
昔と違い、最近は学校にせよ塾などにせよ、保護者に車で送り迎えしてもらうケースが、地方でも当たり前のことになっている。
うちの塾でも、自力で通っている子の方がたぶん少ないだろう。
それ自体は、良いこととも悪いこととも思わない。
自分が気になるのは、車からおりる際に、運転者の保護者に対し一言もなく、目も合わせることもせずに、つかつかと玄関に向かってくる子が多いことだ。
それが自分の担当の子だった場合、
「これからは、必ず一言礼を言ってから、おりて来なさい」
と、本当にするかはわからないが、とりあえず「わかりました」と返事するまで「説明」する。
だってそうじゃねぇか。
気難しい時期とはいえ、今から保護者に対してそんな態度でいるようでは。
結婚して、3か月程度の時間がたって、仕事で嫌なことでもあれば、もう当たり前の様にそういった態度を伴侶に対してもとるようになるだろう。
「あなたは、そういった夫婦の在り方で良いと思うのか?」
と真顔で「説明」する。
「ええ、いいんです」
と言い返してきた子はいない。
保護者は、なぜ言わないのか。
どうして、子供が目も合わせずに車をおりていくのを、そのままにしておくのか。
そういった在り方が、自分にとって当たり前のことに、とっくの昔になっているのか。
でもそれが一人の大人が選んだ道だ。
それに対し、どうしろと言うことはない。
まだ自分のこともわからない子供たちに対しては、自分は言う。

Posted at 2017/08/14 23:26:32 |
進学 | 日記