ランドネきたかん400報告
4月末に開催されたランドネきたかんの西周りに参加し,25時間40分で完走しました。
一昨年のDNFを教訓に準備をした結果,完走できたと思いますので記録として残したいと思います。
はじめに:一昨年のDNF
2015年にランドネきたかんが初開催されました。
走行会という位置づけでACPによる認定はありませんでしたが,
無料であることや,お祭り的要素に惹かれ参加しました。
当日は天気も良くご機嫌で走れましたが,PC1以降のルートが頭によく入っておらず,
ミスコースを繰り返し,徐々に焦りが強くなってきたことを覚えています。
そして,栃木県内を足利から桐生に向けて夜間走行中に砂利に乗り上げ,
バランスを崩し派手に滑り,道路のど真ん中に落車しました。
右の大腿骨大転子を強打し「あわや骨折か」まで行きましたが,打撲で済みました。
幸い,車が通っていなかったのが幸いでしたが,もし大型車が来ていたら多分生きていなかったでしょう。
その後,へこんだ気持ちを抱えたまま赤城を越え,高崎まで自走しました。
今までのブルベの中で唯一のDNFでした。
その時の教訓は「ルートをしっかりと把握しておこう」です。
今回はその教訓を生かすべく,以下の取り組みを行いました。
1.キューシートはシンプルに。
2.ストリートビューですべてのキューポイントの映像を確認しながら
スタートからゴールまで一回脳内ブルベをする。
3.走り終わったら,別の地図でなぞって,不明なところがあったら
すぐに確認する。
今回,特に重視したのは3.のところです。これを3回行いましたが,
頭にルートがかなり収まりましたので,走行中に余計なことを考えずに
走ることができました。
いわゆるワーキングメモリの領域を少なくする作戦です。
そもそも,GPSを使えばいいのに,という意見は
他のライダーからも指摘を受けましたが,GPSを購入する予算がないこと,GPSに頼り切ってしまった際にGPSが故障したら対処できないこと,
などの理由でアナログ派を通しています。
(ですが,GPSの優位性も感じますのでいつかは導入したいです)
前置きが長くなりましたが,いよいよ当日です。
1:スタートからPC1(栃木・藤岡)まで

出走は8時,宇都宮ろまんちっく村を出発し,
鹿沼~栃木を経由して藤岡のPCまでです。
今回は第3ウェーブスタートでしたので,
各PCのクローズ時間は10分後ろにずれました。
下り基調で東からの横風を受けながら進みます。
集団になりやすいので意識的にバラけるようにしました。
ここで迷いやすいポイントがありました。
栃木市内で県道11号線を進むのですが,左折,すぐ右折のところを
通り過ぎる人を何名か見かけました。
すぐに気づいて戻ってこられたので良かったのですが。
PCのコンビニも大混雑で,ほかのお客さんに迷惑にならぬよう
買い物は手早く済ませました。
ここで貯金が1時間できました。
通過 10:33 クローズ 11:37
2:PC1からPC2(群馬・藤岡)
栃木の藤岡から群馬の藤岡までと面白い組み合わせです。
藤岡からは館林~羽生~妻沼~本庄~藤岡とたどります。

途中,サイクリングロードを走りつつ利根大堰へ,
そこから,妻沼の手前で休憩。
引き続きこぎ続け,車から「邪魔だ」と苦情を浴びつつ藤岡のPCへ。
車道を走るようになって,また,多くのライダーがいるので車から見たら
迷惑だったのでしょうね。
自転車側も意識しないといけません。
貯金は2時間まで拡大しました。
通過 14:15 クローズ 15:48
3:PC2からPC3(群馬・前橋)
藤岡のPCから赤城の中腹まで進みます。
高崎市内の聖石橋を渡っているときにふと山を見ると,
榛名から赤城にかけて雨雲がかかり,いやーな予感がしました。
末広陸橋を過ぎたあたりからは冷たい風が吹き始め,
近くを走っていた方も「雨宿りどうする?」と話をしていました。

この写真は「るなぱあく」です。ここは歴史ある児童遊園のようですね。
前橋市内に入ってもまだ雨は降っていなかったので,
そのまま進んでいたのですが,上武道路との交差部でいよいよ本降りに。
風と雨で前に進むことすらままならず,ガード下に一時避難しました。
同じころ周囲を走っていた人もガード下に集合し,小康状態になるのを待ちました。
約30分ほどで落ち着き,赤城への上りを再開します。

休んだ後すぐだったからか,なんだかしんどかったです。
早く上りが終わらないかな・・・とつぶやきつつ,
ようやく畜産試験場の交差点につきました。
ここを右折すればPC3がすぐでした。

貯金は作れず,かつ,雨宿りの時間もあり,貯金は50分に減りました。
ちょっとまずい,と感じました。
赤城山からの吹きおろしの風が冷たく,「寒い」と訴える人が
あちらこちらにいました。
低体温に注意する夕方を迎え,いよいよ夜間走行のスタートです。
通過 16:58 クローズ 17:48
4:PC3からPC4(栃木・藤岡)
PC4までは,赤城の中腹を下り基調のアップダウンで進み,
桐生~足利~佐野~藤岡と渡良瀬川に沿って進みます。
赤城の中腹は走り始めてしばらくアップダウンの繰り返しです。
ここで東回りの人と初めてすれ違いました。早いです。
板橋の交差点を左折すると桐生の町に進み,
しばらく市街地走行になります。
特に危ないところはなかったです。
このあたりで東回りの人とすれ違うことが多くなり,
自然とあいさつをして励まし合います。妙な一体感を感じるのです。
ただ,この辺りで悪寒がしてきました。
風邪の初期症状だと思い,ルート上にある薬屋で葛根湯を購入し,
予防的に服用しました。
東回りの人の姿に励まされつつ,栃木の藤岡に戻ってきました。
この辺りから眠気に悩まされることになりました。
貯金は1時間20分まで拡大しました。
通過 20:45 クローズ 22:12
5:PC4からPC5(茨城・桜川)
PC5へは平坦路を進み,茨城県へ入ります。
PC4を出てすぐのサイクリングロードへの取りつきがミスしやすいところだったようです。
何人かの方が戻ってきておりました。
渡良瀬遊水地の周辺は県境を何度も超えるということも発見しました。
利根川を渡り,古河市街を抜け,鬼怒川を渡りさらに東進します。
特に,これといったものもなく眠気が強くなります。
眠い目をこすりながら日付が変わる直前にPC5に到着しました。
貯金は約2時間まで拡大し,ここで仮眠を30分取りました。
通過 23:29 クローズ 1:24
5:PC5からPC6(茨城・大洗)
PC5を出てすぐに上曽峠を越えます。これがまたきついです。
登り始めからいきなり10%の斜面が続きます。
30分ほどで峠を越えますが,真っ暗闇でかつカーブがきついので
スピードを上げることはできずゆっくりと下ります。
石岡の町に入ると平坦になり,過去のブルベで走ったことのある道も
通りながらさらに東進します。
涸沼のそばでは濃い霧がかかり,体がずぶぬれになりながら進みます。
大洗の町に入ると濃い霧も晴れ,海の匂いを感じながらPCに着きました。
眠いので仮眠を取ろうと思ったのですが,路面がぬれていることや,
駐車場内が混んでいたことから諦めてこのままゴールに向けて走ろうと思いました。
通過 3:37 クローズ 5:20
6:PC6からゴール
大洗からは水戸の偕楽園を通り,宇都宮のブルベでおなじみの
茂木~芳賀を経由して宇都宮まで戻ります。
走ったことのあるルートを逆にたどる形なので,
コースのイメージがつきやすく安心して走ることができました。
眠気にも襲われ,信号待ちの度に目を閉じてごまかしつつ,
何とかしのぎました。
宇都宮市内に入るとゴールもあとわずか,当日開催されていた
サイクルピクニックの参加者と思しき方も見かけました。
そして,無事にゴール。ブルベ鍋や焼とん,餃子も堪能し,
グルメにも恵まれたフィニッシュでした。
ゴールタイム 9:50 クローズ 11:10
振り返り
1.コースの予習は効果的でした。次回以降も続けます。
2.水分を意識的に取りました。また,経口補液用のタブレットを
併用したおかげか脱水は避けられたようです。
3.食べるタイミングを意識し,過度に食べ過ぎないようにしました。
それでも食費だけで5000円ほど使ったようです。
4.ブルベでは薬屋を積極的に活用しようと思います。
飲食品も安いですし,トイレも使えますし。
5.今回のブルベ,実は通常の400キロブルベよりも距離が
長めになっていました。
今回は414キロでした。この差は大きいと思いました。
普段の400キロをイメージすると時間が足りなくなることも
考えられます。
長くなりましたので,この辺で。
来年は東回りでトライしたいと思います。
次回走る方の参考になれば幸いです。