
S660を購入して約一年。低い車高でスポーティなフォルム・しっかりとした足廻りとオープンなボディが非現実的感のある感じで日々の生活を引き立ててくれます。
また、S07Aのロングストロークターボエンジンのおかげで下からある程度走りますし、トルクも結構あってオープンドライブするにはとても面白い車です。
しかしながら、スポーツカーとして見ると195サイズのリアタイヤに抵抗の大きいネオバタイヤで出だしが重い。ロングストロークエンジン故なのか軽の自主規制馬力のせいなのか5000rpm以上の高回転になるとパワー不足が目立ちます。
オープンでのんびり走るには全然問題ないスペックです。
が、スポーツ走行車として楽しむにはパワー不足が気になってきました。
この問題を
コスパよく解決するには「スポーツECU導入」です。
通常のECUをカスタマイズ版に置き換えることで、自動車本来の性能を引き出してくれます。
元々粗悪なマシン環境にも対応した純正ECUは余裕マージンをかなり持っています。これをカスタマイズしてマシンの性能ギリギリまで引き上げるので、燃料やプラグやオイル類のメンテナンスはしっかりやらなければなりませんぞ。
よし、スポーツECUを導入しちゃうで!
1.S660のスポーツECUはいろいろあるよ
人気スポーツモデルの軽自動車S660ということで色々なスポーツECUが存在します。
BLITZや
HKSのフラッシュエディターやSさんによる
SAB浜松の現車合わせ、そして
BR-ROMが有名どころです。
最近のトレンドはHKSのフラッシュエディターがS660界では人気です。
自分でROM焼きできるのと、チューニングメーカーが作られた様々なカスタムROM(44Gとか)を入れたりと自由度があるのが人気のある理由だと思います。
あとはスポーツECUよりも安い手としてサブコンが存在します。
有名どころでは
PIVOTのPowerDriveですね。
診断値を誤魔化すことで本来よりも高い性能を出すものであり筆者も装着していました。
効果はあるもの、一部回転域だけ・効果は微弱とこんなもんかぁというのが正直なところでした。
2.今回はBeeRさんのBR-ROMを選んだぞ
当初は人気のHKSのフラッシュエディターを導入しようと思いましたが、半導体不足の影響で在庫がなく市場価格も暴騰しています。
なので、ちょっと購入するのは今ではないということで候補から外しました。
じゃあどこにしようと悩んでいると、
以前、
BeeRさんにてステップワゴンにBR-ROMを導入しました。
レスポンスが上がり、運転が楽になり燃費も良くなった覚えがあります。
前回施工の信頼もあるということで今回はBeeRさんのBR-ROMを選びました。
そして前回はレギュラーガソリン版にした後に、ハイオク版の車両を試乗して上のパワー差に大きく後悔した覚えがあり、
最初からハイオクのストリート仕様を導入します。
・
S660のコンピューターチューニング開発事例 fromBeeR公式ページ
話は脱線しますが、S660版の開発記事が公式ページにあり、まさに問題点は私が思っているというかS660ユーザーが感じていることが書いてあります。
S660発売初期から開発を始められていたのと、今井社長が気に入られてS660を購入してしまい(笑)サージタンクまで開発したというのは興味をそそる内容です。
3.近くで施工できる出張施工案件を狙いBR-ROMを導入した
本社の町田まで行けば良いのですが、往復の時間と距離がネックとなり導入をためらっていました。(ヨジカンモカカルヨー)
今回偶然にもご縁があり東海方面にてBeeRさんの出張案件があり、そのタイミングを狙いました。
施工前に燃料をハイオクにし、S660ECUチューンでは定番処置であるプラグも念のために9番プラグに変更しました。
よし、これで準備万全で向かいました!!
5年ぶりに今井社長とご対面です。気さくな感じがいいです。
あとで地元のBeeR(ビール)を渡しましたw

ボディを確認しながらBR-ROM(スポーツECU)に書き換えを行います。
と、あっという間に施工完了です。
遠方の方のためにECUを送付して郵送対応するサービスも行なっています。
物理的に移動が大変な方は郵送使うのをオススメします。
4.ニヤニヤする走りじゃん。不満点が全て解消されたぞ
さて試乗してみます。
おぉ、出だしから違います。
ちょっと踏むだけで、しっかり走るようになりました。
今まであった出だしが重くかったるい感じがありません。
アクセル軽く踏むだけで走れますので長距離旅行も楽になります。
また、
5000rpm以上の高回転域もしっかり回りパワー不足感は感じません。
まさにS660ユーザーの不満が解消された
BR-ROMの「ニヤニヤする走り」の完成です。
ブーストはピーク時で0.9-1.0前後あたりを示しておりました。
スポーツECUを導入することでここまで走りが変化する楽しみは面白いです。
BR-ROMを入れてS660の真のパワーを体感されるのをオススメします。
ここから軽量鍛造ホイールにしたり、タービンのハイフロー化をしたらどうなってしまうのか?更に加速やパワーがつき面白い車になってしまうのか?
いけない誘惑に入り込んでしまいそうです。
5.さいごにBR-ROMの施工詳細は以下のとおりです。
S660以外にもNシリーズの施工にも対応しています。
価格はハイオクのストリート仕様で14万円ですが、レビューや感想を書くとキャンペーン価格の6.7万円で施工可能です。
レギュラーのレスポンス仕様であれば4.7万円ともう少し安価です。
この性能の変化具合で、この価格なら安いと言えます。
個人的には、ストリートとレスポンス仕様の違いとして、出だしの悪さの解消はどちらでも解決できると思う。違いは高回転域の回り具合とパワーの増強さが違うのではないかなと。せっかくのチューニングならハイオク仕様にするほうが後悔なく楽しめると思います。
エスロクは軽で燃費良いですし、ハイオクの値段が上がっても微々たるものですw
また遠方でどうしても足を運ぶことができない方は、郵送でECUを送ることで書き込みしていただけますので、郵送対応で楽しんじゃいましょう。
S660にBeeR ROMを施工してニヤニヤする走りを体感しちゃいましょう!
Posted at 2022/05/06 11:06:29 | |
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