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2019年06月12日 イイね!

【 S I A 】アルシオーネVX車検に伴うメンテ記録 最終回 

【 S I A 】アルシオーネVX車検に伴うメンテ記録 最終回 












191、190専門店。




醒めない夢を提供するいすゞ系専門店


「ジェマニア」


千葉技研さんによる初代アルシオーネVX車検&メンテナンスの記録です。








冷却水系センサー類交換、始動不良のラスボスと予想されたイグニッションスイッチの交換、オルタネーター周辺プーリー交換。




これにて必要なメンテナンス、全て完了です。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





気合いの日帰り修理です
点検のために1日日帰り
そして当日です

最近気づきました
ご自宅から私の作業場までの往復を
何とも思わないで軽々出来る方々のお車は
どんどん調子よくなる感じ





イグニッションスイッチ不良で、
たまにエンジンかからない

また、アクセサリー電源がたまにしか入らない
(ETCとか何度もチカチカする)

材料は
廃止で買えない





はずしてみました
過去に延長したり、半田したり色々やられてます






【用意したもの】

スバルXTクーペ用
輸入イグニッションスイッチ
輸入ファン用水温スイッチ
多分純正詰め直し品

純正サーモスタット
ガスケット

トヨタ
セルシオ用テンショナー





電源を取ってるみたいなので
同じように加工





取り付ければ調子いい!

純正は…買えません





冷却水が微妙~にゆっくり減るそうで

圧力漏れチェック
ケージは動かない
どこも漏れてない

てことは、スバル伝統の
ヘッドガスケットが緩んできてるかな??

これは適宜補充の様子見でよいそうです

あとで試乗してみたら
少し液面上下動ある(やっぱりね)





で、こないだから悪いプーリー
プーリーのベアリングはめあいが減ってる

緩くてベアリング交換もできない

よく見たら直径が結構なギリギリ具合でベルト挟まりそうな(*´∀`)♪





外して真ん中のカラーを抜く





カラーを細くすればセルシオ用がつきそうだ




振れちゃうと問題ありなので

センターだし

しかしそんなに精密な箇所でもないので
0.05程度まで合わせれば特に問題はなし





1.5削って
太さで3ミリ追い込みました





当ててみる
オフセットの違いにより

ちょっとクリアランスが狭いのでワッシャ一枚で前に出しました





高さも二ミリ追い込む

これならナットが内側レースを固定できる





付きました

とても静かです

こうなってれば
悪くなったらセルシオプーリー買うだけ。
10マンキロは持つと思います






真似したい方いましたらどうぞ
しかし
カラーを作れないと交換はできません

これ、アメリカなんですね

トヨタ
レクサス
ジェニュインパーツだそうですよ





サーモスタット交換ご希望

純正を変えるだけ

なんか、なんか
単なるフツーな感じ





水温スイッチ交換
古いのは常時オンでファンが止まんない

これ、取り付け部がラジエター屋さんがつけた真鍮の雌ねじなので

純正のOリングがききません

無難に銅ワッシャーでシールも問題なし
XTクーペなので、配線も差すだけ






古い車を普通に乗る
これは特別な事なのでしょうか

そんなことはなくて、ちょっとの工夫で誰でも
できるふうになったらいいのにねと
思います

オプションで
古い車で、新しい車より速く走る
古い車なのに、新しい車よりカッコいい
なんてのもありますよ(*´∀`)♪





調子悪いなんて
ナンセンスですよね

そのうちパワステも…と
考えています

ありがとうございましたm(__)m




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






メンテナンス完了!





最近常に回っていたラジエーターファンの音も、プーリーの雑音も消え、とても静か。


アイドリング時の微妙に不安になるエンジンの揺れは、車検時のメンテの際に既に消えており、これでアイドリング自体をしみじみと楽しめるようになった。

信号待ちも楽しくなる。



信号待ち中のアイドリングは、エンジンが付いた乗り物に乗る重要な楽しみの1つだと思う。

それを止められるなんて、もったいない。



というか、アイドリングが楽しくない乗り物に乗ること自体、時間がもったいなく感じる。






60キロ未満で国道を流していてもストレスがたまらないことは、もともとこの車の美徳の1つだった。



さらに吸排気系を一新したことで、トルクが増し、というか新車状態もこういう感じだったのかもしれないが、全然アクセルを踏まずに、1200~1500回転前後、つまり50キロ前後の車速でも実に気持ちよく流せるようになった。





トルクの下端に高めのギヤを合わせ、グググググッとクランクが回る感覚を楽しむ。





すごく落ち着く、癒やされる。


車から降りたくなくなる。



街乗りメインでの燃費はリッター(レギュラー)9~8.9km。






急に動かなくなることがあったパワステは、止めたまま直さなかった。


重ステの方がやはり運転は楽しいし、なにより真剣に丁寧に操作するようになる。


初代アルシオーネのパワステ、電動油圧システム「サイブリッド」は、試乗した人が真っ先に褒めてくれる良い感じに重いパワステだったのだが、一度重ステを味わうと、やはり「演出」されたものを気づかずに楽しんでいたと感じるようになってしまった。



腕力的にも、正直自分は辛くない。

ヨットを操作しているような感覚だ。






なぜ世間はCVTのエンジンの回転上昇と車速のズレにはとても厳しいのに、

本来は軽いところが重くなり、重いところが軽くなる、現実とは反対の動きをするパワステは平気なのだろうか?


自分には分からない。





走っていると1990年代の250キロ超級スーパースポーツ系バイクのハンドルを思い出し、懐かしい気持ちになる。


ちょうど千葉さんから車を受け取ってから最初にすれ違ったバイクがGPZ1100だった。











今回のメンテで驚いたことの1つは、


高速でおもむろに速度警告音が鳴ったこと。




今まで死んでいた機能が、メンテで復活したらしい。



物理のベル音だった。


そんな機能は無いと思い込んでいたから、鳴った時すごく驚いた。









2つ目は、メンテ中のヘッドカバーを開けたときの写真。





なんとシンプルなヘッド周りだろう。


そして忘れてた。この車は2バルブだったのだ。

ヘッド周りは、とにかくシンプルなのが自分は良い。











自分の中で、最高の2輪のエンジンは



モトグッチのカルフォルニア系 OHV縦置きVツインエンジン。




モトグッチ以外でと言われたら、

カワサキGPz750f いわゆる4気筒「ザッパー系」エンジンになる。








車だと、サンバー2気筒OHC 「EK23」 KT1/2エンジン。







そしてこの水平対向6気筒OHC「ER27」アルシオーネVXのエンジンになる。






つまりみんな「2バルブ」なのだ。



自分が乗り物に何を求めているのか、よくわかる。







ゆっくり走ることを苦とさせず、


乗り手をせかさず、



そして高速では素晴らしい巡航性を見せる。(2気筒サンバーは違うが)




「スバルはレガシィから高速性能が上がった」


というのは、嘘だ。





あれは明治維新を正当化するために、江戸時代を暗黒時代ということにしようとするのと似ていると思う。



時代がもう少し進めば、レオーネの走りもより再評価されることが増えてくるだろう。













時間は掛かったが、メンテナンスが終わった・・・。




漏らさず。


止まらず。


アイドリングは安定、エアコンは冷え、暖房も効く、窓もしっかり閉まる。



オルタネータも早めに変えて正解だった。

電圧計が12Vの目盛を切ることは一切なくなり、安定して2mmくらい上を指すようになった。(ただこの電圧計は実際より低めに表示されているらしい)








セルが回らないことも、イグニッションスイッチの交換でついに無くなった。(今までも最終的には必ず掛かっていたけど)

掛からないことが無くなったどころか、セルモーターやバッテリーを変えた時よりも遙かにパワフルにセルが回るようになった。
















その他、またメンテ情報をかなり世に放つことが出来た。






東京で会社員をしていた頃、15年くらい前。



奥さんがスバルのディラーに勤めていたという上司とタクシーに乗っていて、


「SVX乗ってるんだって?」


と話題を振られた時、



「はい。でも本当は初代のVXに乗りたいんですよ」



と言ったら、上司は否定はしなかったけれど、



「そっかぁ・・・、でもそれは大変だと思うよ・・・」



と仰った。









自分も、とても出来る気がしなかった。


エアサスに限らず、当時は情報が本当に無かった。










新規参入者が1人でアルシオーネを維持するハードルを下げることは、当初から目標の1つだった。


今は、昔とはもう全然条件が違うと思う。


それがまた出来て良かった。















そしてこの初代アルシオーネvxのメンテナンスを通じて、


ジェミニを100万キロ走らせる

「ジェマニア」千葉技研



の名前もまた少し広まったと思う。








これが出来るのも、初代アルシオーネvxだからこそといえる。









千葉技研さんは今ですら重整備は半年以上待ちの状態なので、古い常連さんからは疎まれるかもしれんと思うが、気にしない。


自分だってあまり、1日だって待ちたくないが、ここを超えて拡大していってもらわないとと思っているから我慢する。














またこれはこちらの「願望」だし、他のユーザーの需要があってのことになるわけだが、


スバル系のお店には、旧車のメンテに関して、もっと腕を見せて欲しいと思う。






190.191系 いすゞ専門店の千葉技研さん(30歳代)が、初代アルシオーネvxのメンテを完了させちゃったよ。












今回のメンテ、その情報発信を通じての最後の、本当の目的はここになる。













あぁ、仕事したした。







どこまでも走れる状態の初代アルシオーネVXで、のんびりドライブするとしよう。





Posted at 2019/06/13 01:00:49 | トラックバック(0) | SUBARU XT-6 | 日記

プロフィール

「スバル34年・20万キロ 初代アルシオーネVX車検の記録・・・30万キロへ  http://cvw.jp/b/2430311/45195879/
何シテル?   06/14 22:53
強力マグネットを使用し、バランスのとれた高性能タイプのモーター。 SNSでのつながりは持てないので生徒、および元生徒は出禁だ。 ...
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