毎度、長いです。
首都高を含む片道40Kmの通勤用ですが、Citroën C3では故障して走行不可の状態になったときでさえへたすると入庫に数週間掛かることから、通勤用としては諦めることに。かと言ってポルシェとかフェラーリで通勤ともいかないので、C3を日本車に入れ替えることに。
これが2020年の春から初夏頃の話です。
元々小さなクルマが好きなので、軽自動車を考えたのだけど、妻から通勤でしかも高速道を使うなら安全面からやめてとの要望が。確かに事故は自分がいくら気を付けていても向こうからやってくることもあるし、毎日使うとなればそれだけ事故への遭遇率も高くなるので、なるほどと納得。ホントは
アルトのMTを考えていたのだけど、残念だけどやめる。
次に考えたのはEVかHybridのコンパクトカー。以前、LEAFの助手席に乗せてもらったときに、EVの静かさと振動の少なさに感動したことや、沖縄でレンタカーとしてノートe-POWERの印象がとても良かったから。
集合住宅に住んでいて充電設備がないので、残念ながらEVも無理。いま管理組合で駐車場に充電設備の導入計画が持ち上がっているとのことだけど、まあしばらくは難しそうなので、EVとPHEVも諦める。
コンパクトカーのHybridとなると、ノートe-POWER、ヤリスHybrid、フィットHybrid。この時点で出てて欲しかったマツダのロータリーのシリーズHybridは影も形もなし。
(以下、全てわたしの個人的な感想です)
ノートe-POWERは良かったのだけど、いざ購入するとなるとどうしても内装がねぇ…。日本車ってどこも似たようなところが合って、コンパクトカー=女性=丸っこくてカワイイデザインが好きなんでしょ?って思想がそこら中に振りまかれている。なぜ内装周りに円形を多用するのさ。安っぽさと女性へのへつらいがストレート過ぎてダメ。それにノートは秋にモデルチェンジが控えているとのウワサもありやめることに。実際に秋に出た新型のノート(e-POWER)は内装も改善されてて安っぽさがまるっきり無くなってました。この2020年の春の時点でこの新型ノートがあったならば確実にこれになっていたのに。
実際に試乗したのはフィットHybrid。外観は好きだし、スペースも広くてレイアウトもなかなかで使い勝手が良さそう。乗ってみるとモーター専用モードがないのでいかにもHybridみたいなところがないのが残念だけど、まあ乗り味も悪くないかなと。しかしやはり内装がダメ。(2020年春時点の旧型)ノートと比較すれば女性媚び安っぽいデザインではないのですが、助手席側の前のダッシュボードに付いているソフトパッドがとても違和感がある。違和感がありすぎてどうしても受け入れられずフィットHybridもヤメ。
残るはトヨタ。発売されたばかりのヤリスHybridを見に行った。こちらは外装がダメ。あのフロント周りのデザインがなんとも。これはまあ乗っちゃえば自分には見えないしなと思ったのだけど、乗ってみると今度は内装のあまりの安っぽさかげんにげっそり。シフトの棒というかアレがただの鉄の棒を切って付けただけで荒れた金属地のまま。せめて塗装するかクロームメッキなら。とは言えシフトノブやらメーター周りやらの樹脂があまりに安っぽい。
欧州のクルマだと一番安いグレードでももうちょっとマシです。例えばルノーTWINGOも安いクルマだけど、安いことをごまかさずメーターとか内装周りは樹脂だけど、それでもデザインでうまく見せてて、乗っててもこれはこれでいいじゃん、楽しいじゃんと思えるデザインになっている。お金を掛けなくてもここまでできるのに、なぜかヤリスは安いんだからしょうがないでしょって印象。これは酷いと思います…。気にしない人も多いけど私はダメでした。
試乗してみたけど第一印象が悪いせいもあり、乗り味もガタピシ感があってダメ。外装のデザインがダメでも乗っていれば見えないけど、内装は乗っている間中ずっと見ているところなので、これの印象がダメだともうどうしようもない。第一候補だったけど、ヤリスHybridもやめ。
プリウスはやはり外装のデザインが好きになれず、となると残りはC-HR。こちらはSUVライクだけど全高が1,550mm以内で駐車場もOK、コンパクトクラスからはちょっとお高くなるけど、ちょうど別の販売店に試乗車があるとのことで行ってみることに。
黒のHybridのGR仕様でした。外装のデザインはまあこんなものかなと。乗り込んでみるとちょっとSUVライクに視線もちょっと高い。そして内装の質感がコンパクトカーとは一線を画している。黒基調である程度デザインもまともで樹脂樹脂していない。そりゃ価格帯が違いますからね。第一印象は良い。運転してみてもコンパクトカーの一つ上なので静かだしパワーもある。乗り味もHybridで重くなっている分もありどっしりとして落ち着いていて悪くない。ヤリスHybridと違って路面が荒れててもガタピシしないし、ロールの出方も感覚的に悪くない。これで良いじゃんと思いました。
ただ価格が上がってしまうけど、と思って販売店に戻ってからセールス担当さんに調べて貰うと、C-HRは東北の工場の稼働率をあげるため戦略的に値引きを多めにしている(要するに売れなくなってる)とのこと。確かにC-HRが出たばかりはかなり売れてたけど、最近はめっきりだそうです。見積もりを取ってもらうと出たばかりのヤリスHybridと比較してもほとんど価格差が無い、とまではいかないけどかなり近い価格になる。
とのことで、無事にC-HRHybridに決定。契約した後に、実はもうすぐマイナーチェンジが入りますとのことで、納車されるのはマイナーチェンジ版の後期型となりました。
一番簡単な見分け方は、前期型はFウインカーが流れるタイプでRウインカーが一斉点滅型。後期型は逆でFウインカーが一斉点滅型でRウインカーが流れるタイプ。また、後のテールレンズが、前期型は「く」の字型。後期型は「ン」の点が無くなった型です。
色は渋いオキザイドブロンズメタリックという彩度の低いくすんだ緑のメタリック。ホントはボディはこの色でルーフがシルバーのツートーンが良かったのだけど、残念ながら後期型では廃色となりました。

Posted at 2021/11/03 16:34:14 | |
トラックバック(0) | クルマ