栃木県宇都宮市の「増高自動車」さんによる、初代アルシオーネVX 車検の記録パート③です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
番外編で海外から予備で部品入手することが出来ていたディストリビューターのキャップとロータも交換します。
ディストリビューターはイグニッションコイルで発生したスパーク電圧をそれぞれのシリンダーに分配する役目をするのですが、キャップ内部でもローターとセグメント間でスパークして摩耗するので定期的に交換が必要な消耗部品となります。
エンジンに取り付けたままで外せるはずなのですが、長年触れていなかったようなのでディストリビューター本体ごと外して交換します。
ディスクローターとはこのように近づきスパーク電圧を分配します。
ディストリビューター本体には、今ではお目にかかることの出来ない光学式クランク角センサーが搭載されています。
当時はコンピューター自体が今ほど賢くなかったため、センサー自体に高精度検出が求められていました。
今はコンピューターが賢くなったためセンサーは昔ほど細かく検出しなくても済むようになりました。
細かなスリットが開いていてそこ通った光を読み取りエンジンのクランク位置や気筒判別を行っていました。
実物を見るとその細かさに驚きます。
若い世代の整備士ではディストリビューターはもちろんのこと、このようなセンサー自体実物を見る機会は少ないでしょう。
(つづく)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2021/05/24 23:37:19