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Ken@ndのブログ一覧

2022年08月26日 イイね!

NDにトランクオープナースイッチを増設

NDにトランクオープナースイッチを増設しばらく前(昨年)になんとなくみんカラを読んでいましたら・・・

■ランクルおやじ!さんという方のページに目がとまりました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1972072/car/2015206/6118647/note.aspx

これは純正のバンパー下のオープナースイッチの配線を利用して、車内から操作できるようにする素晴らしいDIYの記事でした。


こ、これは!


素晴らしい!


みなさまご存知のように、我儘ボディ装備の自分にとってシャコタンNDのバンパー下のトランク開けスイッチ操作はまさに「修行」

素晴らしいアイデア!機会があったら付けようかな?ぐらいの気持ちでいましたら・・・
最近になってまた、2件ほどNDに取り付けた例を拝見いたしました。

■ヶ口夕ソさんのページ
https://minkara.carview.co.jp/userid/2880173/car/2491032/6424807/note.aspx

■謎の事務機屋さんのページ
https://minkara.carview.co.jp/userid/430716/blog/46333495/

なるほど!純正のスイッチをインストールして配線すれば、輸出仕様同様に室内からトランクオープナーが操作できるということがわかりましたので、自分も早速チャレンジすることに♪
(老婆心ながら、夏のDIYは地獄なので秋~春のシーズンでの作業を強く推奨いたしますw)

まずは部品の手配です。

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綺麗にインストールするには純正のスイッチも良いですが、押したときだけONになる系のスイッチであれば色々使えそうです。
自分は純正風味にしたいので、マツダ純正のスイッチを購入いたしました。(今回は訳あって2セット購入しています。)

オープナースイッチの購入先はモノタロウさんで
(GJR9)スイッチ、リツドオープナー GJR9-66-630A という名前で購入いたしました。
https://www.monotaro.com/g/04369607/?t.q=GJR9-66-630A
2022/08/22に購入しました、税込みで2,959円でした。

メスカプラーはアマゾンで
住友電装 025型 NH 非防水 4極 メスカプラー・端子セットを3個購入しました。(1個は予備のつもり)
https://amzn.asia/d/1jmjRZ9
2022/08/22に、税込み配送料込みで3個を845円でした。

ところが、このカプラー・・・
ちょっと形状が違っていまして、正しく装着できるのはこっちっぽいですw
■1これが一番ちゃんとつきそうw
https://amzn.asia/d/2CzRMXH
■2すこ~しだけあやしいw
https://amzn.asia/d/ib5uFGB

でも基本は同じ025型シリーズなので、加工を少しすれば利用可能なので自分は最安値バージョンを加工して使用しました。
加工といっても、具体的にはガイドのリブの位置が違っただけですのでリブをカットして対応いたしました。

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不要なリブを全部カットしたらバッチリ付きます!

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次に端子を用意して適当な直径2ミリぐらいの電線を用意します。
もっと細くて1ミリとか1.5ミリでも十分だと思いますが、とりあえず今回は手元にあったものを使いました。

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8ミリぐらい出した銅線を2つ折りにしてから写真のようにセットして・・・

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線の部分を先に電工ペンチでかしめてから・・・

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続いて被覆の部分を同じようにかしめたら完成です。

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これで完成ですが、メスカプラーに入れるためには圧着で幅が広くなりすぎている場合もあるので、調整してからメスカプラーに完全に端子部分が入るまで押し込みます。

アース線が2つあるので、まとめてアースさせるために写真のように準備しました。

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配線はスイッチ上部から見て
1)トランクオープナーアース(黒)
2)イルミ配線(白)
3)イルミアース(黒)
4)トランクオープナー配線(黄)
になります。アース線同士は写真のようにまとめています。

写真にも写っていますが、今回多様している結線用のハンダ付きの「 防水はんだスリーブ」はとても便利です。
一昔前より劇的に安くなって来ているので、再度ご紹介しておきます。
https://amzn.asia/d/h0WF2x1
上記以外にも圧着タイプやもっとリーズナブルなものがあるかも知れません。
自分の経験では、太いアース線などで無ければ白か赤でほぼ車用の単線接続はできそうな気がしています。

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配線の長さを計測して来ましたので、参考までに記載しておきます。

■おおよその必要な線の長さ■
アース線(黒)は50mmを2本(両端8mm使用で残り34mmぐらい)カプラーからの合計の長さは340mmぐらい
イルミ線(白)はカプラーからの合計の長さは150mmぐらい(180mmぐらいの方が良いかも?)
トランクオープナー配線(黄)はカプラーからの合計の長さは700mmぐらいで準備いたしました。
※トランクオープナー配線(黄)トランク→運転席横までの配線は3,000mm程度必要です。その他、作業用の引出し線など少々・・・

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続いて車の準備です。
自分の場合ですが作業がしやすいようにトランク・ボンネット・屋根を開けて、窓も下げてドアロック解除でバッテリーを外します。

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電装をいじる場合でもバッテリーを外さない方もたくさんいらっしゃいますが、転ばぬ先の杖でバッテリーアースを外すのを推奨いたします。


では、内装を外して行きます。
自分の内装外し系の過去ブログもあるので、不明な点は参考にしていただけると嬉しく思います。
NDロードスターの内装剥がし1(フットランプ取り付け)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/35839128/
NDロードスターの内装剥がし2(ETC&USB電源設置)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2423046/blog/35855590/

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自分は要領を得ているので養生保護は少なめですが、初心者の方はかなり慎重に養生した方が良いと思います。
本当にちょっとしたことで傷が入ります!

スカッフプレートは車体側の下部に指を入れて拡げるように手前に引き上げると簡単に外れます。

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スカッフが外れたらシーミング・ウェルトと呼ばれる合成ゴムの部品を外します。
ついていた時の位置を携帯なんかでとっておくと良いでしょう。
※最近部品名称をすぐに忘れてしまいますw これは確か「オープニングトリム」だったような気が・・・

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このあと、自分はピラーガーニッシュも外しましたが、写真を撮り忘れてしまいましたw

続いてアクセル横のガーニッシュを外します。奥にピンが1つあるので外してから手前に引き出すと緑のクリップの嵌合が外れて取り出せます。

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フェンダー側にアースを取れるポイントがあるので、そこでボディアースを取ることにします。

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インパネ下部の10ミリのボルトを1本外します。

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写真のように手前に引くとインパネ下部のパネルの右側が外れます。
全部外すのもアリですが、今回は全部外さなくても大丈夫だと判断してこの状態で作業を進めます。
なお、パネルを捻ることになるので必要のない時はすぐに元の位置に軽く戻しています。(嵌合はかけていません)

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まずは、クラスタースイッチのカプラーを外します。

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クラスタースイッチのカプラーを外すとその下にオープナースイッチが装着される場所にメクラ蓋が付いています。
これの引っ掛かってる部分を摘んで外すと・・・

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こんな感じでメクラ蓋が外れます。

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仮の配線計画を進めて必要な長さなどを検討します。
この時の計測値を準備編にフィードバックしています。

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続いてトランク周辺の準備です。
まずはクリップなどを外して一番下のマットをとって・・・

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順番に全部の内装を外します。

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燃料ホースなどをガードしているアルミパネルも10ミリのボルトで留まっているので、それらを外して準備は完了です。
自分のはショックの減衰力調整のユニットなどがあるので、ちよっと見にくいです。

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下の写真の図で示したケーブルの束がリアのシャーシ下から来るケーブルの束になります。

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被覆を剥くと黄色い配線が2本見えます。
この内の1本がトランクオープナー配線です・・・

確率は1/2ですが、妙にミッションインポッシブル感が高まって来ます・・・
(脳内で高まるBGM)

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行けるのか?


ドクン・・・


果たして、自分の運は・・・
どうでも良いのに妙な緊張感が溢れて来ますw


ええい!ままよっ!


気持ちよく1本を切断しました・・・

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ここでバッテリーを繋いで、バンパー下のスイッチでオープナーが作動するかテストします。


ガキッとオープナーが作動したらハズレ!


何も動かなかったらアタリです♪


いよいよ運命の時!
ムニッ(バンパー下スイッチ操作!)


し~ん♪

やりました!無事に作動しませんでしたw
※作動したら普通にやり直せば良いだけですが、せっかくなので自分の運試しを楽しみましょう!

さて、切断した線はかなりタイトなので、作業性を考えて下の写真のように延長してから割り込み線を接続いたしました。
この割り込み線は大体3mぐらいの長さが必要になります。

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白いプラスチックのハーネスケースの中に配線したあとは、写真みたいな感じでバルクヘッド(隔壁)側にテープで貼り付けました。

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それでは室内配線の準備に入ります。
まず、一旦室内に戻ってロールバーカバーを外します。
写真の位置に養生テープを貼って、クリップリムーバーを使って写真の位置に差し込んで勘合を外します。
1箇所外れたら指をどんどん差し込んでいって全体の勘合を外します。

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続いてはファスナー3箇所を外します。

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内装を外すとこんな感じ

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再びトランク側に戻って配線を回すためのワイヤーを準備します。
(写真はエーモンさんの配線用針金だった気がします。)

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入れる位置はこの辺です。

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ワイヤーを入れていくと室内のこの辺りに出て来ます。

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ワイヤーにハーネスを絡ませて引っ張り出します。

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トランク側はこんな感じで処理します。

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室内側も写真みたいに部分的に固定します。
今回は3m程度の線を使っていますが、所々少し余裕のある配線を行うことで要らないトラブルを多少軽減することができます。

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続いてクラスタースイッチ用のカプラーを作業しやすい位置に出します。
(インパネの下側に写真のように出すことができます。)

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ネバネバする被覆テープを剥いて写真のような感じにします。
左から薄紫・肌色・黒・白の配線が見えます。
※車種やオプションによって配線の多少はあるかも知れません。

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この、肌色の線をカッターで写真みたいに露わにします。

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そして、メスカプラーの白線を写真みたいに絡ませます。

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そこをハンダで接合します。

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テープなどで絶縁を行なって作業完了です。

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アース線は自分の場合、余っていたクワガタ端子付きの廃線を再利用しました。
無ければクワガタ端子を装着します。

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ハンダ付けしてから熱収縮チューブで被覆して完成!

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オープナースイッチ線はスカッフ下の白い配線BOXに収まるようにしたいのと、色々な事態を考えて取り外し可能な配線コネクターを使用しました。
写真にちゃんと写っていないのがアレですが・・・
エーモン謹製 接続コネクター2825というのを使用しましたw

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コネクター接続したら、一応、異音防止を兼ねてテープで軽くコネクターを包んでから配線BOXの中に入れました。

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装着したオープナースイッチにメスカプラーを装着して、バッテリーを繋いで作動テストをします。
カコッ!という音を立てて無事に作動して、夜間のイルミネーション点灯も確認できましたので一安心です。

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あとは、ひたすら掃除しながら部品を元に戻して完了です!

途中、トランクの燃料パイプ保護のためのガードの装着の時に配線と近い位置に来たのでちょっと焦りましたが、写真のように無事に逃げています。

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以上で、室内から操作できるトランクオープナースイッチの設置が完了いたしました。
そんなに使うんかい?って言われると「貝」になってしまいますが、全く使わない訳では無い!と強がっておきます♪

おおよそのコストは持っている材料によりけりなのですが、3,500円から5,000円程度で装着は可能な気がします。
(スイッチとカプラーで3,500円ぐらいで、残りは電線やスリーブなどの費用のイメージです。)
コストはさておき、作業のプライスレスな遊び要素を考えると悪くない楽しみだと思いました。

何よりも我儘ボディの諸氏にとっては、かなりの便利アイテムになるのではないかと思う次第です・・・(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
ただし、夏の締め切りガレージ内作業はかなりの修羅場でした...(マジ)





ちなみに先日・・・

若かりし頃に軽のダート耐久レースに監督兼ドライバーで参戦していた時代の写真が偶然発掘されました。
右に写るのが自分なのですが「昔は我儘ボディじゃなかったんやでー!」と何人かに見せたところ・・・
各方面から「詐欺師・嘘つき・変態」と散々な言われようです・・・Orz

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みなさん!我儘ボディはいつ降りかかって来るかわからない、本当に恐ろしい現象です!(いや?紅の豚のように何かの魔法なのかも知れませんw)
ですので、若くて元気なうちにトランクオープナースイッチを設置されることを柔らかく推奨いたしますww


Posted at 2022/08/26 18:44:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | ND弄り | 日記
2022年08月24日 イイね!

侘び寂びならぬ詫び錆事案発生w

侘び寂びならぬ詫び錆事案発生wこの写真は2022年の5月11日に撮影したものですが、この写真が該当部を写した至近日のものとなります・・・

実は先日、悪夢のようなボスオさん来訪がありまして、いつもの様に自分の車ではなくボスオさんの車を洗車して終わりました・・・
そして、頑張ったホイール塗装なんかを思い出しなふがら、エアコンの効いた室内で白いTE37ホイールを眺めながら侘び寂び気分に浸っておりましたが、ようやく自分の時間が出来たので自分の車を洗車いたしました♪

洗車の途中で、何げなく右側リアバンパーのボディとの接合部を見ていたら・・・


「ん?なんか見切り(接合部)がちょっとオレンジに見えるなぁ・・・」


「ん?なんでオレンジなんだろう?」



「お、お、オレンジィ!!」




完全に油断してましたw

そう、この綺麗なオレンジは紛れもなく車の大敵「錆」です!

とりあえず、必死で洗車洗車完了させてから祈るような気持ちで状況確認を・・・
※オレンジ部分は焦って洗浄したので、写真にはありませんw

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この写真は一旦患部を綺麗にしてからのモノですので少しわかりにくいですが、バンパーとリアフェンダーの見切り(接合部)位置の塗装が剥げて錆びています・・・

錆に関してはココ数十年の科学の進化により、かなり気にしなくていいレベルまで来たと勝手に思ってましたが「鉄は錆びる」という当たり前の事に気づいた次第です・・・
とにかく、1秒でも早く手当てするのが常道なので「暑いとか暑いとか暑いとか・・・」言い訳なしで作業開始です!

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まず最初に車体を馬に乗せタイヤを外してから、リアのスプラッシュシールド(泥除け)を外します。
泥除けを外したらバンパーを留めているネジも外します。(1本でいいのですが、自分は2本外してしまいましたw)

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怖いもの見たさで再度確認・・・

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安心してください♪ 100%錆びてますww

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慎重にリアバンパーを外に引っ張ると4箇所程度嵌合が外れてご覧の状態に・・・
外しすぎるとリアコンビとバンパーがあたって塗装ダメージのリスクがあるので、養生するか?リアコンビを外した方が安全だと思います。

嵌合が外れたらダンボールなどを刺して写真のような感じにしてから作業スタートです。

まずは患部を綺麗にしてからコンパウンドなどを使って患部をあらわに致します。
(サンドペーパーよりもマイルドな削りをしたい場合など、今回のように錆を完全に取るというよりは、ある程度浮いているサビや汚れを除去する目的で使用します。)

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バンパー側もしっかり塗装が剥げています・・・

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ハッキリくっきりフェンダー側のダメージも確認できます。

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錆の処理は旧車乗りの力強い味方「サビチェンジャー」を使用します。
このひと瓶でゆうに25年は使ってる気がしますw

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このサビチェンジャーという液体はタンニンの効果が回り回って金属表面に黒錆系の皮膜?を形成して錆の進行を抑える効果があるらしいです。※詳しくはメーカー様にお問い合わせくださいw

今回はフェンダー側は「サビチェンジャー→セラメタ塗装→クリア塗装→シリコン塗布」で作業を進めるつもりですが、バンパー側は「セラメタ塗装オンリー」で行こうと思っています。
バンパー側は、今後の同一箇所の点検時にすぐに地のバンパーが見えた方がダメージの早期発見ができるかな?と期待しての作業です。

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実は、少し前?(数ヶ月ぐらい)にこの箇所に砂が挟まっているのを発見したのです。
その時は大して気にもせずにバンパーをグリグリ動かして、手前に砂が出てきたので除去されたと勘違いしていました・・・
多分これが主因ww(この時既に塗装が削れていたのかも?)

みなさんもお気をつけ下さい!!

まずはエアブラス用に希釈した薄いタッチアップ塗料を筆でタッチアップ!ざっくりと削れた部分を埋めるイメージでしょうか?

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ココからはエアブラシを使用します。

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下地をパテなどで綺麗にしたわけでないのでアンジュレーション?はそのままですが、ぱっと見はもう綺麗です♡

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マスキングを剥がすとこんな感じです。ギザギザ面はそのままなので見る角度によっては少しガサついたように見えます。

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フェンダー側はこんな感じ!もう全然バレませんww

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フェンダー側にはクリア塗装をいたします。
部位が超小さいので、中身を紙コップなどに出してガスを抜いた原液をエアブラシで塗装します。

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完璧ですw

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マスクを剥がしました。
少し黒い線に見えるのはマスキングの段差で出来た塗料の端末の浮いた部分の影になります。
数週間後ぐらいに完全乾燥後に段差を磨いて無くせばバッチリ綺麗になりますが、ほとんど見えない場所ですので今回はこのままで様子を見ます。

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数時間して、おおよそ乾燥したら錆止め効果が一番期待できるシリコン系のグリスをうっすらと患部に塗布して組み付けいたします。

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リアのバンパー取り付けネジを締めます。
最初に書きましたが、外すのは図で示したネジだけで大丈夫です。

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スプラッシュシールド(泥除け)はネジが上下合わせて3本とクリップが2箇所になります。

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タイヤを戻して工作完了です!

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今回は比較的に早期?発見できたので良かったですが、放置していると大きなダメージとなってしまうこともあります。
普段自分で洗車されない方も時々は自分の車をじっくり観察してみる事をお勧めいたします。

とはいえ、自分の不注意も相まって起こってしまった今回の事案・・・
NDに申し訳ない事したなぁ・・・なんて、ちょっと反省して詫びを入れておきました!


ではでは、まだまだ暑い日が続きますが、頑張って参りましょう!


Posted at 2022/08/24 22:10:17 | コメント(6) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2022年08月19日 イイね!

真夏のルーホイ祭り(地獄編)

真夏のルーホイ祭り(地獄編)みなさま、こんばんは!
例年の夏は妹の住む長野県で夏休みを過ごすことが多かったのですが、流行り病のことなんかもあってココ数年は大人しく?していたりしましたが、今年は久々に2泊3日のショートステイをしてまいりました。

愛知県は全国でも屈指の灼熱地帯!普通に車載温度計でも40度を超える日が続きます。
どこで計測しているのか知りませんがiPhoneの天気アプリでも最高気温42度とかって掲載されていますww

そんな時にエアコンなしで寝れる長野県の気候はまさに天国でした♪
※昼間は流石に暑いのですが、日陰に避難したり車のエアコンで涼んだりする事で凌げるレベルです。

今年の夏は四国からのお客さんや神奈川からのお客さんもいらっしゃって本当に楽しい時間を過ごしましたが、それに混じって「ヤツ」も忍び寄って来ました・・・


このブログをお読みの方はよくご存知だと思いますが「ヤツ」ことボスオさんが来てました。
下の写真はND仲間のトッシーさんの愛娘さんを襲う変態仮面の現行犯写真です…

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写真の彼はつなぎを装着していますが、彼にはビッグな計画があったのです・・・

彼はレイズ謹製TE37ホイールの大ファンなのですが、モノを全く大事にしない性格が災いしてボロボロのボロホイールになっていたブロンズアルマイトカラーのTE37-MTEをレストアして全塗装するという計画です。

どのくらいボロボロだったかの説明が難しいですが・・・
1)リムをガリって曲げている
2)ハイグリップタイヤの影響でスポーク側面に大きな飛び石傷が、全てのホイールに数十箇所ついている
3)メタルパッドの粉を洗車しない影響でマダラ模様になった褐色シミが固着して迷彩模様のような表面になっている
4)洗車を全くしないので、カルシウムなどの鉱物が固着したの黒いシミが固着して迷彩模様のような表面になっている
こんな感じで、今まで自分が見た「汚いホイール選手権」では余裕の1位入賞間違いなしの作品です。


まずは褐色のシミと黒いシミの除去です。
入念に洗浄したホイールを自分が愛用しているケミカルを使って除去してまいります。
このケミカルはなんの案件でもないですが、本当に役立つモノなので簡単にご紹介いたします。

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これらはプロヴァイドというプロ用のケミカルなどを販売している会社が発売しているモノになります。左側がN0.4と呼ばれるスケール除去のケミカルで右側がA-06と呼ばれるより強力なスケール除去のケミカルです。
ほとんどの人はN0.4で良いと思いますが、頑固な固着物などにはA-06が絶大な威力を発揮します。

地獄の固着状況で、いろんな洗剤やクリーナーでもお手上げだったこのボスオさんホイールもケミカルとメラミンスポンジでほぼ新品?みたいな肌に復活!!
この作業の後日になりますが、偶然神奈川から遊びに来てくれた友人のNDのメタルパッドの固着したダメージも綺麗に除去できたので、かなりしつこいパッドのシミにも効果ありだと思いました。

なお自分のホイールは、洗車していても溜まってくる褐色系のシミ?というか曇り?をN0.4の年1~2程度のマイクロファイバーを使ったメンテで綺麗にしています。
※自分のは艶消し塗装のホイールなので曇りやすいです。

残念ながら写真を1枚も撮っていないので、ココまでの工程をお見せできない事をお詫びいたしますm( _ _ )m


では、まずはガリ傷と曲がりの修正です。
1本だけですが、曲がりはリムの耳に出ていてタイヤの組みつくビード部には影響がなさそうでしたので、ボスオさんに板金を頑張ってもらい、パテ盛りをして来て貰いました。

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こんな状態からの作業スタートです。

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パテ造形にはいろんな道具を使いますが、削る作業が中心ですので様々な種類のヤスリが必要です。
ボスオさんいわく「俺は造形と塗装には自信あるんや!」と言っていた割に、ほぼ道具は全てウチの奴を使うという何時もの展開を見せてくれます・・・ヽ ( ꒪д꒪ )ノ
本当は使い慣れた自分のツールが良いと思うのですが・・・

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あ、今回のホイール修正~全塗装は基本的に「全作業をボスオさんがやり遂げる!」というコンセプトのもと、自分はあくまでアドバイザーとして参加するはずでした・・・
お察しのように最終的には自分がほぼ全ての作業を負わされるのですが、まずはボスオさんの作業から開始ですww


リムの修正部や飛び石などの表面の傷はプライマリーサフェーサーとして今回ボスオさんが選択した「シッケンズ、2液型プライマリーサフェーサー」を使用しています。一部はパテがわりとして筆塗りで厚く塗布しています。

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このシッケンズなのですが、モノは最高に良いのですが2液ゆえに色々面倒くさいです。
アルミは塗装が乗りにくいのでプライマー(素材と塗膜を引っ付けるバインダー)は必要だと思うのですが、自分ならミッチャクロンなどを塗布してから適当なパテやサフェーサーを使うと思いますが「モノにだけは異常なこだわりを魅せる」ボスオさんらしく「Kenさん!一番高い!最強のプライマー探して来たデェ~♪」のノリでコレになりました。

それにしても、この薄い緑色!ミリタリー好きには堪らない、米軍の戦闘機などの機内色なんかで使われる防錆色に似ていて(本物はもう少しくらいですがw)「少しやる気」になってしまった自分が悲しい・・・w



さて、下地準備ができたら下塗り開始です!
今回は2液の塗料なので硬化をさせる時間を挟んで、裏→表の順に2回塗ります。
対象ホイールはTE37-MTEの16インチを5本です。(1本はリム部の修正品)

まずは裏面から・・・
このホイールはリム幅が8Jあるので中々塗りにくいです。

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数時間後、裏面がボチボチ硬化したので表面に塗装を行います。

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ちなみにボスオさんは自称「ガンプラ制作の鬼才」らしいのですが、その実力の程はいかほどでしょうか?
まずはボスオさん自慢のガンプラ作品を皆さんと一緒に見てみましょう!


では!どーん!

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お、親?

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う、宇っ!

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う、上手いのか?



まさか・・・



こ、こいつ・・・



塗れるぞっ!



自分はほとんどガンプラ知識は無いので、この作品がどのレベルなのかはサパーリですがw
どう見ても「プラモづくりが上手い!!」と唸ってしまう写真では無いですか!

写真修正をしたのか?
誰かに制作代行をお願いしたのか?
完成モデルをプレ値で購入したのか?
真実はわかりませんが、どう見ても期待大の腕前です♪

と、同時に今までのドジっ子ぶりやブッキー度合い(不器用)は何だったのだろう?と混乱が深まります。

では、改めてボスオさんの手技によるTE37-MTEへのプライマリーサフェーサー塗装仕上がりを見てみましょう!

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え?ええっ・・・

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ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ・・・

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ギャァあああああ亜wせgyふいjこlp@;:「」・・・

う~ん・・・
この仕上がりはある意味予想通りですが、ガンプラの仕上がりとのあまりの違いに気が動転してしまって・・・

本人が塗装をしている最初の時に色々注意点やエア圧など一通り説明はしたのですが「Kenさん!今回は自分でやるから黙っといて!見られてると緊張するからあっちで飲んどいて下さい!」って言われてボスオさんに任せることになった結果が面白すぎますww



本人いわく、塗装の装備が万全でなかったゆえのミステイクで本人は全然悪く無いとのこと…
翌日、ガスマスク、ゴーグル、フェイスシールド、塗装用のつなぎ(タイベックスーツ)などを色々注文していました。


「ボスオさん、装備はあんまり関係ないよw」って言ってあげたかったですが、一番落ち込むのは本人なので「うん、次はきっとバッチリだよ!」って心のこもり度合い5%の生返事をしておきました・・・


そういえば塗りたてのホイールに可愛いヤモリちゃんが!
虫嫌い、爬虫類嫌いの自分ですがモリだけは幸せをくれる気がして、見るだけですがとても好きです。
※ボスオさん!幸先の良いホイールになって良かったね♪

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それから2週間後?ぐらいしてから再びボスオさんがやって来ました。
皆さんはあまり経験がないかも知れませんが、サフェーサーを削るのは意外と難しい作業となります。

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今回は特にタレまくって塗装被り(表面がガサガサになる現象)が前面の全面にあったので、相当な作業量になります。

下の写真でボスオさんが持っているのはペーパーに当て板をつけたサンドブロックというものです。
こういう硬い当て板をつけないと中々面を綺麗に研ぎ出すことは出来ないのですが、サボリーマン世界一のボスオさんは作業しやすいスポンジヤスリでガンガン研いで行ってしまいますw

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「ボスオさん、手を抜いたら困るのは自分ですよ!?」って必死で説得して半分ぐらいは綺麗になりましたが、タレた跡を消しきれずに残ったままの部分や面が綺麗に出ていない部分など、6~70点ぐらいの下地作りで妥協することに・・・

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莫大な時間をかけてサフェーサーの研ぎ出しが完了しました。
ちゃんと塗装できてたら1/4ぐらいの労力だったのにw

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しかも、彼は1秒でも目を離すとすぐにサボりますw
部屋をすぐに汚部屋にするのは毎度のことですが、塗装は頑張った分しか応えてくれませんよ♪

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少し改心して本塗装前のマスキングをするボスオさん♪
みなさん安心して下さい!ちゃんと履いてますよww

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さて、ボスオさん本気の塗装開始です!
今回はボスオさんの言う装備もバッチリ!後は塗るだけです♪

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今回は事前に「Kenさん、真面目に聞くから塗り方教えて~な♡」と可愛い事を言って来たので、最初は水をガンに入れての練習吹きと空き缶への試し吹きなどガンの操作や塗装動作の練習などをしました。

裏側にはNDの初期型純正色のメテオグレーマイカを塗る予定ですので塗料の調合などは自分が行い、粘度の確認をしていると・・・

「Kenさん、お願い!1本だけ手本見せて!」とアイフルの子犬のような目で迫って来ますww

まぁ、メタリック系は難しいし「しゃぁないのう」と1本だけ塗ることに・・・

ところが1本塗り終わった時点でボスオさんが震えながら「Kenさん、もうアカン!自分がやったら取り返しつかへんようになる!お願いだから全部塗って~な!」とアイフルの10倍ぐらいの涙目で見つめて来ます・・・

結局自分が塗装を担当することに・・・
下地の不出来はしょうがないとして、塗装はマジで真剣勝負!言い訳無用の世界なので必死で塗ります!

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ボスオさんには脱脂とリムの内側を塗る時の保持係をお願いいたしました。

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塗装は全くしていないのに、精も根も尽き果てた表情のボスオさん・・・
タイベックスーツ・・・ なんの役にも立ってへんやんww

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メテオグレーを塗装したら硬化剤入りのクリアーで仕上げていきます。
なんだかんだで真夜中?明け方?に作業完了!
塗装直前までエアコンをガレージ内にかけて除湿は頑張っていますが、塗装中に室温は35度ぐらいになっていたと思います。
暑さもそうですが、自分の汗との戦いもあり本当にしんどかったですw

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実は、今回の塗装は2トーンで行うのがアイデアだったりします。
いつそんな話になったか忘れましたが「アルマイトのボロボロホイールを綺麗に直してホンダのチャンピオンシップホワイトにしたらアイスブルーと相性バッチリちゃう?」「白いホイールは内側が汚いとかなり気になるから内側は暗めにして・・・」なんて言う話から表面はタイプRなんかで有名なホンダの第一期F1参戦時にマシンに塗っていたと言われる、チャンピオンシップホワイトに決定!

マスキング位置は表裏の境界から0.5mm裏側に決めて、まずはマスキング用のゲージを作成してマスキングテープをフリーハンドでカットします。

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試作品を張り込んで様子を見ます。
一部はまだ貼っていませんが、ゲージのおかげもあってかなり綺麗にマスキングできそうです♪

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サンプルは自分が作りましたが、このマスキング作業はボスオさんに担当してもらいましたが・・・
なんと!ボスオさん!!
ちゃんとフリーハンドでマスキングカット&張り込みを丁寧かつバッチリしてくれました。
期待を遥かに上回るボスオさんの健闘に思わず嬉し涙がこぼれます♪

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しかし、ボスオさんは性格なのか?マスキングテープを全部使う前に新しいマスキングテープを使うので、そこは大至急直して欲しいです!!

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さて、全部マスキングを終えて塗装開始したのは多分夜の12時ごろだった気がします。

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まずはチャンピオンシップホワイトを塗装!本来はホワイトソリッド系なのでそのまま硬化剤を入れて仕上げても良いのですが今回はボスオさんの希望もあって最終はクリアー塗装仕上げとしました。
(ボスオさんは塗装の苦労が1mmもわかって無いので、平気で「綺麗な方でお願いしま~すw」って言って来ます。)

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写真では全くわかりませんがクリアー塗装完了後の様子です。

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少し片付けをしながら塗装が落ち着くのを待ちます。

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そして、塗装が落ち着いたタイミングでマスキングを慎重に剥がします!

もうね・・・
叫びたいぐらい!泣き出しそうなぐらい嬉しい瞬間なんです!!

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もちろん、一番楽しい瞬間は全て彼のモノです!
見て下さい!この笑顔ww
(もちろん、この日のニュータイベックスーツも股のところが破れてほとんど役にたっていませんでしたww)

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この写真を撮った時点で朝の6:30・・・
まさに燃え尽きました。

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仮眠してお昼はボスオさんの奢りで美味しいひつまぶしをいただきました!(生ビール付きで!)
ボスオさん!ご馳走様でした♪(後10回は奢ってねw)

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塗装も落ち着いたので室内でしばらく乾燥するまで安置します。
(焼き付けができると数時間で済むのですが、自然硬化だと5日程度様子を見た方がいいみたいです。←知らんけど)

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うちにあるアイスブルーの部品と並べてみると、予想通りの滅茶苦茶綺麗なマッチング!

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思わずどうしても外で見たくなり・・・
まだ硬化完了では無いのですが、外に出してマッチングを見ることにww

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美しい!

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この色は暖かい系のオフホワイトなので、アッシュカラーであるアイスブルーとのマッチ度合いがヤバいです。
可愛いけどカッコいい!そんな印象でした♪

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この後は、乾燥をしっかりやってからブツ取り(ゴミなどの除去)や塗装面の確認~仕上げをして完成です!
そしていよいよタイヤをはめて車両への装着です!

その時は「真夏のルーホイ祭り(天国編)」としてまたご報告したいと思いますので、お楽しみに♪


ちなみに今回の塗装の地獄は本当に暑さでした・・・
顔の汗などはもちろん、スプレーガンを持つ手のひらや腕の汗を何度も拭わないと1本塗れないぐらい暑い環境での塗装・・・

良い子は絶対に真似せずに、春か秋の素敵な気候の時にやりましょう!



それにしても・・・



いや~マジで頑張ったなぁ・・・自分♡
今回は本当に自分を褒めてあげたいw






PS ボスオさん・・・

次こそは頑張ろうね (⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)


Posted at 2022/08/19 19:19:00 | コメント(12) | トラックバック(0) | ND弄り | 日記
2022年07月01日 イイね!

NDロードスター7年目の車検!

NDロードスター7年目の車検!結構前の無しですが、NDの7年目(7万キロ走行)の継続車検を無事にパス致しました。
元々ユーザー車検をやっていたので、自分で車検を通すのは何ともないのですが何故か?NDだけは毎回ディーラーで車検を通すと言う荒技を使い続けています(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

まぁ、担当の方とウマがあうのがいちばんの理由ですが...
いつも「何も触らないで、必要な最低限の検査だけでお願いします!」と言って出しています。

さて、今回は7年約7万キロ走行したNDの状況お伝えして、劣化や消耗品の様子など、少しでも皆様のお役に立てたなら心より嬉しく思います。

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写真では全く伝わらない気が致しますが・・・
ボディの状況は以下のような感じです。
■車体塗装
新車時よりコーティング施工などは一切無し、年に2回程度のフッ素系のコーティング車用のメンテナンス材を自分で塗布(QMI謹製のフッ素系メンテナンス材を使用)しています。※自分はガラス系は使用せずに、汚れの付きにくいフッ素系をメインに使っています。
洗車はカーシャンプーを使用して月に2回程度の頻度で行い、気になる汚れ対処は主にマツダ純正のシステムリンスというメンテナンス材を使用しています。

写真ではお伝えできませんが、イオンデポジットに起因する塗装の荒れがボンネットフードなどに多少見受けられますが、洗車傷なども一般的な車両より少なく比較的綺麗な状態を維持していると思います。(自画自賛w)
なんとか無事故でココまできましたが、両サイドのドアの下部にある「サイドステップ」は不慮の事件により、2年ほど前に両側を交換しています。なお、0.5mm程度の飛び石傷は前面に多数あり、タッチアップにより補修しています。※特にフロントガラスは多くの極小の飛び石傷があり、何時かは交換したいと願っていますw

■幌
幌は3年目の初回車検時に対策品と交換しております。(※初期型はフレーム干渉により、幌にダメージが発生していました。)現在4年目で1度だけ撥水コーティングを自分で行いましたが、非常に綺麗な状態を維持できていると思います。

■その他の部品
足廻りは1年目?(2万キロ?よく覚えていませんw)あたりでテイン謹製のFLEX Z EDFC付き車高調に変えていますが、少しダンピングがソフトになって来たかな?と思わなくも無い状況です。この車高調はリアのストローク不足が不満点ですが、EDFCは中々気に入っています。

タイヤ&ホイール
タイヤ&ホイールは16インチ純正→17インチ ZE40+ダンロップ ディレッツア DZ102→16インチ TE37+ダンロップ Sports MAXX→17インチ ZE40+ミシュラン パイロットスポーツ4(←今ココ)
都合7万キロで4セット使ったイメージですが、現在のタイヤの状況はこんな感じです。左から左後・右後・左前・右前となります。
主溝の残りが約4mm弱、スリップサインまで約2mm強の状態です。山の状況で言うと5部山と言う事でしょうか?厳密には残りライフ1/3と言うのが正しい気もします。

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拡大した左後と右後の写真です。タイヤは接地する部分のトレッド面とカーカスなどの内部構造を収めている部分は別素材なのですが、リアに履いている側では少しだけショルダーにトレッドゴムで無い部分がうっすらと出ています。(前後のショルダー部の摩耗差は1mm~1.5mm程度でしょうか?)

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今回のチェック前までは4本ともほとんど近似の摩耗状況でありましたので、前後ローテーションの頻度もしくはチェックを増やすべきだったと少し後悔しております。
なお、偏摩耗の事由としては…「ろどキャンによる積載MAXで峠を嬉しそうに走ったのが80%だと推察されますw」(自爆)

ついでに、ココでミシュラン パイロットスポーツ4のレビューを・・・
(自分は履いてすぐのレビューは信用していません...)

総論:とってもいいタイヤでした。(最高では無い)
自分は基本的にハイグリは履かない主義なのですが、グリップはセカンドグレードとしては高い方です。
※ハイグリのボディダメージを避けたいのと、自分は滑らせて遊ぶ系なのでコントロール性重視だからです。
特に雨には強いので、本当に安心して雨中走行ができます。

ハンドリングはダンロップのようなキレのある反応は無いので最初はダルに感じました。滑らせるときの楽しさも個人的にはダンロップの方が良かったと思います。なので、その点に関してはちょっと好みではありません。

乗り心地は良いと思います。他のスポーツ系のタイヤと比べてノイズも少なめで、快適なタイヤとしての能力は高いと思います。

デザインは好みの問題ですが、自分は好きではありませんw
特にショルダーのピッチ(溝の間隔)が狭く、スポーツタイヤというよりはスタッドレス?みたいな感じで残念に思います。それ以外のグルーブ(溝)やサイドウォールのデザインなんかは嫌いでは無いので、ショルダーだけはもっとカッコ良くして欲しいと思っていました。

肝心のライフは凄く良いような気がします。走り方が年度によって変わるので何とも言えませんが、今回は35,000キロぐらい持つイメージです。(知らんけどw)
ということで、近いうちに次期主力タイヤの選定をしておかねば・・・
ちなみに、NDには16インチのタイヤが標準で付いて来ますが、NDには基本的に16インチがいろんな意味で良いと思います。

駄菓子菓子!!・・・自分は17インチの見た目が好きです。※個人の感想ですw


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今は16のZE40が出ているので16復活の線も全然アリなのですが、何となくこの色のZE40の17を履いてる人もあまり見ないので当面は17継続で行こうかと思っています。
17の弊害としては(1)発進などがやや重ったるい(すぐ慣れてしまう)(2)燃費が悪い(気がする)(3)タイヤが高い(高いw)ぐらいでしょうか?乗り心地も今のタイヤにしたら随分16に近くなった気もしますし、スポーツタイヤの選択肢が17の方が広いのは魅力です♡

ここまで書いておいて・・・(ブログ書くのに時間がかかりすぎましたw)
次期主力タイヤの選定が決定いたしました!
コンペ参加タイヤは・・・
横浜 アドバン フレバ V701
ダンロップ ディレッツア DZ102
ブリジストン ポテンザ アドレナリン RE004
ミシュラン パイロット スポーツ5
の4種でした。
主にネットの情報をあさりつつ価格なども考慮して検討を重ねた結果・・・

1位 ミシュラン パイロット スポーツ5
2位 横浜 アドバン フレバ V701
3位 ダンロップ ディレッツア DZ102
4位 ブリジストン ポテンザ アドレナリン RE004
となりました。

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基本に忠実なパターンデザインはそのままに、鬼のストレートグルーブが特徴の5リブ構成でウェット性能を確保しつつw サイプ形状のトレッドデザインや高精細なモールドやC面処理の多様によって新しい雰囲気を出しています。また、両サイドの内側の隠しリブ追加で剛性を確保しつつ細かめのピッチで静粛性や快適性を確保している点がミシュランらしいところだと思います。(自分はこの細かめのピッチが好みではありませんがw)
また、両サイドのリブに入った摩耗インジケーター(トレッド・ウェア・サイン)はローテーションの参考に大いに役立ちそうです!

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今回良くなったな!と思うのはサイドのデザインです。ミシュラン独自の表現手法「プレミアムタッチ」と呼ばれる特殊な金型加工によって表現されるスエードのようなマットで上質な表現がサイドウォールのほぼ全周に採用されました。

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よくタイヤについているバキューム時に出る髭みたいなものもゲートの工夫?によって最小限にされています。
今回のPS5からはアジア生産の物が流通するらしいのですが、自分が買った物はたまたまドイツ生産品に当たりました。(製造週は2022年の第1週でした。)

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すぐに履き替えるわけでは無いので、いつものようにラップを巻き巻きして・・・

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当面置き場がなくて・・・
とりあえず自分の部屋の片隅に臭い封じのビニールに入れて保管します。(今のところ涼しくなる秋ごろに交換する予定です。)

もちろん、最近のアジアンタイヤも能力向上が著しくて何の過不足も無いと言うことは理解しつつ走行距離が過大でも無い自分にとっての趣味の一つとしてタイヤ選びを致しました。

当初は走って楽しいディレッツア DZ102(設計年度が古いですが、楽しいタイヤ)かコンフォート性も兼ね備えたバランスタイヤ フレバ V701(普通に素敵なタイヤ)かで悩みましたが、パイロット スポーツ4の体験なども加味して今年出たばかりのパイロット スポーツ5を試すことに致しました。(レビューはまたまた先の話になりますww)




さてさて、寄り道が過ぎたので車検整備に戻ります。
自分は主に、洗車→エンジンルーム→下廻り→室内の順に作業をして行きます。
エンジンルーム清掃時にはワイパーのついている「カウル」と言うパーツを外します。(外し方などは自分の過去ブログに山盛り載せています。)

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この時はエンジン燃焼室のデポジット撲滅作戦決行中だったのでタワーバーは外しています。

外気導入フィルターはやはり汚れが溜まっています。(多分半年ぐらい?)

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今回はフィルター交換だけでなく、中もエアブローなどで掃除しようと覗いてみると・・・

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親?室内側のフィルターが見える位置にありますw
7年間一度も掃除していませんので、これは掃除しない訳にはいくまい・・・と思って掃除をすることに!

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室内フィルターの外し方はググるとやり方がたくさん出て来ますので、それを参考に外します。

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ギャァx亜x亜x亜x亜x亜x亜xあxあxああ亜x亜x亜xあ!
これはほとんどが小次郎と三八の毛ですねw

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でも、7年間でこの程度で良かった!(自分は熱暑期以外は基本外気導入モードを使用しています。)
とは言え、次回からは年一ぐらいで点検しようと思う自分でありました(;゜3゜)~♪

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室内側フィルターがないとブロアファンがよく見えますね!

外気導入部のフィルターですが、いつもは外側のみ3M謹製高性能フィルターを2枚重ねで貼っていますが、今度から外1枚、室内側1枚にしようかと思案中です。
とりあえず、今回はいつも通り2枚重ねで交換致しました。

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エンジンのベルト類も今年の段階では劣化も露見せず、継続して使用を続けるつもりです。ひょっとしたら10万キロを超えたら予防的に変えるかも知れませんが、この辺のゴム関係は外車より全然長持ちする気がします。

次はオイル交換です。
まずは使い倒したオイルを確認!今回は九州旅行3,000キロが入っているので、少し多めの8,000キロでの交換となりました。

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オイルは最初期の純正以降はずっとニューテック謹製のオイルを使用し続けています。
交換サイクルは大体ですが・・・6,000キロ~8,000キロぐらいでしょうか?
本当は10,000キロ交換を定期にして行きたいのですが、何となく早めの交換したい病にかかってしまい...いつも早めになってしまいます。
個人的に相当エンジンも回してる気がしますし、燃費も10キロ~11キロで、いわゆるシビアコンディションに近いと自認していますので、まぁこれぐらいの交換サイクルがベストなのかも?と自分を慰めています。(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

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オイルですが、今まではNC-51(0w-30)とNC-52E(0w-20)を50%づつブレンドして使用していましたが、何となく今回は全部NC-52Eにしてみました。
結果・・・違いは1ミリもわからず、精神的にも何も得るものはありませんでした。(自爆)少し柔らかくなる分、燃費がよくなると期待していますが、どうなんでしょう?(今のところは1ミリも変化無しの印象ですw)

今回はオイルフィルターも交換いたします。
自分はフィルター交換があってもなくても交換油量は4Lとしています。よくオイル交換でゲージのHマークの上まで入れて安心!という方がいらっしゃいますが、正しくはLマークとHマークの間に収まるように管理するのがベストなのでご注意ください。
※入れすぎは「百害あって一利無し」なので、くれぐれもご注意くださいませ。

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オイル交換で外した純正フィルターの奥にはマグネットがあるので確認します。
(ここに何かが付いている様だとマジでヤバいですw)

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最近のフィルター交換時にはオイルをガスケットなどに塗らなくて良いモノもある様ですが、マツダ純正は塗布を指示しているのでそれに従います。

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続いて、エアフィルターの点検&清掃とクーラントの点検・補充を行います。
クーラントはマツダの補充専用のものをディーラーで小売していただいて使用しています。(他の成分を混ぜると高耐久クーラントが普通のクーラントに変質してしまう様です。)

外したカウルはいつもはプロバイド謹製No.4で綺麗にするのですが、今回は試験的にNo.4の強力版であるA06も使用してみました。

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写真では伝わりにくいかも?ですが、もはや7年ものとは思えない、ほぼ新品?に近い綺麗さです。

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ついでにフロアマットも洗浄しました。
これは純正のプレミアムフロアマットですが、7年7万キロ使用してこんな感じです。
運転席側のヒール接触部などはやはりダメージはありますが、十分な耐久力があって交換の要は全く感じません。
とは言え、10万キロぐらい走ったらまた同じものを買うと思います。

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さて、下廻りのチェックです。
まずはフロントのサブフレーム下部につくロアアームバーにダメージを確認!

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そして、リアのサブフレームにガッツリダメージを確認w
かすり傷ではありますが、擦りたてホヤホヤなので錆もほとんど発生していませんね(ΦωΦ)

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リアのサブフレーム前方にも少し凹みを確認!

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そして、サクラム菅にも擦り傷を確認!・・・><
やはり、九州旅行で荷物満載状態で地面とスリスリしたのが効いている様で、リア側にダメージが集中しています・・・

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地肌が出ているところや飛び石などで錆が出ているところはシャーシブラックで筆塗り塗装を3回ぐらい重ねて補修しました。

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ロアアームバーは再塗装して次のダメージ発見に役立ってもらいます。

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サビやダメージの処理が終わればざっと掃除して足廻りの点検や整備を行います。

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ブレーキパッド残量はフロント・リア共に5~6mmありました。NDは軽量なのであまりブレーキの損耗は早くない方ですが、そろそろリプレイスも検討して行きたいと思っています。
現在使用しているのはオートエクゼ謹製のストリートスポーツパッドです。これは非常に扱いやすいパッドであり、低温から効き目がしっかりあり、低ダストで音鳴りも無く、コントロールもしやすい・・・と文句のない印象です。(値段もノーマルパッドより安く買える可能性があります!)
ノーマルでもサーキットや長い峠以外は全然不足は無かったのですが、このパッドだとサーキットは別として長い峠でも十分に活躍してくれるので、きっと次回もリピートすると思います。

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作業は割愛しますが、クラッチフルード、ブレーキフルードを交換します。

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以上、ざっくり油脂類の点検や交換が終わったら仕上げに入って行きます。
下廻りの重要なネジ類の締め付けなどを確認したら、最後にいつもの様に磨いて行きます。
使うのは、ゴム類の劣化予防をかねてのケミカルと防錆・艶出しを兼ねたシリコンです。

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ちょっと面倒臭いと思う人も多いかと思いますが、傷や異変はないかな?なんて思いながら磨く時間は案外楽しいものです。

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もちろん、この作業自体は重要な作業ではないので自分も片手にビールorロックグラスを持ちながら鼻歌まじりで作業してます♪

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錆びやすいスタビの取り付けネジなどはダイレクトにシリコンスプレーしたりもします。※それでも錆びますw
車高調の全ネジ部もそうですが、この辺はできるだけこまめにメンテしておくのが将来のトラブル予防につながりますので、機会があればみなさんもやってみてはいかがでしょうか?

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ホイールを外したついでにNo.4を使って普段あまり触れない裏側も綺麗にしました。

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効果は絶大で、こんな感じでパッと見は新品みたいになりますw

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最後は内装の掃除ですが、できるだけ外せる部品は外したほうが綺麗にしやすいと思います。(やり方などは自分の過去ブログに山盛り載せています。)

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外しついでに発見できることもたくさんあるので、内装掃除時のパーツ外しはおすすめです!
写真にはありませんが、リアの幌のドレーンのフィルター掃除も行いました。時々はシートを外して掃除もしますが、今回はシートは外していません。

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これで車検前の整備点検が終了です!

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今回の車検ではミッションとデフのオイルも交換してもらいましたが、ミッションはマジで「交換したぁあ!」って言うのが体感できる快感が1.5か月ぐらいありました。(爆)
なんで、こんなに気持ちいいのか分からないくらい交換効果が体感できるのですが、あっという間に消えていくのもまた「いとおかし」ですね・・・ww

■車検結果まとめ■
初回の3年、5年目の点検の時と同様、全然問題のない7年目の点検状況です。
初期の頃の不具合的な事象を除いては、トラブルもなくとても快適に毎日乗れています。
若干新車などに比べてベアリング類の摺動音が少ししていますが、これは当然の範疇だと思います。

なので、中古などで安価にNDが手に入る様になったら、若い方々には是非ライトウェイトスポーツの楽しさを体験していただきたいです!
ロードスターは荷物もその気になったらナンボでも積めますし!(ちょっと誇張)燃費もすごく良い!(自分は例外)何より運転が楽しい!さらに運転が上手くなるステップを心から楽しめるのがロードスターですので、安心して沼にダイブいたしましょう♪(え?

さて、これから中古などでNDを検討されている方は、特に劣化が見えやすい部分などに囚われるのではなく、お店の方に下廻りを見せてもらうお願いを勇気を出してしてみてください!
確認すべきダメージは主に「錆の発生状況」と「擦ったり当てたりした後の状況」だと思います。
なんせ車高が低い上に車高短にしていたりすると「必ず下面はヒットしますw」それは良いとして、前オーナーが慈しみを持って接していれば良いのですが、アライメントが狂う様なアタリや錆が進行する様なダメージを放置するなどが重なっている車は自ずと全体の扱いが良くないことが予見されます。

それ以外では、幌の状態(特に初期型は幌が骨組みと当たって傷がつく物があります)や、簡単に交換できないベルトラインモールのダメージなどをご確認ください。
逆にドアのモールは安価に交換できますし、カウルパネルもそれほど高額ではないので交換は可能です。ボディなどの塗装部は磨けばなんとかなる事も多いです。

まとめると...大切に乗られてきたNDであれば、7年ぐらいでは深刻な劣化などは起きていないと思いますし、7年ぐらいであればリカバリーも十分可能です。
そういうNDなら、ごく普通に10年、いや12年ぐらいは美しく特別メンテナンスにも気を使わなくても乗れるのでは?と思いました。
もちろん自分自身、10年以後は劣化してくる部品の交換や電気的・機械的なトラブルに見舞われるかも知れませんが、そう言ったモノも含めて今後も長期のレポートができれば良いなぁ!と思っておりますので、末長くお付き合い頂けると幸いです♪



Posted at 2022/07/01 08:49:11 | コメント(7) | トラックバック(0) | NDメンテ&ケア | 日記
2022年06月05日 イイね!

軽井沢ミーティング2022

軽井沢ミーティング2022
怒涛の連投ブログを鋭意執筆中のKenです。

実は自分はあまりミーティングに出かけるようなタイプでは無いのですが・・・
なぜか、今回も軽井沢のミーティングに参加させていただく事になりました。


昨年秋に友人のボスオさんが軽井沢ミーティングに応募、当選しましたので「Kenさん行こ〜や!」と誘われて行ったのが初体験だったります♡(中部ミーティングには2回ほど行った事があります。)


そしたら思いの外楽しくて・・・


今回も「ボスオさんが応募して当選したら憑いて逝ってあげるよ!」って自らおねだりするような事態に...ヽ ( ꒪д꒪ )ノ


ミーティングの楽しみ方も人それぞれで、自分にも自分なりの楽しみ方が分かって来たような気が少しだけ致します。今回は見事にボスオさんが第一駐車場に当選しましたので、前2泊、後1泊の3泊4日プランをボスオさんに立てていただき、参加する事となりました。

その内容の全ては・・・
以下の動画で全部表現しています。



もうね...



すごく、すごく長いですが・・・



良かったら観てやって下さいm( _ _ )m





とにかく、楽しかったです。
本当に、みなさんありがとうございました!!

次は車検ブログかカーボンデポジットブログか・・・書けるかなww



Posted at 2022/06/05 20:47:12 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@おむすび!えふで~ とてもイイね!は押せませんが・・・ドラシャへし折るおむすびさんが怖いww」
何シテル?   07/29 08:00
Kenと申します。 うっかりNDロードスターを買いましたが、うっかりみんカラにも登録してしまいましたw クルマが好きな人が大好きですが、ジャンルやスタイ...
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