクロスローテーションしておきました。

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いつも装着前にタイヤの表面の確認をしてから装着しているのですが1本こんなものが刺さっていましたww
今回は時間が無かったこともあって近所のイエローハットさんで補修していただきました。

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後はサブフレームなどの錆をタッチアップしたり・・・

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ホイルハウスの車体側のクリップをつける部分のザビを1箇所発見したのでサビチェンジャーという、酸化膜を作る液体を塗って・・・

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シャーシブラックでタッチアップしました。ここは何故錆びたのか不明ですが経過観察したいと思います。

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そして、掃除&シリコンスプレーで防錆を兼ねたドレスアップ!

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美しい!これで下廻りの部品を交換したら気持ちよくガンガン走れそうです。

今回はエアクリーナーボックスの清掃とバッテリーの交換もしたので色々深いところまでお掃除できました。

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エアクリーナーは35000キロ時に交換しているのですが、今回は62000キロでもまだ使用可能な雰囲気だったので清掃して使用を続けます。
あらかじめスロットル方向を書いておいて再装着時には反転させておきます。

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今までつけていたバッテリーも全然問題なかったのですが、なんとなく評判の良いカオスに換装いたしました。
どちらもMF(メンテナンスフリー)バッテリーですが、4年使って300ccほど補水が必要な感じでした。
※ついついMFだから補水不要だと勘違いしやすいです。
古いバッテリーはモバイルバッテリーとして第二の生き方を歩んでもらう予定です。

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最近は結構純正でも断熱するのが増えて来ましたが、温度変化を抑えるための簡易断熱材を貼っておきます。

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今までと同様に車体後ろ側にタイラップで装着して前のスペースに牽引工具とホイールロックナットなどの車載工具を納めます。

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最後にエアコン用の外気導入エアフィルターを新品にしてから洗車をして定期メンテナンスの終了です。

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あ、みなさんは油膜落としされてますでしょうか?
自分はキイロビンを愛用してますが、施工するときにはこのスポンジがすごく使いやすいです。
※当社従来比

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このスポンジにキイロビンをつけて作業すると本当に楽チンです。

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今回はボディ外板のメンテはしていませんが、軽井沢の熱量の影響でしょうか?またまた惚れ直してしまいました♡

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というわけで、だいたい年に1回の定期点検報告でした♪



Posted at 2021/10/31 17:42:17 | コメント(8) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2021年10月31日 イイね!

「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その1

「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その1
すでにご存知の方も多いかも知れませんが、10月24日に延期された「軽井沢ミーティング2021」に参加して参りました。

今までほとんどのミーティングに行ったことのない自分ですが、今回は友人のボスオさんの助手席でのおしゃべり係として招聘され、渋々受諾したのが始まりでした・・・

日曜日の軽井沢に向かうには日帰りですと深夜には愛知を出る必要があります。
元々は、車をきれいにしてから兵庫を出て夕方に愛知に到着したら早めの晩ご飯を食べてすぐに寝ましょう!と言っていたボスオさんが昼に到着・・・

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到着5秒で汚染が始まっています。

そして・・・
すごく嫌な予感はしていましたが「昼ごはんにビールつけて奢りますよ」の一言に負けて洗車のお手伝いをするはめに><

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ご存知の方も多いと思いますが、ボスオさんは全然洗車しません・・・
なのに、愛知に来ると
「もの凄く洗車が好きな豚」
に変身します(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

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普段、全く洗車していないのはドアの開口部やフューエルリッドの中を見ると一目瞭然なのですが、彼は洗車屋さんやディーラーでの洗車を全て断っているらしく「俺のマシンは愛知でしか洗車させへん!」と豪語してるとかしないとか・・・

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でも、ボスオさん・・・
マジで時々はプロのお店に洗車を依頼した方が良いと思いますよ!あんな素敵な色の綺麗な車が可哀想です!

さて、そんな心の叫びを聞きつけて盟友「ファブ」さんが偵察に来てくれました♪
もとNC→ND乗りで現在はレボーグとコペンの二刀流でございます。
(ずっと仲良く遊んでいただいていて、ロードスターで始まった交友ですが大事にしたいです!)

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その日は、三人でお風呂屋さんに行ってから晩ご飯を食べて早めに就寝!のはずが、まさかの「遠足の前の日現象」が起きてしまい予想外の就寝時間に・・・

日付が変わって午前2時に出発!
あれ?なんで自分がステアリング握ってんだろ?

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下の写真は長野のどこかです。(諏訪の辺りかな?)予想より寒いですw
この後、メーターで0度を見ました。(完全に冬やんw)

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そして軽井沢?佐久?あたりに到着した時に綺麗な朝日が!!
もう凄く感動しましたです!雲ひとつないマジモンの快晴です♪
運転の疲れも吹っ飛ぶ美しさ!

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そして会場近くにオール下道で到着したのが6時45分!
なぜか4時間40分ずっと運転をさせられてしまいました・・・

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この写真のボスオさんを見るたびに「明確な殺意」を覚えるのはしょうがないですよね・・・

ちなみに、ここら先はボスオさんの運転で会場入りしました。(再び軽い殺意)

そうこうしながらも7時40分ごろに集合場所に到着!
関東のお友達、けいしゃさんかれしゃさんご夫妻チームと合流です。

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https://minkara.carview.co.jp/userid/2251403/blog/45573302/

この場所で中部のキャンプ仲間でもある、あんどーさん、しょーじさん、ともぞーさんとも偶然の合流!
「入場券を前日に紛失する」というE難度の技を決めたあんどーさん以外のみなさんと一緒に会場入りしました。

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初めての軽井沢は予想に反してとても楽しかったです。
本当にいろんな方にもお会いできて(お会いできなかった方もいてそれが残念でなりません・・・)あっという間に時間が過ぎていきます。

ボスオさんがひたすら「自分の車を見てくれる方々」を蛇の様な目で視姦し続けていたのが気持ち悪かったですww

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でも、今回の第一だとあまりオールペンの車が無かったので、綺麗なアイスブルーの車体はとても目立っていた様な気がします!
「ボスオさん!たくさんの方に見てもらえて良かったですね♪」

そして、けいしゃさんかれしゃさんに素敵なお土産を頂いて、昼頃に会場を出発!(めちゃくちゃ美味しかったです♪)

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実は、この日は午後からビーナスラインにツーリングの予定で、前日一緒に遊んでいたファブさんも参加する予定だったでした。
しか~し!
南斗!道中でレボーグがエンジン不調でレッカー移動されることになっていまい、急遽ファブさん救出チームを作って救出に向かうことになりました。ボスオ号は満員なので「励まし係」として随行、先ほどE難度の技を決めたばかりのあんどーさんがレスキュー号として現地に向かいました。

ちなみに会場を出てほんの少し行ったコンビニで「Kenさんもう運転できへん!」と言って再びステアリングを握らされましたが、隣で爆睡するボスオさんを何度軽井沢の山々の谷に落としたいと思って走った事でしょう・・・

そして、何もない伊那あたりのとある場所(忘れたw)でファブさんを救出して国道153号線経由で帰路につきました。

そして、ちょうど長野県の最南端都市である飯田市あたりでビーナスツーリングに行っていた中部の仲間と合流して、市内でみんなで美味しいラーメンを食べました。
そして自分はココで全ての運転終了!
労いのビールをファブさんと交わしました♪(ウマー)

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なんだかんだ、ハプニングがあったからかも知れませんが、全てが思い出になる1夜となりました。(みなさん個性派揃いで一緒にいて本当に楽しいです!)

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帰ったら、本当にバタンキューな感じで深い眠りにつきました。



そして、翌日なぜかまた洗車をさせられてます・・・
左のボスオさんは「洗車してるフリ」ですので、ご注意ください。
(ボスオさんの手元を見たらポーズなのはバレバレですねw)

そういえば、内側のガラスが殺人級に汚くて軽井沢行きの道中で急遽内窓を拭きましたが、兵庫に帰ったらちゃんとガラスクリーナーで油分を落として乾拭きをきっちりやってくださいね!(2度拭きが基本ですよ)

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まだまだ全部が綺麗なわけではありませんが、エンジンルームはかなり良い感じに綺麗ですね!(ここはボスオさんが清掃)

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よくある話ですが、この日は生憎の天気で洗車直後に雨が降ってきましたw
自分は雨の日の洗車も大好きですが、ボスオさんも強がって「雨の日に洗車するんがホンマのエンスーやろ?」と震えながら同意を求めてきたので「雨の日も普通の日も洗車するんが普通のエンスーや」って言ってやりましたw

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しかし、ここ数日定期メンテナンスで自分の車は馬に上がった状態ですが、自分の車を1秒も触る事なくこの数日が過ぎて行ってしまいましたw
そういえば、彼は自分の車の清掃や整備には1ミリもチカラは貸してくれませんが(いらないですけどw)ひたすらお手伝いをさせていることに関してどう思っているのかは、今度膝ずめで問いただしたい様な気もします( ˙-˙ )真顔

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と、いう事で本当は軽井沢とメンテを混ぜたブログにする予定が結構長くなりましたので「軽井沢ミーティングと定期メンテ」その2として、ちょっとした整備録を次回アップしたいと思います。

最後に、軽井沢ミーティングのスタッフの皆様・お会いできた仲間の皆様!楽しい思い出をありがとうございました。
初めて会えた人もいたし、元ND乗りのファブさんとも遊べたし、たくさんのロドスタ仲間にも会えたし・・・
笑いの絶えない本当に面白い1日でした!

是非、次回も参加できる様にボスオさんのNDの洗車と運転を頑張ります!(違



Posted at 2021/10/31 11:20:26 | コメント(18) | トラックバック(0) | NDミーティング&旅 | 日記

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