最近は旅行と言うと航空機+レンタカーですが、しかし旅先を自分のクルマで走る喜びも捨てがたい
現地をレンタカーだと運転はただの「移動のための手段」になってしまうけど、普段地元で乗っているクルマで旅先を走ると地元から旅先までが一つに繋がった感覚になると言うか、日常と非日常が一つになって一気に世界が広がりを持つ感覚になると言うか
しかし自走となると、例えば行き先を北海道とすると、首都高ー東北自動車道800km自走、大間から函館までフェリーで北海道上陸、などしてましたが、さすがに今となっては辛い
週末に仕事を終えて、金曜日の深夜に横浜の自宅を出発し、夜通し東北自動車道を北上して青森まで
真夜中の照明もない真っ暗な東北自動車道を北上するのも眠くて辛いけど、明るくなった頃に青森から大間崎まで一般道を延々と約160km3時間を続けるのも眠くてなかなかに辛い
当時はJRの貨物列車にクルマを乗せ乗客は客車に乗って愛車と共に北海道(青森までだったか)まで列車に乗っていく「カートレイン」もあったし、
確か有明あたりから北海道までのフェリー便もあったような気がする(いまは大洗や八戸、もしくは直江津からしかない)
だけどカートレインは乗せられる車両のサイズに制限もあったし、いつの間にかなくなった
フェリーも東京湾内の航行速度制限もあり、太平洋に抜けるまで時間が掛かることもあるのか、いつの間にか北海道行きの便もなくなってしまった
そもそも旅行のため自車で北海道に行こうなんて人もいなくなって、いまは長距離フェリーは物流業界からの需要がないと成り立たないわけで、これも致し方なし
でもやはり自分のクルマで行きたいよね
で、家に籠もっている間に色々とWebサイトやら動画サイトを見ていたら、こんなのを見つけた
ウラカン Evoスパイダー(ノーマル)で名門大洋フェリーで新門司港から大阪南港までを利用しようとしたら、最低地上高9センチ制限をクリアできず乗船できなかったというもの
【緊急事態です】ランボルギーニでフェリーに乗るはずが、九州から帰れなくなってしまいました…
日本でナンバーが付いている以上、最低地上高9センチをクリアしているはずなのです
しかしこれには実は例外事項があり、
エアロパーツ:
・樹脂製のエアロパーツは、一部を除き最低地上高の対象外
・フォグランプなどが取り付けられている場合は、9cm以上の基準を満たす必要がある
アンダーカバー:
・衝撃に耐える構造のアンダーカバーは、5cm以上あれば問題ない
となっています
つまりウラカンEvoスパイダーは法規上は条件をクリアしていますが、
物理的には樹脂製の導風板と言うか整流板が車体底面に装着されていて、これが最低地上高9センチを切っているようです
そもそも車体前部下面に付いているリップと言うかエアダムと言うかについては、フロントリフト装置が付いていれば最低地上高はクリアできるのですが、車体下面に付いている整流板は車体前半部だけでなく、車体後半部にも付いていたりして、フロントリフト装置で車体前部を上げようが下げようが無関係なんですよね…
(ウラカンEvoスパイダーでフロントリフトしても、車体底面後半部の整流板?の物理的最低地上高が9センチ無かった)
で、問題となるのは
名門大洋フェリーでは、最低地上高9センチについては
「物理的な数値」で判断していること
だそうで、例え樹脂製のエアロパーツであっても最低地上高9センチをクリアしなくてはならないことだそうです
往路の横須賀から新門司まで東京九州フェリーではウラカンEvoスパイダーでも乗船できたので、名門大洋フェリーが厳しいようです
じゃあ(いわゆる)スーパーカーと言われるジャンルの他のクルマはどうなのよ?と言うことで検証したのが次の動画で、
【反省してます】愛車5台すべての最低地上高を測定してみたら…💦
フェラーリ812や、R35GT-Rでは、ちゃんと物理的な最低地上高9センチをクリアしているとのこと
ここで心配になってきたのが911GT3です
ウチの子はある程度のロングツーリングにも使えるように、クラブスポーツパック(バケットシート、ロールケージ)を非装着にしているのです
しかし、992GT3はけっこう樹脂パーツの最低地上高が低くて、実はウチの子も車庫の出し入れのときにかなり注意しないと車体後部の樹脂パーツが路面の段差部で擦るのです
GT3が来る前に乗ってたロードスター990Sでは、有明港⇒徳島港(オーシャン東九フェリー)、三崎港⇒佐賀関港(国道九四フェリー)、新門司港⇒横須賀港(東京九州フェリー)を利用して九州ツーリングしたのですが、
今度はGT3で行こうかなとも思っていたので、この最低地上高が物理的に9センチと言う制限はフェリー利用の大前提になってしまいます
ですので買ってみました、あれですよ、あの検証動画で使ってた「オートスタッフ コロ9」送料込み 11,220円(笑
こうしていま、自宅に届いた実物を眺めながら、
・一回計って終わりで、もう使い道が無くなるものに1万円も払う価値あったの?
・たんに発泡スチロールを9センチ厚に切って、棒に挿して使うだけで良かったんじゃね?
・そもそもツーリングはプリウスでもいいんじゃね?
・こんなじゃまで使い道もないものをどこに置いとくの?
と色々と疑問が湧いて来ているところです
今度、大黒に持って行きますので、皆さんもご自分のクルマが最低地上高9センチをクリアしてるか計ってみてください(笑
Posted at 2025/08/11 17:17:58 | |
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