azeria(アゼリア)のブログ一覧

今年も残すところあと数週間ですね。本当にあっという間の1年です。歳をとればとるほど1年が早く感じるといいますが、まさにその通りですね。

私は現在九州在住ですが、実家は九州ではありません。お盆や正月は親にせめて元気な姿は見せておこうと思い帰省をするのですが、今でも一昨年の帰省時に起きたある出来事が忘れられません。

それは、ちょうど一昨年の年の瀬です。例年通り、実家へ帰省するために、高速道路を利用しました。最近は長距離を走るとすぐに疲れが出るので、妻と2〜3時間ごとに運転を交替するのですが、その日も私が先に運転し、ちょうど3時間近く運転したため、運転を妻と交替しました。そして私は子供たちといっしょに後部座席でウトウトしていたのです。

と、その時突然、「キャー何、何」っていう、妻の大声で目を開けると、前を走っていた紺色のリサイクル業者らしき中型トラックの荷台から、3つか4つのシルバーの一斗缶が転げ落ちてきたのです。それは一瞬の出来事でした。一瞬スローモーションのように、全てが静止したかと思うと、次の瞬間、車のフロントに軽いショックがありました。そうです、その一斗缶の1つがフロントを直撃したのです。それと同時にフロントガラスには油のような液体が飛び散りました。

「待て、コラァ〜！！」急いで、妻にトラックを追いかけさせ、後ろからパッシングとクラクションを鳴らしました。しかし、トラックはスピードを緩めるでもなく、そのまま何事もなかったかのように走っています。すぐに追い越し車線に出て、横付けし、更にクラクションを連呼しましたが、トラックのため、運転席が高く、一瞬運転手がチラッとこっちを見たことは分かりましたが、軽無視されました。とりあえず、「先のパーキングに入れ」と何とか伝えようとした矢先、突然トラックが減速し、視界から消えました。なんと途中のインターチェンジから降りていってしまったのです。もちろんUターンするわけにもいかず、次のサービスエリアに入り、車の被害を確認しました。

幸いナンバーが折れ曲がり、ナンバーフレームが折れた程度で、バンパーにはそれほど大きな損傷はありませんでした。すぐに警察を呼び、事情を説明したところ「相手のナンバーを覚えていますか？」と聞かれました。あ、そういやあ、怒り心頭して、ナンバーの末尾くらいしか記憶に残っていない・・。大失態です。人間、とっさの状況になると、冷静な判断ができないですね。一応、警察がナンバーの末尾や車体の色などから車を確認しますということになり、怒りが収まらないまま、大幅に予定が遅れて実家への帰省となりました。

その後、年が明け、警察から連絡がきたのですが、ナンバーの末尾と車体色だけでは似たような車が多く、全てを確認できないとの返事でした、おまけに高速道路上を探したけれど、一斗缶は見つからなかったというのです。
「何じゃそりゃー。じゃぁ、あの一斗缶はどこいったんや！！」再び怒りが込み上げましたが、年明け早々、警察にキレても仕方ないと自分を納得させました。

結論、

荷物を積んだトラックの後ろは走行しない方が無難です。

人間、とっさの状況になると冷静な判断ができません、ドライブレコーダーはやはり必要です。

PS.あの時、妻が運転していて本当に良かった。もし私の運転だったら、普段はタイプRに乗っていたので、とっさに急ハンドルを切っていたかもしれません。足回りのしっかりしたタイプRなら何とかなった？かもしれませんが、柔らかいファミリーカーではおそらく、横転までいかないまでもスピンしたり中央分離帯に接触したりして、大事故になり、命がなかったかもしれません。
あ〜今思い出してもゾッとする〜。

皆様も、これから慌ただしくなりますが、車の運転にはくれぐれもご注意下さいね！

最後までお読み頂き、ありがとうございました。