西オーストラリアに夫婦で行ってきました。
具体的にはパースという都市を中心に、いくつかを回ってきました。
オーストラリアに行くには航空会社がいくつかあるけど、今回はオーストラリアのフラッグシップキャリアであるカンタス航空で。いつも夕方の退勤時に羽田空港脇の環八から駐機場に駐まっているカンタスのA330が見えるのですが、たぶんその機体そのものかな。
朝にシドニーから羽田に到着して、深夜に羽田からシドニーに行くヤツです。
QF26ですね。
と言うことで金曜日の夕方に羽田空港のT3駐車場にC-HRを駐めます。金曜日の夕方と言うこともあるのか、もう既に8割方埋まってます。こりゃ土日に来たら駐車できないかもしれませんね。
22時に羽田を発ち、9時間50分掛け、翌朝土曜日の朝にシドニー着。そこで国内線に乗り換えて今度は5時間掛けて、パースに到着したのは土曜日の夕方です。日本と1時間しか時差がないので体力的にも楽です。
最初の数日はクルマは無しで、Uber使って移動したり、島に渡ったり(※)でした。
※こいつに会いに行った
しかしUber便利です。パース空港からパース中心街までタクシーだと5,500円くらいですが、Uberだと3,200円くらいです。しかもUberなら予め乗り場所と行き先を指定できるし、自分の周囲にいるどのクルマを呼ぶかも選択できます。それを呼べば、いまどこを走っているか地図も出るし車種も表示されるので、あ、あのクルマだ、と分かります。しかも行き先は予め指定しているし、その時点で決済も終わってるので、あとは乗って、降りるだけ。超便利でした。
路上を走っているのは日本車が多くて、トヨタやマツダが多かったかな。特にマツダは日産より多かったような感じです。あとはヒュンダイとか。
ランボのウルスは見ましたが、ポルシェ、フェラーリ、などは見ませんでした。数日滞在して理解しましたが、ひたすら真っ直ぐな道か、フラットダートしかない道路環境ではなぁと言う感じ。SUVやハイラックスなどのピックアップトラックやjeepが多いのも納得です。
そうそう!日本で見掛けないクルマとしてMGがけっこういました。
MG!英国車のブランドですけど、いまは中国の上海汽車グループ傘下なのだそうです。
いすゞもいましたよ!
初日に宿泊したパースのホテルの前にはC-HRが駐まってました!ご同輩!!
そう言えばC-HRはパースの街中でよく見かけました。
と言うことでUberを便利に使って数日過ごして、あとはパース郊外に行くためにレンタカーをピックアップしに、またパース空港に向かいました。
レンタカー大手はいくつかありますが、私はいつもHertzを使ってます。免許証翻訳サービスというサービスがあって、国際免許証が不要になるので便利ですし、大手なので車両の航行距離が短く、新しいものばかりだからです。中小になるとオンボロだったり、タイヤがツルツルだったり、整備大丈夫か?みたいなものもあるので、私は安心のためにも多少高価でも大手にしています。
さて、出てきたのはシルバーのマツダCX-9でした。でけー。
3列シートのSUVですが、3列目のシートは倒して大きな荷室になってます。
スーツケースや荷物を積み込んで、カーナビはオプションで選択済みだけど、一応iPad mini6も地図用としてセット。
そして、さっそく本日の目的地を入力しようと、オプションで頼んでたカーナビをセットしようとしたのですが…
カーナビはマツダコネクションだったのですが、NAVIボタンを押してもディスプレイに表示されるのは『あなたのマツダにはナビゲーションシステムは装着されてへんでー』と言う画面…
Hertzの係員に言うと、何人も出てきてあれこれするけどどうにもならず。そりゃ装着されてないものをいじったってどうなるもんでもなし。
車両を交換しろと言ったのですが、どうも同じクラスの車両がないっぽい。なんだよー、じゃあ小さいクルマでも良いかと思ったのですが、おまえiPhone持ってんなら接続しろよ、と言う。どうもApple Carplayは装着されているらしい。でもLightningコネクタ・USB-Aコネクタのケーブルを持ってない。持ってるのはLightningコネクタ・USB-Cコネクタのケーブルだけ。そしたら係員の一人が自分のクルマから外して持ってきたと言って渡したので、試してみると、見事、Google Mapsが表示されました。
おいそのケーブル俺によこせ!と言ったのですが、それはこまるーとのこと。近所のガススタで売ってるから、と説得されて、まあ今回はこれで勘弁してやるかと思い、CX-9を引き取ってHertzの営業所を出ました。
でも右も左も分からないし、そもそもガススタってどこにあるのさ状態で、助手席の妻にiPhoneでナビゲートを依頼してどうにかBPのガススタを見つけ、なるほどLightningコネクタ・USB-Aコネクタのケーブルを見つけて無事にディスプレイにGoogle Mapsを表示させることができました。やれやれ。
これですっかり時間をロスしてしまい、この時点で15時。本日の宿泊地はパースの北に約200kmの町、Cervantisです。
パースを北に向かうに従い制限速度も緩くなってきて、最終的には110km/hに。クルコンをセットしてひたすら北を目指します。CX-9にはHUDが装着されてましたが、偏光サングラスをしてるので、私には見えない…
やがてこんな標識が。カンガルー、エミュー、ウォンバットの飛び出し注意!
なるほど一時期日本でも流行した「カンガルーバー」がここでは実用品なんですなー
日が暮れ始めた頃、海が見えました。
インド洋ですね。
と言うことで、宿泊地のCervantesに到着したのは真っ暗になってから。
ちょっと怖かったです。
ついでに言うと、パースからCervantesまでの間は所々ケータイの電波も途切れてしまい、Google Mapsの地図も表示されなくなったり。オーストラリアのNTTと言われてるカバー率の広いAlsteraのプリペイドSIMにしたのですが、さすがにカバー仕切れなかったようですね。
と言うことで、ここからは春の西オーストラリアの風景をどうぞ。
Pinnacles Desert
Cervantesの名物レストランLobster Shack
Cervantesの海岸
天の川、逆さになったさそり座
大マゼラン星雲と小マゼラン星雲
パースにて
パースにあるKings Park内にあるバオバブ
まさかオーストラリアにもあるとは思わなかった
パースの観光の中心であるエリザベスキーの対岸から
帰りはカンタスでパースからシンガポール経由で羽田に帰ってきました。
トランジットが10時間以上あったので、空港からタクシーで約20分のマリーナベイまで行って、マーライオン見てきました。シンガポールは初めて来たけど、感じ良いとこでした。
観客席が設けられてるので何?と聞いたら、来週末はF-1シンガポールGPがここ(マリーナベイ)で開催されるのよー、とタクシーのお姉さん。
レンタカーの費用は以下の通りで、5日間で約1,500オーストラリアドル(142,000円)でした。小型車でも良かったけど、オーストラリアみたいな広いとこ走るには大型のSUVの方が景色も良いのでお勧め。
今回の旅行で得た知識
・オーストラリア人はフレンドリー、アジア人も多くて(若い留学生も多い)差別もなし、アジアの文化がそこはかとなく溶け込んでいる、白豪主義は遠い昔の話?
・高級なレストランでない限り基本的にチップは不要
・物価は超高い、コーラ一本300円から500円、食堂だと簡単な食事でも一人5,000円からだけど牛肉は安い
・電子化が進んでて、ほとんどの支払いはクレジット/デビットカードのタッチ決済、予約はだいたいどこもオンライン、町の食堂でさえ各テーブルに貼ってあるQRコードからスマホで注文と同時に決済するくらい
・Uber便利
・大抵のレンタカーにはまだUSB-Aコネクタしか付いてないので、スマホと接続が必要となる可能性を考えて、クルマを接続するためのUSB-Aコネクタのケーブルを持って行くと良いでしょう
・ガソリンを入れるのは基本セルフ、先に入れてレジに行って精算(アメリカだと先払いだけど)
・制限速度はきっちり守る、町の入口で制限速度が段階的に下がるのですが、たまにパトカーが取締りしてました
・オーバーサイズ(反対車線にはみ出るくらいのサイズの納屋やサイロを運んでたりする)のトラックが対面から来たら、左に寄って停車しなくてはならない
・郊外では制限速度が高い(110km/h)ことと、夕方から朝に掛けては動物が飛び出してくるので、できれば夜の走行は避ける
・日本と違って“多少の”飲酒運転は合法です(お勧めできないけど、もしワイナリー巡りなどを考えているならちゃんと調べてください)
また行きたいです。